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2026年07月13日
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カテゴリ:本にまあ
「精神科医おどおど日記」(駒木爽著、三五館シンシャ)を読みました。
三五館シンシャから出ている日記シリーズの一冊。このシリーズにいつも言えることですが、実際の内容は表紙の絵のようにおどろおどろしいものではなく、またタイトルとは違って筆者の駒木さんが「おどおど」しながら診察にあたっているのでもない、至極真っ当な精神科医の「日記」です。

以前読んだ​「精神科は今日も、やりたい放題」​は精神科医療を正面から徹底的に批判していました。

そこには精神科医療は非科学的で「薬物による依存や禁断症状、不可逆的な脳損傷はもはや犯罪と言っても過言ではない」とまで書かれていました。その主張もそれなりに説得力はあったのですが、身近に精神科で治療を受けている人を見ていた私は「まともな精神科医療もあるのではないか」と疑問に思っていました。

本書を見て、多くの患者が治癒している症例をみるにつけちゃんとした部分も多いんだろうと安心しました。

知人のなかには、なかなか治らないでドクター・ショッピングを繰り返している人もいます。本書に出てくるような、治療半ばにして自ら人生を閉じることを選択した人もいます。しかしすべてが「やりたい放題」の治療ばかりではないと思っていたのでほっとしました。自分や家族が安心して精神科にかかれる、との気持ちになれるのは正直に病院の内情を伝え、自分の短所や失敗も隠さず書いた筆者の筆力に負っています。

日記シリーズの中でも秀でた、精神科医療の現在を楽しく(と言ったら語弊がある?)興味深く読める一冊だと思いました。





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最終更新日  2026年07月13日 11時37分11秒
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