映画「君が生きた証」を観て
昨日、予備知識なしでTVで観た映画が素晴らしく良かった!「君が生きた証」俳優であり、上手い脇役として有名なウィリアム・H・メイシーの初監督作品。銃の乱射事件で息子を亡くした父親を描いたものだがじっくりじんわりと心に届いてくる映画だ。終盤近くでアッと驚く仕掛けがありそれまで映画を観ていて主人公の心のひだに入り込んでいたこちらの感情が180度転換して別の感情に向き合わなくてはいけなくなってしまう。今まで共感していたこっちの思いは何だったんだろうってね。このあたり非常に上手い演出だと感心させられた。一言で言うなら、この映画は重い!でもいくつか出てくる音楽がどれもスゴク良いのでその重さがイヤにならない。音楽の歌詞の一節一節がストーリーとリンクしていて涙が出るほどにこちらの心にズシンと伝わってくる。なお、良い演技を見せてくれているアントン・イェルチンは今年、事故で27歳の若さで亡くなっている。これからが期待される俳優のひとりだったので本当に残念だ。 ↓クリック♪