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blog the seventeen(いまの気持ちを17文字で)

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2026年06月08日
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カテゴリ:本にまあ
「女子中学生の小さな大発見」(清邦彦編著、新潮社)を読みました。

もう、面白すぎます。表紙にいくつか出ている中学生の「実験」が本書のすべて。こんなのが何百個と並んだ本です。

静岡県で女子中学校の理科の先生をしている清(せい)先生は授業の宿題として生徒にいろいろな理科の実験や観察をやらせ、それを「リカちゃん新聞」に発表させました。本書は古本屋で目について買ったものなので掲載された子どもたちの各種実験は20年以上前のものですが、現代の子どもたちもきっと同じことをしそうで、内容は全然古くありません。

本書には子どもたちの「作品」がずらりと並び、清先生のコメントはありません。子どもたちの作品のみでできた本。

子どもは誰でも日常に疑問を抱き、それを自ら解決しようとする面白い発想を持っていますが、それをいかにうまく引き出すかが清先生のすごいところ。解説で清水義範さんが書いていますが、清先生は子どもたちのやった実験に一切コメントも説明もつけていません。淡々と子どもたちのやったことをレポートしているだけです。評価も説明もされないからこそ、子どもたちも「われもわれも」と一見くだらない実験をやりたくなるのです。

しかもクラスの新聞という発表の場が与えられているので、子どもたちはさらに張り切ります。

最近は米村でんじろうさんや五十嵐美樹さんのようなサイエンス・エンターテインメントが人気を博していますが、これらは子どもたちが観客としてショーを楽しむ形式。それに対して清先生がやっているのは子どもたちの中に自主的に理科マインドを生み出すやり方です。もちろん理科の授業の中で清先生は説明もするのでしょうが、「リカちゃん新聞」では一切コメントせずに子どもの疑問と自分で考えた解決策をそのまま掲載しています。いいとも悪いとも、間違っているとも言わず、すべて素晴らしい作品として同じ扱いをしています。

「予想通りにならなかったのは、失敗でなく成功です」(まえがき)。なんと寛容性や包容力のある言葉でしょう。





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最終更新日  2026年06月08日 10時57分41秒
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