2007/12/17(月)21:42
2008箱根駅伝展望-1 順天堂大学編
【前回1位・順天堂大学】出雲5位 全日本11位
<4年> 6人
井野 洋 鈴木健太郎 松岡佑起 矢島冬吾 米谷光正 渡辺啓
<3年> 3人
小野裕幸 武田 毅 山崎敦史
<2年> 5人
木水 良 志賀洸介 関戸雅輝 村上 真 山田翔太
<1年> 2人
新井 岳 岡部寛之
前回歓喜の優勝を飾った順大だが、今回の下馬評は今一つである。理由ははっきりしている。前回の優勝メンバーのうち7人が抜けたからである。しかも区間賞を取った4人がそっくり抜けた。あまりにも大きい戦力ダウンである。
そのため、昨年度とは比べものにならないほど層が薄くなっている。更に悪いことに準エースというべき小野の調子が上がらない、期待の関戸の調子が戻らないなど不安要素が多い。非常に心配な状態である。
エースの松岡が絶好調であるとか、3年の山崎が準エースに成長したなどの明るい話題もあるが、全体としては「危機状態」であるといえる。連覇は限りなく難しく、まさかのシード落ちがあるかもしれない。
順大ファンの方には申し訳ないが、今回の箱根は、前回とは逆の意味でハラハラすることになるだろう。
このような状況なので、どんな区間配置となるか注目だ。本来ならば、復路の順大というように、往路、復路バランスよく配置するのがいいのだろうが、今回は、そんな余裕はないとみる。往路から主力をつぎ込んでくるのではないか?
(往路)山田-松岡-山崎-関戸-小野
このメンバーで臨めば、往路は5位以内でいけるだろう。復路は、粘りに粘って最低でもシードを取るという作戦だ。できれば山崎は復路に残したいが、往路で出遅れると取り返しがつかないことになる可能性が強い。
もし、5区に適性のある選手(例えば木水)が使えるのなら、復路に小野か山崎を回すことが出来る。そうなると、かなり余裕が出来るだろう。
(復路)渡辺-井野-新井-鈴木-岡部
う~んわからない。前回のメンバーは、ほぼ読めたが、今回は、まったく読めない。やはり9区に山崎を残すしかないかとも思うが、松岡が好調なだけに、3区で流れを止めたくないので復路は手薄でも往路優勝を念頭にがんばるほうが良い結果に結びつきそうである。
もし山に隠し玉があれば状況は一変する。持ちタイムが悪く、出雲も全日本も出場していない選手が何人かいるので、サプライズがあるかもしれない。
終わったときに、失礼いたしましたというコメントが言えるような成績を残してほしいと思う。