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カテゴリ:AV(オーディオ・ヴィジュアル)
SONYさんがやってくれました。
ちょっと気になるヘッドホンの登場です。 その名も「オープンイヤーステレオヘッドセット STH40D」です。 本日は会社が定時に終われたので帰りにヤマダ電機で行って視聴したところ、とても気に入ってしまい、そのまま買ってきてしまいました。 色は「グリーン」にしてみました。シリコン仕上げで地味目な色です。 まず、スペックを簡単に紹介すると 13.6mmネオジウムマグネットドライバーを採用して、再生周波数大域は 20-20,000Hz を確保していますので、中級クラスのインナーイヤースピーカーのスペックとして不足は無いと思います。 特徴としては、 第一に、SONY独自の音導管設計により、インナーイヤー型としては大型のドライバーユニットを採用しており、イヤーパッド(この機種ではリングサポーターと呼ぶ)に大きな穴が開いている事で、装着していても外部の環境音を普通に聴く事が出来ます。ボリュームしだいですが、自分の声も相手の声も、全く問題なく聞こえます。歩きながら、電車に乗りながら、今時のながら視聴には素晴らしいと思います。 音の聞こえ方は骨伝導とは異なり、スタックスのイヤースピーカーに近いです。要するにヘッドホンを手で耳から離した様な、耳元で小さなスピーカーを鳴らしているような、そんな感じです。イメージが伝わるでしょうか。普通の方には、スタックスのイヤースピーカーなんて特殊ですし、骨伝導とも異なる未体験ゾーンかもしれません。 第二に、その形状です。耳たぶを挟むように下からつけるその方式は、眼鏡やサングラス等のアイウェアと抜群に相性が良いです。長時間使用すると耳たぶの裏側が多少ムズムズしますが慣れれば大丈夫かな。耳自体には負荷がかかっていないので痛くなったりはしないと思います。 音質については、スタックスのイヤースピーカーと同様で、ボリューム位置によってかなり変化します。要するに普通にステレオを視聴している感覚に近いのです。ボリュームを上げると音導管方式の為なのか、中々に艶っぽい中高音を聞かせてくれます。音量を上げていってもバスドラムは寂しいですが、ベースは中々良い感じで鳴ります。その代わり外部の音については、耳元で大きな音が鳴る訳ですから、その分、聞こえにくくなります。骨伝導では無いので、まあ、当然ですね。 それにしても、スタックスのイヤースピーカーなんて、久しく忘れていました。ヘッドホンと呼ぶには語弊があるほど、盛大に音漏れする、正に「イヤースピーカー」でしたが、綺麗とか流麗と言う言葉が似合う、コンデンサー型スピーカーに通じるクラシック向きの素晴らしく良い音楽を聞かせてくれました。 ああ、また話が横道に。。。 話を STH40D に戻します。 ボリュームを絞っていくと低音域と高温域がどんどん弱くなって、BGM向きのサッパリとした音質になっていきます。更にボリュームを絞ると低音域はほとんど無くなります。この感覚は普通にステレオを視聴している感覚に近いです。ですが、耳が馴染んでくると、音量を絞っても、それなりに音楽を視聴できるレベルを確保していると感じました。店頭で視聴する場合は、少し長めの視聴をお勧めします。耳が馴染んでくると音質が良くなったように感じると思いますので。 傾向としては、ヴォーカルとの相性はかなり良いと感じます。ピアノやアコースティックギター、ウクレレなんかも良い感じ。流石にクラシックは厳しいでしょう。小編成のアコースティックな演奏(ジャズなど)が良いと思います。ヴォリュームしだいでは在りますが、音楽を聴くレベルを充分に確保しています。お値段は税込みで\5,000-前後ですから、お勧めできます。 また、スマートフォン用に設定された商品なのでマイクも付いていて通話可能ですし iPhone では Siri をコードに付いているリモコンのボタンで呼び出せます。残念ながらアンドロイド端末で有効なボリュームコントロールは iPhone では使用できません。まぁ Xperia のソニーですから仕方ないです。 上位機種のワイヤレスオープンイヤーステレオヘッドセット Xperia Ear Duo にいたっては、名が示すとおり、アンドロイド端末どころか、ほとんど SONY Xperia 専用端末です。限定の「アスナ仕様」が気になっていたのですが Apple Wach が使えない Xperia に機種変するつもりは無いので、諦めました。 逆説的に言えば Xperia を使用しているデジタルガジェット好きには Xperia Ear Duo がお勧めできます。正直、ちょっと羨ましいです。 なので STH40D の上位機種としてのワイヤレスモデルが欲しいですね。まぁ、有線には有線なりの便利さも有りますが、気軽なワイヤレスモデルも欲しいです。 オマケと言ってはアレですが、音楽の視聴時も自分の声が普通に素通しで聞こえますから、好きなアーチストとデュエットしたり、カラオケの練習とかにも良いかもしれません。今も視聴していますが、いずれにしろ、ながら聞きはとても快適で素晴らしいヘッドセットです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.04.04 09:51:30
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