バンド練習
最近は夏休みの間バンド練習に力を入れています。週1回スタジオで練習しているのですが、練習する事は一拍の音符の感じ方を合わす事に終始しています。音楽では、お互いのリズムの一拍の音符の認識がピタッと合わなければ決して曲自体もしっかりした物には仕上がりません。このリズムの感じ方には徹底的に時間を取ります。音楽用語で「音が流れる」と言う言葉はよく使います。音が流れるとは、演奏者が何音符を演奏しているか的確でない事とリズムがはっきり感じられない音符。バンド練習に於いてはリズムを合わす事が基本です。いくら曲の練習をしても個々の人のリズムの感じ方が合わなければ、バンド練習としても進歩が無いと思います。この時に重要なのは、研ぎ澄まされた聴力のリズムをトレーニングした人が存在する事が必要になって来ます。その人のアドバイスに従って練習は進みます。例えば・・・最初の音を出す前の集中力でもリズムの良し悪しは決まります。練習では、4分音符をまず演奏します。この4分音符の感じ方がリズムでは命ですから、覇気のある4分音符が出るまで何回も繰り返します。リズムを良くするには、こう言う基本練習を反復していかなければいけないと思います。この時に、リズムの良し悪しを瞬時に判断出来る人が必要です。リズムでは一見単純な事を合わす事が大切ですから、非常に根気を必要とします。居ない時は、演奏を録音して後で客観的に判断する事がいいと思います。前にも言っていますが、今の自分の演奏を向上させるには基本が出来ている素晴らしい人との出会いは不可欠だと思います。良き指導者を見つける事も才能の一つです。自分一人だけで的確なリズムを習得するには、かなり難しい事だと思います。やはり的確な修練を積んだ人のアドバイスは、もの凄く練習する上では大切。この一拍の音符を追求すると言うのは、しいては演奏するスイング感に繋がっていきますから、この基本を徹底的に身体に染み込ませる方法を試行錯誤していかなければなりません。私の持論は、普通音楽を長年やっている方であれば余程難曲な技巧曲で無い限り、譜面を見て演奏する事は可能だと思います。その時に、演奏している音符が人の心・身体を揺さぶるリズムが感じられるかが最重要課題になってきます。よいリズムは表現方法は違っても人に心地良さ感を与えてくれます。