山元洋介のリズムワークショップ

[練習] カテゴリの記事

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• 上手くなる方法はある

  自分の今ある技術を高める練習方法あります。それには、確かな指導者に己の技術力を分析してもらう事が必要です。根本的に何が出来ていないかを分析してもらって、結果が分かればどのようにしたら弱点がよくなる方法論を指導者者からアドバイスしてもらう事から始めます。指導者の役目は、個々に合った練習方法を考える事が必要です。私の経験ですが、技術を習いに行ってたら上手くなるわけでもありません。その人のやる気も大切ですが、教えている人が根本的なことが分かっている人でなければなりません。その指導者を見極めるのは、習う側の役目です。人を見極めるのは初心者には難しい事ですが、ありきたりの言葉ですが指導者の技術力に圧倒的な魅力を感じることが必要です。音楽では、リズムの基本が分かっている人に習うのがベストだと思います。手拍子などが上手く叩けない人に習っていても、リズムが上手くなる事はないでしょう。

  Jun 7, 2009

• メトロノーム活用法

  リズム練習で厄介なのが、メトロノームでリズムを合わす練習をしていてもクリックの音に合っているか合っていないかを誰が判断するかが問題です。本人は合っているつもりでも合っていないケースが多々あります。クリックのジャスト感に合わすと言う作業は、非常にリズム練習では究極的に難しい事です。音のジャスト感を極めるこそが、アンサンブルに於けるリズムの合体につながっていきます。ジャスト感が出来ない人同士がアンサンブルをしても、音楽のリズムは到底合わないと思います。そして、この音のジャスト感を気にして演奏している人もまだまだ少ないです。音楽では、ある程度の音符の譜面をミスする事無く演奏しても一流と二流とではリズムの感じ方が全く違う事に気付くべきです。一拍の長さの感じ方で音楽は決まると言っても過言ではないと思います。リズムと真剣に取り組んで勉強しましょう！

  Mar 27, 2009

• 才能は努力の積み重ね

  明けましておめでとうございます。亡き師匠から教えられたリズム練習方法を書き綴っています。私自身やり始めの頃は、どちらかと言うと不器用者でした。負けん気だけは凄く強く、やり始めたらとことんするタイプです。何事にも努力に勝るものはないです。物事の道理は、一朝一夕にして出来るわけではありません。器用な人は、コツコツする努力を嫌がる傾向が多いです。出来ない時は、努力が足りないだけです。音楽も音楽だけやっていれば出来るわけでもありません。自然現象に対しての素直な感動やあらゆる芸術に対して接する機会も自ら作り出し自分の感性を磨く事も大切だと思います。

  Jan 6, 2009

• 最後まで諦めない

  レッスンしていて思うことは、途中で投げ出す人は何をやっても中途半端に終わると思います。師匠の所にも数え切れないぐらいの弟子が来ましたが、途中でやめる人も多くいました。短期間に結果を求めてくる人もいますが、確かな技術の習得はそんなに甘くはないです。基本を学ぶと言う事は、どれだけのエネルギーと時間がいるかを考える事が必要です。長年経って基本が出来ていないと指摘されても、またスタートラインに戻るには遅すぎます。音楽に於けるリズムの基本は必ずマスターしなければ成らないと思います。音楽をしている人が、手拍子のリズムが上手く叩けないでは音楽以前の話でしょう。しかし、手拍子が現実に上手く叩けない人がリズムであまり悩んでいないのもありえます。私は、音楽ではリズムを身体で感じて手拍子＆足を踏む行為で聞いている人に躍動したリズム感を与える事が一番大切だと感じています。このリズムの基本が出来ていない人が、いくら難しい曲を演奏したところで多くの人に感動を与える事は不可能だと思います。

  Dec 29, 2008

• 迷わない心

  音楽の練習で一番目指すものは、基本をしっかり身につけることです。技術の習得には順序があります。いきなり理想的なことを望んではいけません。スポーツでは、まず体力づくりから入るように音楽もリズムの習得が最優先します。音楽では、リズムを意識しない練習は何の意味もありません。音楽の最終的な理想の形が、その人のリズムの躍動感が音楽にとっては命になります。楽器の音で芯の音を鳴らせと言う事が言われます。この事もリズムを知る上では必ずリンクしています。音楽の基礎固めには、人にもよりますがその物事を一途にやって最低３年は必要でしょう。一番いけないのが、自分の指針が揺らぐ人です。物事を極めるのには、一途な気持ちと何事にもくじけない心・・・後は「成せば成る」の心意気かな！リズムはやればやるほど深みにはまっていきます。音楽の原点は、私はリズムを知る事だと思っています。単純な発想ですが、音楽家で外人と日本人の違いは根本的にはリズムでしょう！このリズムを深く研究する事が音楽の基本だと思います。

  Dec 17, 2008

• 一つの事をやる続けると基本が分かる

  私は、亡き師匠から教わったリズムトレーニング方法を書き綴っています。音楽の世界だけで生活するのは、昨今では容易ではありません。しかし、自分の信念を言い続けていると賛同者は徐々に増えてきます。いつも言っていますが、音楽ではリズムを会得するのが非常に難しいとされています。一つの問題は、リズムを論理的に教える人がいないのも現状です。リズムについては色んな書物も出ていますが、確信を得たトレーニング方法は紹介されていません。リズムの成り立ちの理屈は、本に書いてあるように、メトロノームのクリック音に合わして練習しなさいと書かれていますが、ここで厄介なのは誰がクリック音にジャストに合っているかを判定するかです。リズムの本題は、此処が問題なのです。４分音符を分割して８分音符に、またそれを分割して１６分音符に・・・・この理屈は、音楽を勉強した人ならば誰でも知る得る事です。ここでの問題点は、音符の長さにあります。一拍の音符の長さが不安定な人が、いくら音符の細分化を意識して練習してもリズム練習の核心はつきません。リズム練習で一番難しい課題は、リズムを誰に判定してもらうかが重要なポイントです。始めのうちは自分では、余程の才能の持ち主以外はまず無理でしょう！

  Dec 8, 2008

• コーチ選びは重要

  練習に於いて本人のやる気は勿論大事ですが、コーチの選び方一つでその人の技術力は良くも悪くもなります。音楽に限らず何事にも言える事ですが、教える側が物事の基本を熟知しなければなりません。音楽の指導者が譜面を読めるのは当然ですし、音楽に合わせて確かなリズムを取れるのも当たり前です。教わる側も、自分のコーチが基本が出来ているかの見極めは大切です。そう言う事を意識せずに習っても、技術の進歩は前には進まないと思います。確かな技術の習得には、確かな人を見定める感性も必要になってきます。リズムの難しさは、専門的な学校を出たからリズムの基本が出来ているとは限らない事に気付く事です。

  Oct 31, 2008

• 音楽の基本練習とは？

  生涯学習講座などから通じて、音楽の基本練習で悩んでいる方に出会います。何年間か教室に通ったけど、自分の技術があまり上達したように思われないことに出くわします。当然本人の日頃の努力は勿論ですが、それよりも音楽で一番大切なリズム練習の基本を教えてもらってない人が多いです。私の経験からですが、教室ではリズム練習のメソッドとかを見せられたりしてメトロノームを鳴らしてしなさいと言われる事が多いですが、教える立場の人もリズム練習はそんなに簡単な言葉では出来ない事に気付くべきです。私の師匠の教えは、自分の身体がメトロノームになれと言う考え方です。だからメトロノーム自体を使っての練習はしていないですが、時間かけて論理的なリズム練習をするとメトロノームのジャストに合わす事自体はさほど難しくありませんし、リズムボックスも然りです。ブログで同じ事をいつも言っていますが、誰でも長年習っていると楽器では余程難しい曲でない限り演奏する事は可能です。しかし、リズムをしっかり取れて演奏出来ているかと問われればどうでしょう？同じ曲を何人かが弾いてもしっかりしたリズム感のある人とない人では、人に与える感動は違ったものになります。音楽では、聴いている人に感動をどのように伝えるかが一番重要です。それには、リズムを徹底的に練習するべきです。手拍子とか足拍子をやってもらってリズムが気持ちよく感じられないのは基本が間違っているからです。リズムの基本を身体に染み込ませてから音楽をやりましょう！！

  Oct 4, 2008

• 夢を持ち続ける！

  久しぶりにブログを更新します。今年の猛暑のせいで、夏ばて気味とギターの練習にはまって家にいるときはずっとギターを弾いています。最近、歌のギター伴奏弾いていますので、猛特訓しています。若い時に、初めてギターを買ってもらったとき以来、四六時中練習するのが楽しくて仕方ないです。今は、ＰＣから色んな情報が無料で分かりますから、ＹＯＵ　ＴＵＢＥの映像は伴奏の仕方が凄くヒントになります。今日のテーマ、「夢を持ち続ける」。オリンピックにちなんだ特集で、メキシコ五輪のサッカーを取り上げていましたが、ゲストの人の言葉で「夢を持ち続ける」と言う言葉が印象的でした。音楽でも上手くなりたいと言う思いは、非常に大切です。この気持ちなくして前進はないです。基本に忠実に、時間を掛けてしっかりと身体にリズムを覚えさせる事が一番です。練習の過程での周囲の雑音には耳を傾けない。始めから理想形を整えるのは不可能ですから、地道にコツコツと一歩ずつ基本を固める事が先々大輪を咲かせます。練習では、即結果を求めない。何が基本かを自分に問いかける。分からなければ確かな人に聞くべし。基本を固めるには、年数が必要です。

  Aug 9, 2008

• 時間が立つのを・・・

  今、ギターにはまっています。一運間前にガットギターを購入して、練習に明け暮れています。私は、フォークソング全盛時代に生まれていますから、多少なり楽しむ程度は弾けます。６年ほど前に左腕を手術しましたので、握力がなく諦めていましたが、ピアノを５年前からリハビリだとおもって弾いていましたら、最近ギターも少しぐらいなら弾けるように左手の握力が回復してきました。毎日、ギターの練習が楽しくて、あっという間に時間が経ちます。朝晩、時間があればギターを弾いています。ギターで歌の伴奏を人前で弾けるぐらいには、弾きたいと思って特訓しています。

  Jun 18, 2008

• どこにいてもリズム

  音楽にとってリズムを追求するのははっきり形がないですから厄介です。基本の論理的なリズム練習は存在します。リズム練習は、色んな本を読んで出来るほど甘くはないです。リズムのジャストに合っているか合っていないかの判断はとても難しいです。一つ言える事は、ジャストに合っているリズムは自分の耳にも気持ち良く聞こえる事は確かです。ギクシャクして合っていないリズムは、聞いていても気持ちはさほど良くないです。師匠に修行時代に一番言われた事は、どこでも音楽が鳴っていたら音楽に合わせてリズムを取る練習をしろとしつこく言われていましたから、自然とどこにいてもリズムを取る癖が付きました。結構、こう言う単純な事がリズム練習では大切です。要するに、四六時中どこにいてもリズムを気にしろと言うことです。練習のときだけリズムをすると言うだけでは、なかなかリズム感は身につきません。音楽が上手くなる秘訣は、音楽を好きになる事です。

  Jun 2, 2008

• 上手くなりたいと思う気持ち

  技術の習得を学ぶときに、本人のやる気が優先します。色んな本を読むより実践的な確かなコーチに適切なアドバイスを貰う事がお勧めです。習う側には、何が基本かの見極めは出来ませんから、コーチからの無駄のないカリキュラムに沿って練習する事が上手くなる秘訣です。基本がしっかり叩き込まれると最初の形は出来てきます。最初は、コーチの言われる事を忠実に守ってやるだけです。後は、本人の素直さとやる気があれば、何とかなるようになります。チャンスは、何回も来ませんから、来た時は必死に向かう気持ちが大切です。

  May 15, 2008

• 練習の仕方

  確かな技術習得には、日頃の練習の仕方を考える事です。何かの技術で悩む時には、確かな練習の仕方を助言してくれるコーチが必要です。コーチの助言なしで自分の技術力を高めるのには、限界があります。コーチの役目は、基本に忠実な技術力を見定める感性です。一つの事だけに精通していくと、その人の何気ない言葉からも真意を読み取る事は可能です。どの道に於いても、技術を学ぶ時の要綱は共通しています。良く言われる事で、行き過ぎた自信も度が過ぎると慢心になり、やがて人に対して媚びる事になります。この時には、基本は完全に崩れていますから、また初心の基本に帰れです。何時も上には上がいると思っているのが、丁度良い位だと思います。

  Apr 25, 2008

• 音楽の基本とは何か？

  一つの物事を追求するときには、必ず基本と言う言葉が出て来ます。音楽を勉強する上では、リズムは最重要課題です。私自身も、若い時に師匠に出会ってリズムの難しさを嫌と言うほど思い知らされました。リズムを深く学んでいくと音楽の仕組みが手に取るように見えて来ます。私自身も何時も心がけていて、生徒にも何時も言っている言葉で、余計な力は抜きなさいと言う事です。力を抜くと言う行為も、リズムを勉強いていく過程で必ずリンクしています。何故なら、身体に余計な力が入っているとしっかりとしたリズムの波には乗れないからです。リズムの不安定な人は、音楽を聴いている姿勢がリズムに揺れていない現象が見られます。そして、器用な人にありがちな事で身体にはそんなに力が入っていないが、もう一つリズムが乗り切れていない場合。その場合は、一つ一つのリズムの鋭さが感じられていないケースが多いですリズムは、まさに生きていますから出音の音の始まりは、的に弓を射る動作と同じで、十分な弓矢の引付があって、その後の離すタイミングがスピード感に繋がります。リズム練習は、素直な気持ちと諦めない気持ちがあれば必ずリズム感は良くなります。分からない事は、確かな人にまず聞く事です。この一歩が出来ない人は、なかなか前には進めないと思います。少し余談ですが、リズム感の事でよく言われていることで、リズムマシンの機械のようにリズムを合わしてもスイングしないと言われますが、そう言う人に限って自分の口の１，２，３，４と手拍子が合っていない人が多いです。まず、リズムマシンのリズムに自分の手拍子がジャストに叩けてから、リズムに付いての話をすべきだと思います。音のジャスト感を極めるのは、至難の技です。

  Apr 23, 2008

• 練習の仕方

  音楽の練習で、「何をどうすれば良いか？」と思い悩むことがあると思います。練習の仕方に確実性をもってやらなければ、確かな技術は身に付きません。間違った練習をいくら長時間やっていても時間の無駄です。例えば、メトロノームを掛けてやる練習でも、実際はクリックのジャストに合っていないのに合っていると思ってやっている場合が多いです。リズムのジャスト感に合わす行為は、非常に難しい事です。自分ひとりでやれるほど甘くはないです。独学でやれる人がいれば、余程の才能の持ち主です。私自身も色んな人を見て来ましたが、ステージなどで本人達はリズムが合っているつもりでも実際は個々のリズムがずれている場合がありますし、一拍の長さが不確かな場合もあります。音楽をしていて人に感動が与えられない場合は、何か原因があります。一番にあげられるのが、リズムです。同じ譜面を演奏しても、演奏者によって色々差が出るのはその人のリズムの感じ方が一番インパクトが強いです。リズムの勉強は生易しいことではないですが、確かな練習方法を身につけることによって自分自身が生まれ変わります。音楽の練習の仕方は、論理的に系統だって教える人に聞きましょう！

  Feb 10, 2008

• 練習の中身

  技術を習得するために日頃の練習は欠かせません。しかし、自分の行なっている練習がしっかりと理論付けされているかの確かめは大切です。中身の濃い練習をするのは、自分が考えているほど簡単なことではありません。間違った練習を何時間も費やしても、技術の進歩には程遠いです。私自身も師匠に会うまでは、自己満足だけの練習に明け暮れていました。間違った練習を何時間かけても、確かな技術力は付きませんし、逆に変な癖が付きます練習は基本を磨く出発点ですから、余程慎重に取り組まなければなりません。練習方法の仕方は、確かな指導者に聞くべきです。練習メニューを始めのうちは、自分だけで構築するには無理があります。練習方法が間違っていると、まず音楽を演奏しても人に感動は与えられません。基本を習得するには、まず確かな練習方法を信頼できる人に聞くことです。

  Jan 31, 2008

• 練習の成果

  ＰＣを変えて、You Tubeのライブビデオを見ながら練習していると、自然と力の抜着方が少しわかるようになってきました。偉大なるジャズの巨匠達の演奏聞いていると、リズムの感じ方などが具体的に見えます。このYou Tubeのビデオは生の演奏スタイルが分かって非常に勉強になります。時には、本を読むより素晴らしい生のビデオを見た方が、より一層具体的に音楽の解明が出来ます。リズムは躍動しながら生きていますから、本当のスイング感を掴むには本物の演奏を聞くことだと思います

  Jan 18, 2008

• 自分の悩みを解決する練習

  自分のリズムに対して迷う事があります。師匠がいれば聴けば良い事ですが、今は聴く事が出来ないですから、色々考えた末の結論は、やはりリズムの原点である演奏中に自分の身体に１，２，３，４がない事に気付きます。師匠が何時も、師匠が演奏中に１，２，３，４を言って演奏しなさいと言ってた重要さが改めて思い知らされます。１，２，３，４を言わなくても１，２，３，４が意識できていると勘違いしている事が間違いだと気付きました。自分の好きなＣＤに合わせて試してみると、納得する事が出来ます。リズムの基本練習は、口で言う１，２，３，４から始まります。リズムで迷ったら１，２，３，４の原点に帰る事です。ただし、１，２，３，４の覇気ある鋭い言い方の訓練は必要不可欠です。特に、女性の方は胸式呼吸の方が多いですから、しっかりとした腹式呼吸で言えること事が絶対条件です。胸式呼吸で言っている１，２，３，４は、演奏では音が流れていると言われています。リズムの根本は、自分の身体に腹式呼吸で言える１，２，３，４のリズムを宿す事が必要です。１、２，３，４が腹式呼吸で言えるだけでは、リズムは合いません。今度は、リズムのジャスト感を訓練する事が始まります。リズムの勉強は、考えたらきりがないほど色々な要素をこなさなければなりません。まず第一歩は、腹式呼吸で１，２，３，４が言える事がスタートラインです。これが言えなければ、まずリズム感は良くならないでしょう！

  Dec 15, 2007

• 論理的思考力

  今日から９日まで、東京から先輩のベーシスト磯しげる氏を迎えてピアノトリオでのライブが始まります。師匠に指導の手ほどきを受けた門下生ですから、スイング感溢れるリズムを追及することを一丸にして演奏したいと思っています。今朝の新聞に、日本の教育で理数系学力が低下と載っていました。音楽のリズム練習に於いても、論理的な思考力が要求されます。ただ漠然と練習していても、確かな技術力はレベルアップは出来ないです。昨日のブログにも書きましたが、メトロノームのクリックの音に合わしてする練習でも、本当にクリックの音にジャストに合っているかの確認は、類まれな聴力の持ち主か厳しい訓練を積んだ人以外は自分一人で理解するのは不可能に等しいと思います。そして、色んな形式のアンサンブルをする事に於いても、全員の音がジャスト感に合っているかの確認事項は誰でも簡単に出来る程生易しい事ではないです。それには、リズムの基本訓練を論理的に解明していって、階段を一歩ずつ踏みしめるように理解していく事が重要です。このブログでは、リズム訓練の重要性を同じ事の繰り返しで書いていますが、私が書いている練習方法は偉大なるジャズピアニスト故大塚千枝子氏が考案した練習方法を基に書いています。師匠のピアノ演奏を今此処に再現できる事は出来ませんが、私には脈々と師匠のスイング感溢れる演奏が昨日のように思い出されます。もし、師匠の演奏を生で見る事が出来れば、躍動するスイング感と奥深い音楽センスに驚嘆する事は間違いないです。日本のジャズ界に於いては、知る人は知っている類まれな才能を持ったピアニストでした。私がブログで言いたい事は、音楽のリズムで悩んでいる方なら、これだけの演奏家が考案した論理的な練習方法を知るべきだと言う事です。

  Dec 5, 2007

• ボイストレーニング

  色々な舞台などを時間許す限り足蹴無く運んでいくと、自分練習は勿論ですが、人にレッスンする場合の何を教えるべきかがはっきりとした輪郭が見えて来ます。歌はしっかりとした腹式呼吸の声と、安定したリズム感のバランスが一番です。舞台などでしっかりとした声を出して遠くに突き抜ける音は必要不可欠です。ボイストレーニングでは声だしの事は多く実践されていますが、方やリズムの事に関しては的を得た練習方法が確立しているように思われません。以前のブログでも書いていますが、盲目のソウル歌手ラウル・ミドンも手拍子を叩いて歌を歌う事の重要性を説いています。練習に於いて、自分の歌を手拍子を叩きながら歌うと言う事を実践している人はまだまだ少ないと思います。やる事は単純明快ですが、手拍子と歌だけでスイングさせる事は奥が深いです。リズム練習をするのは何も難しい事をするわけではありませんが、単純なことをさり気なく躍動感あるリズムを髣髴させる事が出来れば良いと思います。音楽では足でリズムを取ったり、手拍子を叩いたりする事の基本練習は嫌と言うほど訓練しなければいけません。後は、コーチの力量が試されます。楽器の音も、豊かな音色と確かなリズムが共存してこその音楽です。私達、日本人はリズムに対して苦手意識が強いです。同じ人間ですから、リズムは確実な方法で訓練すれば成果は出てきます。練習してもリズム感が良くならない場合は、やり方が間違っています。適正する早道は自分一人で考えるより、信頼できる人に教えを請いましょう！

  Sep 13, 2007

• 一つの事をやり続ける

  テレビでテニスの松岡修造氏が母校の柳川高校を訪れる番組を見ました。私は、この人の考え方に凄く共感します。松岡氏は、後輩達に一つ事を死ぬ気でやり続けるろと言っていました。高校時代のテニスのスパルタ練習の話も凄く為になる話でした。後輩達のテニスの実践練習では、ダラダラとした気持ちが集中していない練習には叱責が飛びます。何か一つの事を求める時には、生半可の気持ちでは到底求める事は出来ません。音楽に於いても、楽しくやる事は必要ですが、何かを求めて練習をしている過程では楽しい事なんか何もないです。この時の自分の気持ちとしては、ただひたすら上手くなりたいと言う気持ちだけです。松岡氏の話を聴いていて、良き指導者の出逢い、苦楽を共にする仲間達に恵まれる事も大切だと思いました。昨今は、物事の修練に於いてスパルタ練習と言えば何かと物議を醸し出しますが、私は一つの事を真剣に求める時にはある意味必要だと思っています。一つの事を求めて、そこから真の何かを掴もうと求める時は、すざましいエネルギーと集中力、そして何が何でも一つの事を分かろうとする諦めない強い気持ちが大切です。そう言うところからしか、本物は生み出されないと私は思っています。物事を真剣に求める時に、自分自身に甘える事無く、厳しい問いかけを課しているかが、その人の一生を左右すると思います。

  Jun 27, 2007

• 一つの事を求めると・・・

  師匠と出逢ってリズムの魅力に取り付かれて３０年以上経ちます。何年も朝から晩まで毎日、毎日、単純な基本の繰り返しを続けて来た事が、今になって人を教える立場になって凄く役に立っています。リズムの基本勉強は、論理的に系統だってやる事が大切ですが、それには必ず優秀なコーチに付いてきめ細かな練習をする事が要求されます。一人で無意味な練習を何時間もしていても、自分の成果は上がらない事に気付かなければなりません。音符の練習は、リズムの基本練習とリンクしていますから、常に自分の音符の良し悪しを常に録音して自分で聴き、最終的には必ず確かなコーチにアドバイスを貰う事が必要です。リズムに一抹の不安がある人は、リズムの確かな人に分からない事はどしどししつこいぐらい聴く事が練習です。リズムの基本を自分の身体に染み込ませるには、生半可の気持ちでは絶対出来ないです。

  May 28, 2007

• 練習の仕方を考える

  レッスンでは楽器のジャンルも様々で、この前から大正琴を教えています。大正琴も高価な楽器になると１０万単位の値段になります。生徒自身は専門的に３年ほど先生に習われている方ですが、先生からリズムが甘いと何時も言われているので何とか直したいと言う事で知人の紹介で私に依頼がありました。大正琴の譜面は、１・２・３とかの記譜で書きます。楽器を習われている方でリズムに付いて悩んでいる方は多いと思います。一つの原因は、適切な論理的な練習方法を指導されていないのが大きな問題です。これは何も楽器に限った事だけではありません。歌の場合も同じです。音楽でリズムが悪いと言われるには、根本的な原因は存在します。自分自身だけでリズム感を良くするには限界があります。適切なコーチに付いて指導してもらうと、素直な心とやる気があればリズム感は必ず良くなります。私は、このブログでも確かな技術は指導者の良し悪しで決まると言っています。この意味は、音楽ではもの凄く重要です。指導者自体もより高度な思考力・瞬時の分析力・集中力が要求されます。

  Mar 12, 2007

• 上手くなる法則はある

  練習に於いて確実に上手くなる練習方法は存在します。練習方法が分かれば楽しくなってきます。歌を歌う場合でも、楽器を演奏する場合でも見る人が見れば即座に悪い所を指摘します。その悪い所を如何に修正していくかが、コーチの人の力量です。技術を学ぶ時には、必ず重要なポイントがいくつか存在します。音楽で一番大切なことは、リズムの基本が出来ているかが最優先されます。この基本が出来ていなければ、何時まで立っても土台のない家と同じです。リズムの大切さに気付く事が、上手くなる秘訣です。余談ですが・・・Ｎ●Ｋの歌謡コンサートでのバックバンドの指揮者元ブルーコメッツの三原さんの指揮はリズム感の良さが身体に滲み出ています。

  Mar 1, 2007

• リズムの発見

  毎日リズム練習していると、今までそんなに気付かなかった事が新しく気付く事があります。その事を実際のライブで試す事が出来るように練習して形になってくるとリズムは楽しいです。技術の向上に関して、年齢は関係ないとつくづく思います。毎日毎日、演奏の仕事、音楽講座の仕事、生徒のレッスン等と音楽漬けで過ごしていますから、自分にとっても凄く良い刺激になっています。若い時はがむしゃらに取り合えず人より上手くなりと言う一心で練習をしていましたが、今から考えると無意味な練習も多くしていました。人間の聴力の感性は歳を重ねても、日増しに向上すると言う事を実感しています。余談ですが聴力で面白い事は、喫茶店なんかではまずＢＧＭの音が聞こえ、人の話し声も聞こえます・・・ここからが本題、聴力を鍛えるとＢＧＭを聴きながら離れた距離の何人かの他人の会話の内容も自然と自分の耳に聞こえて来ます。（此処で断っときますが他人の会話を無理に聞こうとはしていません）要するにリズムを鍛えると、自分の聴力は鍛えていない人より数段にレベルが上がると思います。目の不自由な人が音に敏感に反応する事と同じだと思います。聴力を鍛えると、リズムの微妙なずれもどのようにして修正するかが分かるようになります。

  Feb 19, 2007

• リズム感を良くする

  リズム感を良くしたい・・音楽をやっている方なら多くの方が悩む問題です。私も随分とリズムに付いては、色々試行錯誤して練習しています。楽器・歌などをやっていて先生からリズム感が良くないと言われると、凄く悩みますよね。リズム感を良くする具体的な方法論を系統だって教えてもらうと、やる気と素直さがあればリズム感は良くなっていくと思います。リズムの原点はシンプルです。音楽を聴いて自分の感じる手拍子・足拍子が音楽と合っていれば良いだけですが、此処で一番問題なのが誰があっているかを判断するかです。此処の判断は、その人の持っているレベルによって凄い差が出てきます。指導者の見分け方は、習う人の感性と才能に掛かっていると思います。指導者選びを間違うと、何時までたっても基本が出来ないです。

  Jan 6, 2007

• 足を踏んでメロディーが弾けますか？

  ピアノのレッスンもしていますが、生徒には足で４分音符を踏んでメロディーを弾く事の重要性を言っています。楽器を演奏される方には、この基本的な事をあまり重要視していない方が多いです。リズム感で悩んでいる方は、足を踏んで音符を弾くと言うことが不得意です。音楽教室などでは足を踏む事の重要性はあまり教えてくれません。足を踏む事は誰でも出来ますが、演奏中均等に４分音符を踏み続けることは相当の訓練が必要です。音楽を演奏されている方は、足を４分音符で踏んで自分の演奏の音符の確かめが出来ているか確認しなければいけません。演奏につられて足が均等に踏めない状態では、音楽としての基本が出来ていません。いくら色んな曲を弾いたところで、リズムを確かめる足が踏めなくては上辺だけの音楽です。足を踏んで演奏する・・・此れは基本中の基本です。

  Dec 28, 2006

• 人に聴く姿勢

  今年も余す所、残り少なくなって来ました。一昔前までは、年中ほとんど休み無く働いていた時が懐かしいです。音楽の練習をしていて思う事は、確かな技術を身に付けるには基本とは何かを？自分自身で考える事が大切だと思います。物事では基本が出来ているか出来ていないかは、時間が経てばとてつもない差になって表れてきます。人の演奏を聴いて演奏者が何を一番大事にしているか、実際の音を聴いたら答えは出ます。人によって音楽の受け止め方は色々ありますが、私はリズムが身体に心地良く流れる音楽が好きです。この前、小出監督の談話が載っていました。「厳しさを忘れたら技術の進歩はない」「和気藹々とした所からは良い結果は出ない」「しかってくれるコーチが必要」最近は、技術の習得で難しいとか時間が掛かるとかの言葉を言ったら？する人もいますが、物事の基本を習得するのに難しくて当たり前です。確かな技術を習得するには、自分自身に厳しくならなければいけません。人には簡単に真似できない技術のある人は、長期間の厳しい訓練を経て出来ていると認識しなければならないと思います。

  Dec 16, 2006

• 一つの事をやり続ける

  音楽の基本練習では、同じ事を信じてやり続けることが大事です。最初は、何故同じ事ばかりするのだろうと疑問も出ますが、脇目も振り向かずとにかく言われた事をやり続ける事です。基本練習を２、３年やったぐらいではまだまだやったうちには入りません。私自身も、師匠から口で言う１，２，３，４を毎日毎日１０時間ぐらい言っていましたが、何故そんなに言わなければならないかの疑問は考えなかったです。まず、師匠がやれと言われる事を信じてひたすらやり続けました。人間同じ事をやり続けていると、ある日突然一つの光明がさす時があります。教えられた事を人の意見とかに迷ったらいけません。自分は今何をすべきかを考え、信頼できる人に教え請う事が大切だと思います。私は、師匠から音楽に於いて如何にリズムが大切かを教えられました。人それぞれ音楽観は違いますから、私の師匠の考えを人に押し付ける気持ちは無いです。私は、師匠の音楽に対するほとばしる情熱、日本のジャズ界では超一流と言われる人との演奏実績、スイング感の素晴らしさ、音符に対しての深い洞察力に基づく練習方法等どれを取っても一級品と感じましたから、この人についていけば間違いないと感じました。物事を追求する時には、始めは色々迷いも生じますが、何時までも自分の指針が定まらない事も問題です。私自身も師匠のバンドで修業している時に、バンドをやっている色んな人からどうして演奏中に１，２，３，４を言うのが大切な事なの？と聞かれたことはよくありました。答えは、私の独断と偏見で音楽の上手くない人の意見を聴かない主義でした。私は、師匠から学んだ事を信じて、これからも音楽を精進していきたいです。

  Sep 23, 2006

• 練習は厳しい物です

  音楽の練習を楽しめながらやれたらいいのですが、やはり確かな技術を学ぶ事は厳しい事だと思います。私自身も、師匠のバンドの修業時代は自分が出来ない歯がゆさに何度も悔しい思いを嫌と言うほど味わいました。逆に悔しさを忘れたら次のステップにはいけないと思います。練習で何かやれたと思って、ステージに臨むと師匠から全く出来てないと言われた時は本当に落ち込みます。音楽では試行錯誤の繰り返しですし、修業時代の普段は怒られる方が殆どですが、たまに今の弾き方「良いよ！」と言われた時は、凄く嬉しくなります。師匠の音楽の考え方は、良い悪いがハッキリしていて、その日のリズムが悪いと休憩時間のバンド部屋で徹底的にしごかれます。ジャズのフレーズをスキャットで言う練習も、師匠の前で嫌と言うほどさせられました。最初は、下手だからしょうがないですけれどもずっと笑われていました。仕事が終わって帰り道で、人目なんか気にせず大きな声でスキャットを歌いながら帰っていました。師匠の所に入ってからは何かに取り付かれたように必死に練習した記憶があります。あの時の気持ちは、人より絶対に上手くなりたいと言う負けん気だけだと思います。私自身の音楽人生は、師匠に出逢った事で素晴らしい人生になっています。もう一度、師匠と一緒に演奏がしたいという気持ちが私の一番の想いです。師匠には、色々リズムに付いてまだまだ聞きたい事が沢山あるのに残念です。自分自身が心底惚れる音楽家は、生きている中でめったに巡り合うことは無いと思います。日頃ステージで演奏したり、講座等のレッスンをしたりしていますが、私の根底に流れている信念は素晴らしいミュージシャンでもある師匠から学んだ音楽にとってリズムが如何に大切かを忘れず伝えていきたいと思っています。

  Aug 25, 2006

• ピアノ練習

  この前からピアノ練習にはまっています。ピアノ自体は先生に付いて習ったわけではないですが、ポピュラーとジャズのピアノ曲集を毎日練習しています。５年前に左腕を手術してから、左手の機能が普通の状態ではないのですが、この前から両手でピアノが曲がりなりにも弾けるようになってきました。簡単な曲のアレンジを弾いているのですが、以前ピアノを遊びで弾いていた時とは違いしっかり音符を確かめて弾くようになってきたのが少し進歩かなと思っています。昨日は、ビートルズのイエスタディを練習しました。とりあえず譜面的には初心者向きなので、なんとか両手で弾く事が出来ました。術後、左手の指が独立して音符を追いかけるようになったのは嬉しいですね！茨木市の生涯学習センターのきらめきホールで市民参加の「スタンウェイを弾こう」言う催しをやっているので、チャレンジ精神で曲の練習をしてみて出てみようかなと思ったりしています。人間、何か目標出来ると俄然やる気が出来ます。

  Aug 24, 2006

• 論理的な練習法を構築させる

  音楽の練習に於いては、基本に沿った論理的な練習方法が有効だと思います。私自身も、若い時からクラシックギター教室も通い、コントラバスに於いては某交響楽団の指導者に７年ぐらい指導を受けました。私の音楽人生で一番インパクトを与えてくれた人は、師匠のピアニスト大塚千枝子氏です。音楽で最も大切とされるリズム練習の論理的な方法論は、今になって凄い先見性に満ち溢れていると確信しています。音楽をやっている上では、色々な素晴らしい人との出逢いは多数ありましたが、リズムに付いて分かりやすく教える人とは師匠に逢うまではいなかったです。師匠のバンドでは、明けても暮れても一日中１，２，３，４があるのみです。他のバンドから来た人は、ある意味と戸惑いを隠せません。師匠の言っている意味が分からなくて去っていった人は、数知れないです。インターネットが普及して、ＰＣ上に於いても生演奏などがすぐ聴ける環境になってきました。音楽は、楽しむ事が一番だと言う説も一理あります。しかし、自分達の演奏を披露した所で基本に裏付けされたしっかりした音楽性が感じられない演奏は、自然に人の心を揺さぶらすだけの技量は其処からは感じられません。リズムの大切さは音楽をやっている人達は分かっています。でも、如何にして系統だった練習方法を積み重ねていったらと言う方法論を自分一人で見つけるには余程の才能の持ち主で無い限り不可能だと思います。音楽では、長年楽器を習ってきたから基本が出来ていると思っても、自分より桁外れの人と出逢うと一瞬にして自分のしてきた事の確かさが試されます。それ程音楽はシビアな事であり、リズム練習の基礎を固める事はとてつもなく時間が掛かります。一回、二回その人の話を聴いたぐらいで出来るなら誰も苦労はしません。私は、音楽はリズムに自分の生き様を渾身の力でぶつかっていかなければ永遠に近づく事は出来ないと思っています。人の心が心地良く揺さぶられるリズムを出すには、基本に沿った論理的な練習方法することです。リズムを練習してくると、自分自身の聴力も凄く鍛えられます。

  Aug 18, 2006

• チャーリー・パーカー

  ある生徒に教えていて改めてチャーリー・パーカーを聴くと、修業時代の事を思い出しました。バンドの休憩時間に、師匠の前で嫌と言うほどチャーリー・パーカーのメロディーをそっくりそのまま真似してスキャットを歌いなさいと言わされていました。最初は、私が歌うと笑われていました。私にとっては、屈辱的な事でしたから死に物狂いで練習した記憶があります。音楽を志して３０年以上が経ちますが、色んなプレーヤーを見てきて思う事は、スキャットをカッコ良く歌える事は演奏にも必ず繋がっていくと言う事です。昔、「グレンミラー物語」の映画を見ていてバンドメンバーが控え室で譜面を見ながら全員がスキャットで音を合わす場面がありましたが、実にカッコ良くスイングしていました。この事を、師匠に話すと師匠も知っていてジャズの真髄はそれですと言っていました。でも、真剣にその事に気付いているプレーヤーが少ないとも言っていました。ジャズのアドリブも始めは真似から入ります。エリック・クラプトンも「クロス・ロード」の中のインタビューで、黒人でブルースの神様と言われる人の真似から入ったと語っていました。そして、未だにその人を超える事は出来ないとも語っています。音楽を志すからには、何を必要最低限しなければいけないかを考える事が大切だと思います。この時には、人との出逢いが必要になります。基本を知らない人に出逢っても、逆に変な癖がついて元に戻すのに大変な時間が掛かります。人生の貴重な時間を費やすのですから、基本とは何かを知っている人に学ぶべきです。

  Jun 26, 2006

• 感性を磨く

  今日は、生涯学習センターのリズム講座でした。この講座では、基本練習に重きを置いてやっています。基本練習は単純ですが、色んなバリエーションを入れて講座を進めています。ことばのリズムトレーニングを取り入れてやりました。普段、会話している言葉の発音を意識して話されている方は殆ど居られないと思います。歌を歌う場合は、その言葉のトレーニングの基礎訓練が求められます。歌詞を人に伝えるには、腹式呼吸で一つ一つの言葉を意識して言う基礎訓練が必要です。色んな曲から垣間見る基本とは何かを具体的に簡単に指導しています。スポーツに於いても、基本を置き去りにしていきなり試合に出て勝負に勝てるほど甘くはないです。スポーツで、基礎体力作りから始めるのと同じく、音楽に於いても基本を身に付ける事から始めます。此処で音楽と言う芸術に関して、基本とは何かを問い掛ける思考力が求められます。この基本練習のやり方を間違ってしまうと後で取り返しがつかなくなります。例えば、楽器の基礎練習でスケールを弾きますが、スケールを弾いている音符がまず機械的に正確かがスタートラインです。自分では合っているつもりでも、優れた聴力の持ち主が聞けば合ってないと言う事も起こりうる現象ですから余程注意しなけれなりません。歌のボイストレーニングの場合も、やたら高いキーを要求する人もいますがそれは間違いです。まず、自分自身が確実に出るキーを把握して、しっかりとした腹式呼吸で声を出すトレーニングをする事が先決です。喉が枯れるぐらいに大きな声を要求するのも、声帯に負担を掛けすぎて良い結果は生まれません。音楽の基本練習をする時は、絶対に優秀なトレーナーが必要だと思います。此処を自己流でしたり、間違った認識の練習を指導されたりすると何時までも基本が出来ません。私は、音楽では基本を時間かけて身体に覚えさす事が出来れば、こんなに心強い事はないと思います。優秀なトレーナーに出会うと、今まで悩んでいた事が嘘のように分かる時があります。それぐらい、世の中で優秀と言われている人は研ぎ澄まされた感性と確かな訓練の積み重ねで培った揺ぎない信念があります。

  Jun 18, 2006

• アカペラにすべてが！

  アカペラで歌を歌う、楽器を一人で演奏する。この事で、その人の今まで培った音楽観がすべてで出ると言っても過言ではないでしょうか？一曲の歌をアカペラで歌うと、総合的なその人の技量が一目瞭然です。楽器の演奏も然りです。最初に、一番大事な事がリズム感です。カラオケに於いても、歌をアカペラで歌ってもらうと素直にその人の実力が出ます。やる事自体は簡単ですが、それを聞き手に感動を伝えるのには相当の技術の訓練が必要です。楽器の演奏でも同じです。楽器に於いてもその人の実力を見るには、一人で演奏してもらうのが一番分かりやすいです。まず、メロディーを演奏した時に演奏者から躍動したリズムがはっきりと見えてくるかがポイントです。此処をクリアにするだけでも、地道な基礎練習の積み重ねしかないです。アンサンブルで色んな音を演奏しあっても、お互いの単なる音の羅列だけの演奏では何時まで立っても音楽に進歩はないです。音楽は楽しむ為にあると言われれば、それも一理あるでしょう。しかし、聴いている人は自分が思っているほど感動はしてくれません。音楽に於いて厳しい訓練を積み重ねた来た人にとって、演奏者の基本が出来ている出来ていないかの判断は即座に答えは出ます。歌の場合、本人は自己陶酔に浸って歌っても口先だけで歌ったり、言葉の発音の基礎が出来ていない、歌そのものにリズムがない、どこでリズムを取っているか分からない場合などは基本の習得の大事さを知ることです。何事にも、基本の大切さを身に染みて感じている人は、まず本人が述べている言葉に確かな信念と重みが滲み出ています。

  Jun 16, 2006

• カラオケで大いに歌おう！

  楽器を演奏している人の中には、歌を人前で歌うのが苦手な人が居られます。私は、この考え方は音楽をやる上ではマイナス面があると思います。やはり音楽する上では、歌を歌えた方が色んな意味でもプラス面が多いです。私の師匠は、アルコールが少し入って気分が良い時は、必ず歌を歌いました。歌は、ハスキーな低い声で、凄くお洒落な歌い方でした。歌っている歌からもその人のリズム感の良し悪しも判別つきます。また、リズムの取り方も歌っている姿勢からも分かり、適正しやすいです。音楽のイントロ・メロディーを歌う事と、歌を歌う事は同じ要素ですから、苦手な人は訓練される事をお薦めします。恥ずかしがらずに基本練習を地道にすれば、今より上手くなれると思います。

  Jun 7, 2006

• 基本の構築

  最近は、ブログを通してのリズムのレッスンをする機会も多くなりました。私も音楽のイロハが分からない時は、自分で色んな事を試したり、先輩達の話を聴いたり、教室に通ったりしましたが、参考になった事は少しはありましたが基本軸が確定する所までは出来なかったです。自分の将来の指針となる人と出逢うことの大切さを痛切に感じています。師匠に出逢ってから、この人に音楽の基本を教わりたいと強く思いました。今でも、師匠の教え方がリズムに於いては最良の方法だと確信しています。物事を学ぶ時に、学ぶ側が基本の考え方があまりぶれては何時までたっても軸が定まりません。練習方法なんかでよくある話が、指導者に一つの悪い癖を指摘された時に、本人は暫くはその事だけに集中するのですが、どこかで人の話など聴いてくるとあたかもその事をやれば出来ると錯覚してしまう人が見受けられます。余分な力を抜くと言う言葉は、音楽でも良く使われます。此処で誤った認識が、最初から力を抜いて演奏するのは不可能です。確かに演奏する上での理想は、身体の余分な力を出来るだけ抜いてインパクトの瞬間だけに鋭く突き刺すように音を出す。これが出来るまでには、色んな過程が存在するのを忘れてはいけません。基本のしっかりした音を出す事が出来ない人が、いくら力を抜いて演奏しても土台のない家と等しいと思います。リズムに於いても、強烈な力強い４分音符を身体に感じるまでには相当の訓練が要ります。音楽を表現する上で、何が大切かを考える事は取りも直さず基本をしっかり身体に叩き込むことだと思います。どの分野でも基本が何かを分かっている人は、その人の話している言葉からも滲み出ています。

  May 29, 2006

• 手拍子を叩いて歌えますか？

  以前のブログにも書いていますが、手拍子だけで（アカペラ）歌が歌えますか？ラウル・ミドンのインタビューでも手拍子を叩いて歌う事の重要性を述べていますが、歌をやっている方でこれを集中的に訓練している人は少ないとも書かれています。今月に茨木市生涯学習の二つの音楽講座が始まりますが、私は手拍子を叩いて歌を歌う事を基本軸にして講座を進めていきたいと思っています。講座では、歌を何曲も覚えるようなレッスンはしません。どんな曲でも手拍子を叩いて歌う事が出来るようになるには、どうしたらいいかの方法をレッスンしたいと思っています。楽器をやっている方も、曲のメロディーを歌いながら手拍子を叩く事は非常に重要です。手拍子を叩く事は楽器が無くても出来る練習ですが、それを抜き出して集中的に訓練している人は少ないです。基本練習をするのは単純な同じ事の繰り返しですから、練習していてもあまり楽しい事でもありません。この基本練習が音楽をする上で大事だと分かるまでに相当の時間を費やします。人が何をするのにも土台の基本が出来ての事ですから、例えば色んな曲を短期間に覚えたから歌が上手いとは限らないです。物事に於いて基本が出来ているか出来ていないかは、見る人が見れば即座に分かります。又、その人の言っている言葉からもある程度推察は可能です。リズム感を養うには、自分の口の１，２，３，４と手拍子が合う事が前提です。この基本が出来るまで何年も掛かります。

  May 4, 2006

• CDの音楽に合わせてリズムを刻む

  このブログのおかげで、生徒がＣＤをＭＤに録音して主にダイアナ・クラールのアルバムを送ってきてくれました。アルバムのタイトルは、Love Scenes　です。ドラムレスのピアノ・ギター・ベースの編成です。ＭＤが届いてから毎日、音楽を掛けながら一緒にブラシで叩いて、録音した音を聴いてリズムを勉強しています。音楽のリズムを勉強するのは、音楽を掛けて一緒にプレイするのも一つの方法です。リズムが合っているか合っていないかの重要な問題は、その人の聴力によります。要は、どこまで踏み込んで集中した練習が出来るかは、その人の資質にも委ねられます。リズムの練習は、何時まで立っても永遠に続きます。

  Apr 30, 2006

• 余分な力を抜く

  楽器の演奏で何が一番難しいと言えば、力を抜く事です。多くの人が勘違いしている事が、余分な力を抜くのは当然なのですが。全部の力を抜きすぎては、リズムのビート感が出てきません例えばベースを弾く時には弾き手の指先は鋭敏なスピード感が要求されます。この指先まで力を抜くとしっかりとしたリズムは出てません。此処のところを勘違いしている奏者が多いです。要するに、弦を指で弾くリズムのインパクトの所は指先だけには一瞬の力強い力は要求されます。それには、最初は力が入ってもいいですから指先が弦を捉えて肘を利用して引っ張り込む力は絶対に必要です。指自体ストロングになってくれば、指先は鋭敏にして徐々に肘の力を抜いて行く練習に入ります。楽器の演奏では、何が何でもビックサウンドです。楽器の練習では、芯の音を出す練習をしなければいけないと思います。此処のところを勘違いすると、演奏自体の力は抜けているのですがリズムに躍動感のある芯の音が聴いている人に伝わらないです。楽器の芯の音を出す事に集中して、始めは力強い音を出す事に心がけましょう。始めから綺麗な音だけを求めていては、楽器本来の芯の音は出ません。音楽の世界で良く言われている事が、一つの音に魂を込めて音を地面にぶち抜く気持ちで弾きなさいと。達人の人の演奏を見て、力が抜けた演奏している姿だけを見てその上辺だけを真似しても真の姿は分からないです。その人が如何に今のようになったかを分析する事が大切です。始めから力が抜けて演奏が出来るわけがないです。人の楽器を演奏している姿勢だけを見て、その人がリズムをどこで感じて音楽で何を表現したいかは、ほぼ全体の演奏している姿勢に出ています。師匠は、人がイスに腰掛けて座っている状態からもおおよそその人の演奏スタイルが見えてくると言っていました。修業時代は、メンバーは椅子の座り方までも注意されていました。此れは、椅子に座っている自分自身の重心が下に沈んだ状態でないといけないからです。上半身に余分な力が入っている人は、重心が上の方にいっています。とりもなおさず、この事は楽器の弾く時の姿勢に跳ね返ってきます。余計な力を抜く事は、演奏者の永遠のテーマです。

  Mar 31, 2006

• 手拍子でメロディーを歌う

  楽器の練習では、メロディーを手拍子などで叩いて歌うと言う練習だけを抜き出して訓練する事は少ないと思います。メロディーを手拍子などでリズムを取りながら歌う事が出来てくれば、それに比例して楽器の演奏力もレベルアップします。この練習は、楽器の練習とは分けて練習しなければいけないです。初対面で楽器のレッスンする時、その人の好きなメロディーを手拍子で歌ってもらうとその人の音楽の実力はすぐ分かります。メロディーを歌う、アドリブをスキャットする、それと平行して手拍子を叩く、こう言う事が音楽をやる上では絶対欠かせない訓練です。この事が苦手な人は、訓練をすれば上達は出来ます。音楽の実力とは、こう言ったシンプルな事が如何にカッコよく出来るかで決まるといっても過言ではないと思います。

  Mar 16, 2006

• 音楽で何を求めるか？

  私は、音楽で一番大切に思っている事はリズムです。人それぞれ考え方も色々ありますから、これが一番正しいとは言えない物です。一拍の音の長さの表現方法も演奏者によっては、かなりの差が出てきます。私自身は、師匠（ピアニスト大塚千枝子氏）から教わった一拍の長さを基本にしています。音楽に於ける外人と日本人の大きな違いはリズムの感じ方（一拍の長さ）だと思います。前のブログで言っていますように、ソウル歌手のラウル・ミドンがＰＣ上で、リズム練習は本当に基本が大事だと言っていますし、練習方法に関しての言葉も納得します。インタビューこの人のライブを見て、音楽はリズムが大切だとつくづく感じました。これだけの人でも、リズム練習には相当の時間を掛けて訓練したと言っています。彼は、音楽(歌の世界）ではリズム練習にあまり時間をとらない傾向が強いとも言っています。リズムが苦手と言う方の中には、基本的なリズム練習を確かな人から学んでいない事が現状ですし、音楽でリズムが大事だと分かっていてもリズムの確かな人との出会いを探す事も簡単には出来ないです。リズム練習は、手拍子を叩いたり、足を踏んだり、口でスキャットしたりとやろうと思えば誰でも出来る事なのですが、リズムは単純な事が凄く難しいのです。この事に気付く事が、まず音楽では第一歩だと思います。しっかりとしたリズムのない音楽は、土台が崩れかかっている建物と同じだと思います。

  Mar 14, 2006

• 音楽に合わせて１，２，３，４を言う

  音楽に合わせて１，２，３，４を言う。これが、リズムをゲットするには一番だとつくづく思います。最近は、時間があればジャズのＣＤ（大きな音量で）を掛けながら、１，２，３，４を言いながらブラシを練習しています。生徒のレッスンでも１，２，３，４を言ってもらったりしていますが、音楽に合わせて１，２，３，４を言う事の難しさをひしひしと感じています。１，２，３，４の言い方は、覇気があって、それで尚且つ鋭く、充分に一拍の音符の中味を感じているか（４分音符を基準にしたら＝最低８分、１６分音符は即座に言える事）、人を前に立たしたら人を吹き飛ばすぐらいの１，２，３，４の言う勢いが大切です。やはりリズムの原点は、自分の口で言う１，２，３，４だと思います。修行時代に師匠が口酸っぱく言ってた大切さを実感します。スローな曲、ミディアムな曲、早い曲、どれでもリズムの感じ方は何時も強烈です。違うのは実際の音として出す時に表現方法が違うだけです。リズムで一番勘違いする事は、例えば・・叙情的な甘いメロディーが流れるスローボッサの曲などは、ついついリズムの感じ方も鋭く感じないものです。リズムの感じ方は、何時も鋭く、覇気がなければなりません。だから、リズムは１，２，３，４を言う事を極めなければならないと思います。音楽に合わせて１，２，３，４を言う事も、自分の言っている１，２，３，４が本当にリズムに合っているかと言う事に究極的な難しさが出てきます。リズムの事で、ジャストに合わす事をいとも簡単に出来るように言っている人も言ますが、私はリズムのジャスト感はそんなに簡単には出来ないと思います。自分の口、手、足が全くの同時に感じると言う事は、もの凄い集中力が要求されます。グルーブの話でも、少し前に音を突くとか、後ろにビートを感じるとかの話は、まずジャスト感が出来てからの話です。私も、師匠に出会うまでは良く先輩にリズムの事は迷信的な事を良く言われていました。今から考えると、何の理論的な根拠もないその場限りの言葉です。リズムの原点は、１，２，３，４です。

  Feb 11, 2006

• 音楽の基本

  私の考える音楽の基本とは、単純にカラオケ等を掛けてそのリズムに合わせて口で１，２，３，４を言ったり、手拍子、足を踏む事が出来るかが基本だと思います。此処で一番問題になるのが、流れている音楽のリズムと自分の出すリズムが本当に合っているかです。此処を自分の耳で聞いて判別出来るかを訓練する事が重要です。一拍の音符の長さを均等に的確に出すと言う事も長期間の厳しい訓練が必要です。昨今はカラオケボックスはどこにでもありますから、まずは自分の好きなカラオケのリズムに合わせて口で１，２，３，４を言ったり、手拍子を叩く練習をすれば良いと思います。一人でやる場合は必ず録音する事。自分で分からない場合は、優秀な人に聞く。要は、リズムの基本はカラオケの音楽等に合わせて自分の出すリズムが合っていればいいだけですが、これが一見簡単そうでやって見ると非常に難しいです。カラオケのリズムに合わせられない人同士が、音楽のアンサンブルをしてもリズムが合う事はないと思います。

  Jan 28, 2006

• ピアニスト・・フジ子・ヘミング

  ＧＹＡＯでフジ子・ヘミングの３００日を見ました。ピアノの音から伝わる感性がとても覆い包むように暖かく感じます。何年か前にたまたまテレビを見ていたらＮＨ〇で１時間のドキュメンタリー番組をしていて見た記憶が鮮烈に残っています。長い間不遇の時代を過ごされて、今日やっと世界で注目されるようになっても自分の演奏に慢心しては良い演奏は出来ないと言っておられました。この人の言葉で印象に残っている言葉は、演奏会で一つぐらい音をミスしたぐらいどうって事ないですよ！楽器の音は、その人の人生の生き方とダブってくる所はあると思います。よく師匠からも文学を読み、自然を肌で感じ、良い芸術に触れとく事は自分の出している音の音楽性に素直に出てくると言われていました。フジ子・ヘミングさんの生き方を見ているとその事を強く感じます。私は、誰が弾いても同じ音でも演奏者によって違う品性があると思います。

  Jan 6, 2006

• ご機嫌なリズム

  先日、レッスンしている生徒に送って貰ったＲＡＵＬ　ＭＩＤＯＮ（ラウル・ミドン）のＭＤを掛けて練習しています。家にジャンベがありますので、音量を大きくして一緒に叩いています。（近所迷惑ですのであまり長くはしないですが）ご機嫌なリズムを掛けて練習するのは、自分自身も凄く気持ちいいです。私自身は、リズムを教えてもらう人が今は近くにはいませんので、もっぱら自分の気に入った外国のＣＤ，ＭＤを掛けて練習している状況です。この練習も中身の濃い集中した練習をすれば、自分の身体には躍動したリズムは少しずつ感覚的に身に付いてくると思います。それには、一つ一つの音符の正確さとスピード感の鋭さを研究する事だと思います。やはり音楽は、リズムで始まってリズムに終わるです。

  Nov 26, 2005

• 音を聴く＆リズムを聴く

  音楽では、リズムをもっとしっかり聴いてとか、周りの音を良く聴いてとかの言葉は良く耳にする事です。自分では聴いているつもりでも、優れた聴力の持ち主から見れば細部にわたって聴けてないと言う事は、その人の演奏などを聞けば一目瞭然と分かります。それほど音を聴くと言う行為は、人それぞれに圧倒的な違いが生じます。聴力は確かに生まれ持っての才能人もいますが、こう言う人はほんの一握りです。殆どの人は、厳しい訓練に耐えて掴んで来る物だと思います。聴力の訓練は、普通に音楽を聴いているだけでは鍛えられる物ではないです。私の場合は、リズムの練習を師匠から徹底的に仕込まれたおかげで、まだまだ先は長いですがリズムの形が見えてくるようになりました。具体的には・・ＣＤ等を聴くとその音楽からリズムの１，２，３，４があたかも人が言っているように鋭く聞こえて来ます。喫茶店等で、たとえ人と雑談していてもＢＧＭが鳴っていたらリズムは当たり前ですが常に気にする方がいいと思います。人の耳は鍛えれば鍛えるほど良くなっていきます。練習に於いても集中力が掛けている練習は、長時間しても疲れるだけであまり意味はないと思いますから、練習しないで身体を休めている方がいいと思います。集中力のあるしっかりした練習をすると言う事は、物事をあらゆる角度から理論的に分析し、自分の音を録音などして客観的な立場で聴く事を常に心がける事が必要だと思います。リズムのスイング感は理屈じゃないですから、いくら素敵な言葉を並べても実際の出す音がスイングしていなければ説得力はありません。ブログにも常々書いていますが、音楽を聴いて手拍子等が上手く叩けない人がいくらリズムの理屈を述べても空しいだけだと思います。リズムの事が少し分かって来ると、人が言っている言葉からもこの人は基本が分かっているか分かっていないかは大よその見当はつきます。人によって練習のやり方は違っても、行き着く所の基本は同じ事を言っています。音楽では一つ一つの音を大切にと言う言葉は良く使いますが、この言葉の意味も色々な深い意味が隠されています。その事の意味を深く研究する事が、練習です。

  Nov 8, 2005

• バンド練習

  自己バンドの練習をしてきました。私自身は、今回は楽器を演奏する事無く、ボーカルを聞く事に専念しました。バンド練習で、自分が楽器を触る事無く音を聞く方に専念すると色んな新しい事が分かってきます。音を客観的に聴くと言う行為は、自分自身の聴力も鍛えられて、その瞬時にアイデアも生まれてきます。２年余り前から今のユニットでの活動が始まりましたが、最初は基本の１，２，３，４をあわす練習に明け暮れていました。練習後、相方にも私自身のこれからの音楽観を話して意見を出し合い、今よりパワーアップしていく方法が決まりました。練習では、私が気になる事は随時演奏をストップして意見を出します。リズムがぶれていないか、一つ一つの音符がしっかり演奏されているか、歌の強弱感、マイクと口の位置、音の吐き出し感、歌を聴いていて身体が揺さぶられるか、など色々瞬時に判断してより良い方向性を出してやり直します。３時間あまりの練習でしたが、あっという間に過ぎました。プロでやっている以上、聴いている人が又、もう一度聞きたくなる演奏を心がけて常に切磋琢磨していかなければ、聞き手が感動する事はないと思います。今日からは、茨木市の生涯学習センターの後期講座が始まります。講座生の皆さんとリズムの楽しさを共有出来たら良いと思っています。

  Oct 16, 2005

• リズムは大切

  スタジオでのバンド練習です。バンド練習は音符の合わす練習が基本です。何時もライブでやっている曲を音符の観点から深く掘り下げて練習します。一曲目は、ラテンの名曲『キエンセラ』をします。リズムは８分音符が基本的に流れます。この８分音符の表現の仕方がリズムでは命です。イントロの時に、同じコードの音で８分音符を弾きます。最初に、この８分音符の音符が合わなければイントロのメロディーは出来ません。曲を練習する時には、まず音符が均等に弾けているか、音符のアタックにスピード感があるか、身体に余分な力が入っていないか等を確認しながら音を聞きます。上記の音のイメージが出ていない場合は、即座にリズムをストップします。普通は、最初の小節の音を２拍位演奏しただけで答えはすぐ出ますし、時には音を出す前の相手のカウントに感じ方だけでも分かります。こう言う練習を２時間ぐらい少しの休憩を入れて続けますから、体力的よりも神経が凄く疲れ練習が終わるとへとへとになります。音楽の練習では、音符を如何に正確に表現できているかが一番重要だと思います。音符を『正確』と言う概念は、人それぞれ考え方の違いで必ずしも一致しない場合がありますが、私は基本的にはメトロノームのリズムです。私は、普段メトロノームを鳴らしては練習はしませんが、機械にリズムを合わす事はしっかりした基本練習さえしていれば、さほど難しい事ではありません。電子ピアノに付いているリズムボックスは、カラオケのレッスンの時には必ず鳴らしてメローディーを弾きます。身近にカラオケの音に合わして手拍子を叩くだけでもリズムの練習は充分です。ここの注意点は、当たり前ですけれどもカラオケと手拍子のリズムが合っている合っていないか判断する自分の聴力です。自分では合っているつもりで叩いていても、自分の聞き方より優れた聴力の持ち主が聴けば合っていないと言う場合も多々ありますから、細心の注意を払ってやらなければなりません。音楽の練習では、自分の練習が意味のある練習をしているかを自分自身に問うのが重要です。分からない時は、信頼できる人に問い掛けましょう！

  Sep 13, 2005

• 音符を合わす

  スタジオでバンド練習をしました。練習では、二人の音符の認識が一緒になるまで（私の聴力の感覚で）イントロを重点的に徹底的にします。曲にもリズムのニュアンスが色々存在します。曲によっては、一拍の音符の長さは同じですが、軽い感じでリズムを感じる場合とヘビーに感じる場合が存在します。そのリズムのニュアンスを判断するのは、その人の感性です。此処が音楽にとっては凄く大事な事です。それには色んな音楽を良く聴く事だと思います。足を踏む動作に付いて、後輩からある著名なミュージシャンは足を踏んで演奏してないけど「何故足を踏まないといけない」のですか？これは、よくある質問です。私は、足を踏まなくてリズムがしっかり出せるなら、別にやらなくてもいいよと思います。しかし、実際に演奏してもらうとどうかな？音楽では足を踏む事が絶対でもありませんが、私は師匠から教わったこの事は自分にとっては必要不可欠です。リズムに対しては色んな考え方があるのも確かです。要は、自分自身がよく吟味して信じる事を実践すれば良いと思います。何時も言っていますように、実際の演奏がスイングして、聴いている人の心と身体が揺さぶられたらいいだけです。リズムの練習では、難しい理屈はいらないと思います。音楽に合わせてきっちりと手拍子とか足が踏めたら良いだけです。リズムを習得する事が楽器の上達には欠かさないと思います。リズムが見えてこない音は、聞くのは疲れます。

  Sep 6, 2005

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