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カンニング事件が世間をにぎわしているが、本質から外れた報道が多い。
今回は、Webサイトを使った初めての事件なので、その部分に集中してしまうのは、仕方がないが、よく考えてみれば、古今東西行われてきたカンニングの新しい手口にすぎない。 A級戦犯は、大学側にある。何のために試験監督がいるのか? 私も、かつては、模擬テストを統括する立場だったので、いろいろな事件に出合っている。一番困るのは、監督者が起こす不正なのだ。 具体的に言えば、監督者が答えを教えることである。 これをやられたら、ひとたまりもない。全員100点ということも可能である。実際に、ある校舎の先生が、生徒に自信をつけさせたいという動機で、答えを教えてしまい、ほぼ全員が100点という事件があった。 小テストではない。順位も偏差値も出るテストである。もちろん、成績優秀者名簿も発行され、全校舎に配布されるテストである。 成績優秀者名簿の上位に、その校舎の生徒がズラリと並んでしまった。 誰の目にも不正は明らかになった。 もちろん、このような極端なことは、大学入試では起きるはずはない。しかし、監督者が、故意、過失にかかわらず不正を見逃すことは、その延長線上にあることは確かだ。 カンニングは、方法こそ違っていても、常に起こるものである。多分、今日も起こっているだろう。そのために監督者がいるのではないか。 それを被害者面して刑事事件にするとは、大学も恥を知れ!といいたい。 世の中には、カンニングをして、うまく泳いでいる者も、たくさんいる。 私は、そういう人間は、そこまでの人間と考え、それ以上追及する気持ちにならない。カンニングする人間には、そこまでの人間でいいと思うのなら、どうぞおやりなさいと言いたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.03.04 09:46:40
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