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今、一番のお気に入り自転車はオリバイクですが、今回はオリバイクの弱点について書いてみます。
オリバイクの弱点、それはパーツアッセンブルや各種ワイヤーの取り廻し等、完成度の低さです。 その発想とフレームの造りはとても良いのですが、パーツアッセンブルとワイヤーの取り廻しで、 大きく性能をスポイルされています。 第一にフロントブレーキ。 16インチシリーズはプロマックスのブレーキキャリパーが装備されていますが、ブレーキ性能自体が脆弱でブレーキキャリパー交換は必ず行うべきです。選択肢としてはシマノのロングアーチブレーキキャリパー BR-R451 となりますが、ワイヤーの取り回しを考慮するとブロンプトン用のような逆引きタイプが良いかもしれません。20インチシリーズはキャリパーの構造が異なるのでブレーキシューの交換だけで大丈夫です。16インチシリーズも20インチシリーズと同じブレーキキャリパーを使用したほうがワイヤーの取り回しは良好になりますがブレーキの効き自体は BR-R451 の方が良さそうです。 リアはミニVブレーキなのでVブレーキに交換してしまうとブレーキフィールが変わってしまいますので注意が必要です。そのままでも特に問題は無いので、交換するとしてもブレーキシューの交換だけにしておくのが無難でしょう。ワイヤーの取り廻しが特殊なのでメンテナンスと走行前のチェックはこまめに行うべきです。 第二にリア変速システム。 我が家にやって来た C8 FLAG はリアメカが一世代前のSORA(RD-3500) でした。9速のロードモデルです。ですがカセットスプロケットは8速でシフターも8速です。これでスムーズにシフトすると考える方がおかしいですよね。 私はリアメカのSORAに合わせて9速とし、シフターを現行SORA(SL-R3000R)とする事でスムーズなシフトを実現しましたと言いたかったのですが、アウターの取り廻しも変更しています。標準状態のアウターの取り廻しではインナーワイヤーの長さが足りないので、ロングタイプのインナーワイヤーが必要となるのです。という事でフォールディング時に無理な負荷が掛からない範囲でスムーズなシフトを実現するラインに変更しています。 このフロントブレーキの効きの悪さと、リア変速システムのフィーリングの悪さでオリバイクシリーズはは大いに損をしていると思います。 オリバイクを手に入れる場合、上記2点を自分で改善できるスキルを持っているか、信頼できるスキルを持ったショップで改善してもらう事で、ブロンプトンやBD-1(Birdy)に勝るとも劣らない素晴らしいフォールディングバイクになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.11.02 16:27:59
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