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カテゴリ:本にまあ
「定年バカ」(勢古浩爾著、SB新書)を読みました。
![]() しかし今回の本の趣旨には全面的に賛成です。けなし文学、というかそういうスタイルも悪くないかも知れません。 「別にスタイルとしてバカ、バカと言っているのではない」と言われそうですが、彼がバカを連呼するのには共感できます。彼が取り上げる定年者向け指南書に出てくる例は「現役のときの横柄さが抜けなくて周りから総スカンを食っている人」とか「どこでも偉そうにできないので妻に当たり散らすしかない」などの大バカ者ばかりが登場します。 著者は「指南書」にある、生きがいを見つけろとか地域デビューしろとかにことごとく反論します。 著者は「指南書」のアドバイスなるものは想像だけでひねり出した一般論に終始していると言います。上に書いたようにそこに登場する人物も極端な人ばかり。実際はそんな人ばかりではないのに読者を煽るために登場させている、と言います。そんな指南書に踊らされて、趣味を身につけなければならないとか、人づきあいをしなければならないとか、仕事を続けねばならないとか、考えなくてもいいと言います。 では定年後の人生はどうすればいいのか。 著者が言うのは「好きにすればいい」し「好きにしかできない」ということです。新しい趣味を作るとか学校に通って資格を取るとかボランティアをするとか、人はいろいろ言うけれど「やりたい人はやればいい」そうでなければ、「別に家でゴロゴロしてテレビを見ている」のもその人の生き方だ、焦って指南書通りにする必要はない、ということです。 リタイヤ組の一人の私は人に「何してるの?」と聞かれても「何もしてない」としか答えられないことがよくあります。 自分の中では何もしなくてよくなったことをエンジョイしているのですが、なかなか分かってもらえなくて「何かしないとボケる」とか言われます。私自身、リタイヤした当初は何か新しい趣味を持った方がいいのかなと思ったこともありましたが、スポーツを見たり野菜や果物を育てたり、泳いだり、これまでやってきた好きなことを続ければそれでいいと今は思います。 人にどう説明すればいいのか難しいと勝手に思っていましたが本書を読んで「何もしてない」でいいのだと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026年08月02日 12時54分40秒
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