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ポセイドンの目覚め

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2008.02.10
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箱根駅伝の名門校中央大学の田幸寛史駅伝監督が3月限りで退任することが分かった。後任にはホンダ元監督の浦田春生氏が就任する。

亜細亜大学の岡田監督に次ぎ、田幸監督も退任となった。岡田氏の場合は、勇退というべき退任だったが、田幸さんは、まだ30代だし、実質上の解任と言っていいだろう。

個人的には、大変ショックである。田幸さんについては賛否両論があるのは知っていたが、私は好きな監督だった。田幸さんがコーチとして赴任したのが、2002年。その後、監督に昇格して、手腕を振るった。

自由な雰囲気を大切にしつつも、高橋、池永、奥田といったような高校時代に実績が乏しい選手をエースに育てた。今年のニューイヤー駅伝でも、この3人は輝かしい成績を収めている。

現役でも、徳地や平川など、同じ雰囲気を持つ選手を育てている。

田幸さんの方法だと、箱根駅伝での優勝は難しいと思うが、実業団に入っても伸びる。それだけ余裕を残した指導といえるが、個人的には好きだ。

箱根だけがんばればいいというチームが増える中、歴代最多優勝校の中大だけは、箱根至上主義に陥ってほしくない。田幸さんは、本人がそうだったように文武両道の選手を育てるのがうまく、この路線を継続してほしかった。

残念な結果となったが、後任の浦田監督に期待したい。浦田氏は、12月からコーチとして入っているので混乱はないと思うが、名ランナーなだけに、どのような指導をするのか楽しみである。

とにかく、田幸監督、ごくろうさまでした。すばらしいチーム作りをありがとう。





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最終更新日  2008.02.11 02:12:30
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