2008/07/23(水)05:48
本質を見抜く感性
今年は、例年にも増し猛暑が続いていていますが、いかがお過ごしですか?
私は、最近始めたギターの練習と生徒のレッスンに明け暮れています。
生涯学習講座も8月から夏休みに入りますが、個人レッス等は毎日休みなくしています。
技術の取得で大切な事は、習う側が物事の本質を見極めている事がとても大切です。
音楽では、素朴に上手くなりたいと思うのは当然だと思いますが、何を学ぶたいかはその人の感性に掛かっています。
技術の確かな取得には、基本を学ぶ事が要求されますが、地に足が着いた基本を学べない人はいくら年月を掛けても基本は身につきません。
例えば、楽器の演奏で歌の伴奏をする時に、いくら手数を沢山弾いても、歌の人がどこからから歌を歌っていいか分からない伴奏は、リズムの基本が出来ていないと言われます。
音楽をする時に、聞いている人にリズムを感じさせる事が出来ていますか?
音楽の基本とは、こう言う単純な事が当たり前に出来てこその世界です。
しかし、ここの所をおろそかにしている人が多いのにはびっくりします。
技術の練習は、間違った認識でしても確かな基本は身につきません。
長年、音楽を学んだから確かな基本が出来るとは限りません。
音楽にとって、リズムの基本とは何かを真剣に考える感性がなければ本質を極める事は難しいと思います。