|
カテゴリ:教育・仕事関係
唖然とするニュースである。タイトルだけですでに衝撃的だ。
◆担任が中3生へのいじめ記したメモをシュレッダーで廃棄 岐阜市教委会見◆ 岐阜市内の公立中学校3年生が7月3日に飛び降り自殺をした。 死亡した生徒に対して他の生徒がひどい態度をとったり、 給食の際、苦手な食べ物を入れて、 好きな食べ物をとっていくなどの行為をしていたらしい。 トイレで土下座させられたこともあったようだ。 その内容をメモに書いて、同級生の女子が担任に渡していた。 それに対し、「完璧にイジメです。指導します。任せてください。」と 担任が返答していたという。 担任はそのメモをもとに死亡した男子生徒や関係する生徒に指導を行ったが、 その後、「指導が終わったと思い」、 メモをシュレッダーにかけた可能性が高いと教育委員会は説明している。 さらに、「担任には隠ぺいの意図はなかったが、訴えの重みを軽くとらえていた。 (メモの情報が)共有されていれば、防げた可能性が高いと思っている」と 教育委員会は語っている。 中学校の先生がいくら忙しいといっても、 イジメの疑いがあればそれを徹底的に調べ、 起こっているとすれば何としても止めさせなければならない。 そしてそれは、何よりも先にしなければならないことだ。 部活動の指導やテストの作成・採点、さらには授業自体よりも遥かに重要なことである。 「人の命を守る」のがその組織に関係する人間にとって最も大切なのは当然のことだ。 そもそも、イジメがあるかどうかはクラスの雰囲気でおおよそはわかる。 それを直感的に認識できない教員はおそらくいない。 「うちのクラスの生徒に限ってイジメなんかするはずない」と 本気で思っている教員がいるとすれば、とんでもない脳天気野郎である(笑)。 あくまでも私の想像だが、 この教員も女子生徒にメモをもらう前からイジメを認識していたと思う。 だが、イジメを完全に無くすのにはかなり時間がかかる。 一時的に無くなったと思っても、また復活する可能性もある。 だから完璧に対応するのは面倒なので、亡くなった生徒とイジメた生徒双方を指導し、 「終わった」ことにしたのだろう。 そしてその結果、一つの命が消えた。 イジメを無くすのは本当に難しい。 大人達が、教員達が、本気で対応しなければ減らすことはできない。 当たり前のことだが、被害者側の親は自分の子が何をされているのか、 加害者側の親は自分の子が何をしているのか、 そして教員はその両方を、徹底的に調べなければならない。 特に加害者側の親は、絶対に自分の子供を守ろうとしてはいけない。 教員も、悪質な場合はイジメた生徒を厳しく糾弾しなければならない。 イジメがどれだけ悪いことなのかを生徒に解らせなければならないのである。 とにかく、関係するすべての大人達が現実から逃げないこと。 それを守らない限り、イジメは無くなるどころか減ることすらないと私は思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年07月06日 11時05分45秒
コメント(0) | コメントを書く
[教育・仕事関係] カテゴリの最新記事
|