山元洋介のリズムワークショップ

[ライブ] カテゴリの記事

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• ピアノトリオの仕事が終わりました

  昨日は、梅田センタービルのお洒落なライブスポット　azulでの歌の伴奏でした。リズムの根源は、最初のカウント出しの言い方で決まります。１，２，３，４の基本が充分に身体に染み込んでいる人には、声を出さなくても出来るのですが、リズムが不安定な人は自分の口から１，２，３，４を言ったり、足を踏む事が必要だと思います。この基本動作が確実な物に仕上がるまで長い年月を費やします。師匠が、私達の弟子に毎日ただひたすら１，２，３，４を大きな声で言いなさいと言っていたのが思い出されます。この事には、難しい理屈はいらないです。分かる人には分かる言葉です。

  Apr 17, 2006

• 上手い人やろう

  今、東京から来ているベーシストの先輩　磯繁氏とピアノトリオでライブをしていますが、音楽は自分よりレベルが上の人とするのが大事だと思います。磯氏はジャズギター界の巨匠　中牟礼貞則氏（愛弟子が渡辺香津美氏）とデュオをやられています。師匠が何時も口癖で、音楽は上手い人やらなあかん・・と言っていたのを思い出します。先輩からは日本のジャズ界の色んな巨匠達の話が聞けて楽しいです。 今のメンバーの繋がりは、師匠（ピアニスト　大塚千枝子氏）の門下生です。良き友達を持つ事は財産です。

  Apr 16, 2006

• 

  貴重なライブ写真

  昨日から都内で活躍しているベースの先輩　磯繁氏と一緒にライブをしているのですが、今日は去年の１１月の横浜のエアジンで、中牟礼さんのギターデュオにジャズ界の巨匠がふらりと尋ね来てのライブ写真です。ギター：中牟礼貞則　ドラム：ジョージ大塚　ピッコロベース：鈴木勲　ベース：磯繁日本のジャズ界の貴重な写真です。

  Apr 8, 2006

• 春到来～ライブ

  まだまだ、肌寒い日が続いていますがもうすぐ春です！ライブの仕事もいよいよ４月から本格的に増えてさあー行こうという感じです。ライブのスケジュールもアップしていますので、是非見て下さい。５月からは茨木市生涯学習センターの講座も始まり、個人レッスン等と合わせて忙しくなりそうです。私達のユニットが生演奏でするライブは、１０００人以上のホールもありますが、比較的４０人前後の会場が多いです。生演奏は客席と至近距離で聞く方が醍醐味があって、演奏者の生の息遣いも分かり楽しいと思います。私は常々、お洒落で、ほど良い品があって、聴いている人が自然と身体が揺れるような切れ味の鋭いリズムで演奏を志していきたいと思っています。

  Mar 23, 2006

• ライブは楽しい！

  昨日は、毎月開催している通天閣のすぐ横のギャラリー再会でのライブでした。何時もは夜ですが、祭日と重なり昼間のライブでした。毎回こうして、自分達の音楽を聴きに来てくれる人が居られるのは感謝です。今週の日曜日は、日帰りで四国の高松でのライブです。今は、以前と違って自分自身が一番やりたい音楽が出来るのが楽しいです。自分の理想とする音楽を仲間と真剣に話し合ってやっていくのが音楽の醍醐味だと思います。私は、常々音楽ではリズムが一番だと確信していますから、そこを深く掘り下げて追及する仲間と音楽を共にしていきたいです。

  Mar 22, 2006

• ダイアナ・クラール～お洒落な音楽

  ＧＹＡＯで４月１日までダイアナ・クラールのライブ・イン・パリがやっています。ダイアナ・クラールは去年ライブも見ましたが、お洒落な大人のジャズと言う感じです。歌とバンドの音のコンビネーションが絶妙です。リズムのスイング感のスピードが身体の奥底に突き刺さるように響いてきます。音を抑えつつ、尚且つリズムは鋭くスイングさせる・・これは音楽では究極的に難しい事です。音楽では、演奏者から出される音の品の良さは凄く大切な事だと思います。良い音楽を聴いて自分の感性を磨きましょう！！

  Mar 8, 2006

• 再会ライブ

  今日は、毎月開催している通天閣すぐ横の再会のライブでした。写真を見ての通り昭和２８年に建造された２階建ての洋風歴史的建造物です。今のユニットを組んで丁度足掛け３年になります。ユニットのリズムが一つの物にいよいよなりつつあります。音楽では、まず二人の１，２，３，４のリズムが合う事だと思います。それには、お互いが思っているリズムを口で１，２，３，４を言ってお腹から１，２，３，４が覇気を込めて鋭く言えているかが重要！出たテンポに対して二人の１，２，３，４の言い方が違うと演奏してもスイング感には程遠いと思います。３年ぐらいじっくり腰をすえて１，２，３，４一筋でやっていると段々リズムの本質が分かってきます。リズムは１，２，３，４を極めるしかないと思います。

  Feb 24, 2006

• RAUL MIDON

  なんばHatchにＲＡＵＬ　ＭＩＤＯＮのライブを聞きに行きました。いゃー凄かったです！！やはり音楽はリズムが命。ギターで刻むリズムのカッティングが、普通は１６ビートで感じる所を３２分音符で常に感じているのが驚異的なテクニックだと感じました。日本人には、なかなか真似できないタイム感です。遅いブルースなんかも常に６連音符を感じさせます。スティービー・ワンダーも絶賛したのもうなずけます。本物の人には、あまり述べる事はないですね！

  Feb 1, 2006

• リズムがすべて

  昨日は、通天閣近くのギャラリー再会でのライブでした。音楽はつくづくリズムが命だと感じました。リハーサルの時に、私が出すカウントに相方も同じようにカウントを言ってもらうと、相方がどのようにリズムを捉えているかが即座に分かります。このリズムの感じ方が違うといくら曲を続けても意味がありません。音楽では、このリズムのカウントを瞬時に捉えて合わせる能力が要求されます。当然カウントの出し方も凄く重要です。カウントに言い方は、鋭く、覇気があって、スイングしていなければなりません。音楽の演奏の良し悪しは、このカウントの言い方で決まります。ブログでも言い続けていますけれども、私は口で言う１，２，３，４が覇気を込めて言える事がスイング感に繋がる一つの方法だと思います。リズムの感じ方は人それぞれありますから、決め付けてこれしかないとは言えませんが、私は師匠から教わったこの方法がリズムをゲットするには最善の方法だと確信しています。音楽とは恐ろしい物で、いくら文章とかにさも立派な事を書いてもその人の実際の音を聴けば何を考えて演奏しているかが瞬時に分かります。スイングしたリズムをゲットするには、並大抵の訓練では不可能だと思います。私もまだまだ大した技量を持っていないですが、リズムに関しては師匠とやった時のスイング感を忘れず基本を根底に練習していきたいと思っています。

  Jan 29, 2006

• 今年最後のライブ

  通天閣のすぐ横のギャラリー再会での今年最後のライブでした。今のユニットを組んで２年が経ちました。休憩時間に相方と色んな音楽の話をする事もありますが、究極的にはやっぱりリズムを研究する事が一番だと話していました。音楽では、歌う人・演奏する人自身に体の中に強烈な１，２，３，４が流れている事がまず先決です。躍動するリズムが感じられない音楽は、いくら凄いテクニックがあっても聴く人は最後は飽きてきます。私も修行時代に、一日中大きな声で１，２，３，４を言わされていた事を思い出されます。３年ぐらいは練習では当たり前ですが、ステージでもずっと言っていました。良い音楽を掛けてそのリズムに合わせて１，２，３，４を言い続ける事がリズムをゲットできる方法だと思います。この時の注意点は、自分の言っている１，２，３，４が音楽に本当に合っているかが問題になってきます。自分で録音して聞くか、卓越したリズムの演奏者に聞く事だと思います。リズムはなかなか自分だけでは、合っているか合っていないかを判別するのは容易な事ではありません。優れた指導者を探し求めるのも、音楽をやる上ではとても重要な事です。

  Dec 29, 2005

• 中学校の演奏会

  昨日は、東大阪市の中学校全校生徒３５０人の音楽鑑賞会のライブでした。何時ものピアノボーカルトリオで体育館での一時間半あまりのライブで、ラテン・ジャズを主にやりました。途中で生徒の手拍子を叩いてもらっての音楽もしましたので、生徒は楽しく聞いてくれました。今回はＰＡ（音響）もプロを雇ってのコンサートでしたので、非常に音楽的にもしまりのある音楽が出来ました。世間では中学生とかは落ち着きがないと言われていますが、音楽を聴いている時は静かに聞いています。今回のコンサートは学校の授業の一環としてやりましたので、リズムがはっきりしたラテン等の音楽も多く取り入れました。私は、聴く人に対してリズムが心地良く響くと人間は心が気持ち良くなるものだと常々思っています。

  Dec 16, 2005

• オータムコンサート

  東大阪市民会館のオータムコンサートも無事終わりました。このバンドユニットでやるコンサートでは、１０００人以上のお客さんが来るライブは今回が初めてでした。今回はギターを入れての４人編成でした。ライブをホールでやる場合は、特に周りの音とのバランスに気をつけて自分の音を客観的に捉えて演奏しなければいけません。この時には、モニタースピーカーが活用します。モニターの音量は、仕込みの時に各自が音響さんに注文をつけて念入りにしていきます。私自身は、大音量でやる音楽は好みません。全体的には静かに、時にはインパクトのあるメリハリの聞いたリズムを主体にしてやる演奏が好きです。このボーカルユニットを組んで３年が経とうとしています。この大きなホールでのコンサートが３年目の節目にもなってきました。大きなホールで、ライブ活動する事によってバンドを良くする為のステップも色々見えてきました。相手バンドのプレィヤーも知り合いがいましたので、色々音楽の昔話に花を咲かせていました。音楽をする事は、凄く楽しく充実した日々です。

  Nov 21, 2005

• サックス奏者　ＭＡＬＴＡ

  舟運まつりの水上ジャズライブでした。特別ゲストにＭＡＬＴＡさんが今秀樹ピアノトリオで演奏されました。私自身も、始めてお会いしましたが気さくな明るい感じの人です。リズム感は、やはり本場仕込みの身体が揺さぶられるリズムを感じました。サックスの音は、リズムを下半身でしっかり感じてハッキリと音符を吹かれていたのは流石です。１，２，３，４のリズムの感じ方が、身体で強烈に感じているが故に出来るリズム感だと思いました。サックスを吹いている姿を見ているだけでも、リズムの取り方が勉強になります。上手い人に共通しているのは、演奏の音に身体が自然と揺さぶられて心地良い事だと思います。私の脳裏には、師匠の演奏と重なり合う所が随所にありました。上手い人のリズムは、つくづく感じ方が一緒だなあと思いました。最後には、出演者揃ってブルースをアドリブで楽しみました。

  Oct 30, 2005

• ライブ映像

  岩井ゆき子ボーカルユニットのライブ映像が少しだけですけれども見れます。この映像は９月２２日にライブスポットアローのライブです。曲目は「素敵な貴方」です。出演者メッセージの岩井ゆき子のＰＬＡＹをポイントして下さい。ライブ映像が見られます

  Oct 16, 2005

• リハーサルに於いて客観的に聞く

  昨日は、大阪府立情報センターさいかくホールで「大阪ジャズ物語」のお話とジャズの生演奏をしました。私も当然演奏するのですが、リハーサルでは念入りに相方の歌とジャズ物語の朗読にチェックをしました。歌では曲によってマイクの使い方等にも事細かにチェックをします。朗読に於いても、お客さんに安心して聞ける話のリズムに重点をおきました。今現在もそうですが、リズムに対して勉強してきた事が音楽以外の朗読とか曲の間のＭＣなんかにもリズムが凄く重要な位置を占めている事が分かりました。以前、よみうり文化センターで教えている時に、講座生にテレビでも活躍されている名脇役の女優の方にセリフにもリズムが必要だと分かりましたと言われた事を思い出します。最近はリズムを訓練して勉強する事は、自分の聴力が凄く鍛えられる事が少し分かってきたような気がします。昨日のライブが終わった後、お客さんに凄く良い音で聞きやすかったと言われると嬉しくなります。リハーサルで細かく客観的にサウンドチェックするのは、当然ＰＡの方の尽力もあり、自分が求めているサウンドをＰＡの方に言うのも当たり前の話だと思います。音量のバランスは、音楽では究極的に難しい事だと思います。生徒のレッスン等でも一定の距離を置いて音を聞くように心がけています。私の独断と偏見ですが、私の心が揺さぶられる音楽とリズムが人にも心地よいと思っています。日々に自分の感性を磨く事も大切だと思います。この前にルーブル美術展を見に行ったのですが、本物からは色々学ぶ事がたくさんありました。

  Oct 6, 2005

• サウンドチェックの重要性

  音楽では全体の音のバランスは非常に大切です。以前のフルバンドの時のサウンドチェックは、信頼できるサウンドプロデューサーが居りましたから音のバランスは安心してやっていましたが、小編成のバンドがやる大・中などのホールでは客観的なサウンドチェックが必要になって来ます。外国の人のコンサートなどを見に行くと会場内のツアーに同行しているミキシングの人がインカムを使って音のバランスを常にチェックしているのを見かけます。いくら良い演奏していても会場内の音のバランスが悪ければ演奏が台無しになる可能性は大いにあります。私は演奏者として参加していない時は、サウンドプロデューサーの仕事もこなしていますが、演奏者として参加している時は客席に行って少し聞くだけでサウンドチェックをしていましたが、最近これが音のバランスの落とし穴だと思いました。サウンドチェックする時は、理想は優れたサウンドプロデューサーがいれば解決するのですが、なかなか信頼できる人材を探すのは難しい事でもあります。大きなホールなどのサウンドチェックは、私自身が客席で腰をすえて自分自身が納得できるバンドの音作りを目指す事が大切だと気付きました。演奏者としての自分とサウンドをチェックする時の自分は、今までは演奏する方に気をとられてしまう傾向が強く、客席で少しだけ聞いてすぐステージに戻っていました。人に心地よい音のバランスで聞こえる事が、演奏している側にとっては最も大事な事ですから、今後は音のバランスには細心の注意を払ってバンドの音作りをやっていこうと思っています。今日のブログは、自分自身の音作りの教訓です。

  Oct 5, 2005

• ノラ・ジョーンズのDVD

  最近は、ライブ版ＤＶＤにはまっています。昨日もノラ・ジョーンズのライブ版を見ました。若き日のジャニス・ジョブリンを想いだされます。音楽的には、ジャズ的なニュアンスもあり、リズムはブルースの匂いがします。ノラ自体の歌声は「スモーキーボイス」とも言われ、ハスキーな癒される声です。ピアノに座っている姿勢が背筋がピーンと張って、重心がどっしりしていて良い感じです。バックのハンサムバンドのサポートも素晴らしい！やはり世界で一流と言われる人は、バンド全体の音量のバランス感覚が優れていると思います。決してベース・ドラムが前面に出て演奏する事はないです。私の感想は、サポート隊はお洒落で粋なバックバンドと言う感じ。これは、ダイアナ・クラールのバックバンドにも共通しています。歌がメインの場合、サポート隊は何をすべきか知り尽くしている感じです。リズムは基本的には８ビート、１６ビート、ラテン、ブルースなどのジャンルですが、リズムはシンプルで基本に忠実にスイング感があります。リズムではシンプルにしてスイング感を出すのはかなりの技術力が要求されます。ドラマーに於いては、一見派手に叩きたいものですが、音を抑えながら切れのあるリズムを出すのは究極的に難しいです。ベースマンもベースの本来の役割を担って素晴らしい。ギターは手数は少ないですが、一つ一つの音に存在感があり、歌のサポートが渋いと言う感じ。私も今、女性のボーカルユニットをしてパーカッションをしていますが、自分自身が目指している音楽の形はこのスタイルが好きです。今は師匠もこの世にはいませんから、リズムの事の悩みを真剣にぶつけて聴いてくれる人はいないですから、世界で超一流と言われてライブ版などを見て改めて本物の音楽に接していき、そこから学べる事を身体に吸収したいです。先日も生徒とのやり取りで音楽の聴き方の話をしたのですが、聴き方は自分自身がリズムの基本をしっかり練習したら今まで聞こえなかった音まで鮮明に聞こえると言う話をしました。物事の修練では、此処までと言う事はないですから、聴力と五感の感性は鍛えれば鍛えるほど集中力が増してくると思います。自分自身がこの人と思った人に出逢ったら分からない事はしつこく聞く事です

  Sep 1, 2005

• 夏休みはもう終わり？

  ８月はライブの仕事の方は、お休みでした。生徒のレッスンは殆ど毎日楽しくしていました。９月に入るとライブの仕事が１０日間程度決定していて、それに向けてのバンド練習をしています。音楽の仕事は、音楽のライブ・パーティーでの演奏・音楽プロデューサーの仕事など色々あります。その合間を縫って生徒のレッスンを午前中に集中してやっています。最近は地方の仕事（近畿圏以外）は行かなくなりましたが、以前は歌手のバックバンドで全国津々浦々色んな所に行って仕事をしていました。結構、地方に行くとその土地の名所を見たり、美味しい物を食べるのを楽しみにしていました。地方に行くと偶然に仕事関係の知り合いに会うこともしばしばありました。昔のキャバレーとかの全盛時代は、その店に専属バンドがいて毎日日替わりメニューで色んなショーが入っていました。演歌歌手、ラテンバンドショー（男女二人の歌と演奏）、マジックショー、ジャグリング（大体男女二人での曲芸）、ヌードショー　ETC・・・月１回にビッグショーとしてその当時テレビで活躍している歌手・大物俳優のショーが組まれていました。現在は、その当時の面影はどこに行っても殆どありませんが、地方に行って仕事をしている時に懐かしくお会いできる人もたまにいました。当時の芸人さんと言われる人は、人間的な魅力が漂っていました。休憩時間にゲストの方と打ち合わせを兼ねて世間話等をお喋りするのは楽しかったですね！昔は、音楽などの好きな事で生活するのは、お店も多かったですからそんなに難しい事ではなかっですが、今は仕事の場所がありませんから殆どの人は辞めていった方が多いと思います。その当時は、今のこう言う時代が来ると言う事は、誰も想像はしなかったです。私は、今こうして仕事が出来ているのは友人の手助けと師匠から教わった音楽の基礎が役に立っています。基本をしっかり学んで自分の物にしていくと、仕事の依頼は人づてに伝わって自然と増えていきます。物事の修練は、始めのうちは基本をみっちり身体に覚えさす事だと思います。

  Aug 28, 2005

• サンタナのライブ

  昨日、サンタナのライブＤＶＤを見ました。演奏者自身のリズムは身体がしなるように感じてシェイクしていました。足でリズムを打ち鳴らし、それに呼応するようにギターを弾き、そして歌います。サンタナがリズムのカウントを取る時には、右手で頭上に円を描いてカウントを取っていました。客席の観衆のリズムの取り方も身体がしなっていました。ピアノ（女性）の弾き語りのバックでサンタナが生ギターを弾くのですが、余計な音は弾かず凄く音のバランスとセンスの良さがが際立っていました。やはり音楽に於いては、リズムを深く追求する事が大切だと改めて思いました。

  Aug 25, 2005

• 音を確かめる

  土曜日は、夜から兵庫県の芦屋のジャズＢＡＲのライブでした。今日は、１６分音符を叩くモリエンド・カフェ（コーヒー・ルンバ）の曲で自分が叩いている一つ一つの音を確認しながら相手の音符とのシンクロしている音符を冷静に聞くようにして演奏しました。この事は言葉では言えるのですが、実際の演奏になるとなかなか難しい事です。演奏では、自分が出している音符が本当に正確に叩けているかを、確認出来る客観的な自分自身の聴力が要求されます。それには、日頃の訓練で鍛えられた研ぎ澄まされた集中力が必要です。楽器の練習に於いては、始めのうちはテープなどの録音したものを、後で聴いてリズム・音符の確認する方法などが有効ですけれども、最終的には演奏中でも自分の音を客観的に聞くもう一人の自分がいなければなりません。演奏が始まれば途中で辞める事は出来ません。あくまでも演奏中は、身体はリラックスして、アンサンブルしている人の音をしっかりと聴く事と自分の出しているリズムが相手の出しているリズムと合っているかを常に確認しなければなりません。音楽では、アンサンブルのリズムの合ってない演奏は聴いていて疲れます。私はリズムの事だけに的を絞ってブログを書いていますが、リズムの事はなかなかブログだけでは分かりにくいと思います。音楽をやっている方ならプロ・アマ問わずリズム感が今より良くなりたいと思っている方は多く居られると思います。私もその一人です。その人のリズム感が分かる手っ取り早い方法が、口の１，２，３，４に合わせて手拍子を叩いて貰ったり、足を踏んでもらう事だと思います。その次にまず音楽を掛けて、そのリズムに合わして手拍子を叩いたり、足を踏む事が人が見ていてカッコよく出来なければいけないと思います。これは音楽を志す人は出来て当たり前です。私は、音楽の基本とはこう言うものだと思います。手拍子などがカッコよく叩く事が出来ないのなら、しっかりした練習方法を分析して地道にやれば良いだけです。

  Jul 10, 2005

• 心地よいリズムを感じよう！

  最近はジャズライブ等を見に行く事は少なくなりました。今はＤＶＤとかテレビでライブの様子がありますので、それだけでも勉強になります。ライブ等で自分の身体が心地よくリズムを感じる時は、一拍の音符の幅が正確無比に保たれて、尚且つシャープな時だと思います。このシャープな一拍の音符の長さこそが人に心地良さ感を与えると思います。それには、まず機械的なリズムに正確に合わす事が先決です。その事が出来てからリズムの感じ方を色んなミュージシャンから学んでいきます。基本は、あくまでも安定したリズムが自分の身体から出せると言う事が最低限必要です。リズムではこの基本を習得するまでに、長い年月が掛かります。そして、これにはリズムの基本が出来ている人に学ぶ事が要求されます。基本が出来ている人は、一つ一つの音符のずれを即座に答えてくれます。自分一人でリズムの基礎を考えてやると言うのはかなり難しいと思います。私はリズムの基礎を確立する事が、音楽では一番大切だと思っています。

  Jun 29, 2005

• リズムは最初のカウントで決まる

  今日は、小学校のＰＴＡ主催のイベントにゲストとしてピアノ・パーカッションデュオでの仕事でした。体育館での２００名ぐらいのコンサートでした。リハーサルでは、音響も私の役目なので学校の備え付けの音響とこちらから持って来た音響装置を配置して入念にやりました。演奏者にとってはモニタースピーカーの位置と聞こえ方は、演奏の良し悪しを左右する大事な事ですから念入りに時間を掛けてしています。ステージ演奏に於いては、私が殆どの曲のカウントを出します。音楽では、このカウントを如何に集中して聴いて自分のリズムと合っているか確認する事で、その演奏の良し悪しがすべて決まると思います。演奏の途中からリズムを立て直そうと思ってもなかなか上手くはいかない物です。演奏に於いては、最初のリズムを的確に自分の身体に把握する事が、しいてはスイングするリズムに繋がっていくと思います。ピアノ等はステージ上で、足を踏んでリズムを取ると床の音が鳴って品が良くないと思われる方もいますが、私はリズムを会得しようとする時はそんな事は最初のうちは気にしない方がいいと思います。実際、舶来のミュージシャンでピアノを弾いている時に床を足で踏んで、その音がリズムセクションの一部になっている方も居られます。スイングしたリズムを会得するには、自分の身体から出るリズムを強烈に表に出さなければ人の心には伝わらないと思います。

  Jun 10, 2005

• レッスンとライブ

  昨日は、朝から生駒市にあるカラオケ喫茶で歌のレッスンをしてから、夜には奈良市の高畑町の「Cafe ろくさろん」でのライブでした。カラオケレッスンは、始めてにもかかわらず１２名の人が来られました。基本的な発声練習を全員でして、今日は初めてという事で一人一人に譜面持参で自分の好きな曲を歌ってもらいました。今日は、歌のメリハリを如何にコントロールするかをポイントにしました。楽器でもそうですが、歌の場合は特に自分の音量のコントロールをきっちりこなせるかこなせないかで聴いている人の印象が随分違ってきます。自分の音量を最低でも３段階から４段階ぐらいにコントロールするように持っていかなければいけないと思います。自分では、音を抑えているつもりであっても人が聴いたら自分が思っているより抑えていない場合が多いです。逆に自分では音を出しているつもりでも出ていない場合も多いです。歌の場合も色々基礎練習がありますが、音量をコントロールするだけでも随分歌の印象が変わってきます。此処で注意する事は、音量を下げても言葉ははっきり言わなくては成りません。歌の場合、最初から言葉に感情を入れすぎるのも余計な所に力が入り、リズムが狂う危険があります。始めは音符を正確に読んで歌うだけでいいと思います。この音符を譜面どおりに歌うと言う事は、簡単そうで本当は凄く難しい事です。歌は、バックのリズムにしっかり乗って譜面に忠実に歌うだけでも、聴いている人に心地良さ感は伝わります。夜には、奈良公園に近い「ろくさろん」でのライブでした。此処は、普段はカフェで月によって音楽のライブ・狂言等の催し物されています。広い敷地内に建てられているカフェは、奥に星の見える茶室もあり、ご主人が建築家で古い町並みに溶け込むように建てられているお洒落な建物です。ライブに入る前、リハーサルではリズムの事に対して時間を取ります。音楽を演奏する上では、演奏者同士ののリズム感覚が当たり前ですけれどもピタッと合っていなければ聴く人に心地や良さは伝わらないです。此処の所を念入りに時間を掛けます。ライブでは、私は相手の音を聴く事に神経を集中しながら自分の出すリズムと合っているかを確認して叩き、演奏中は余分な所に力が入らないように何時も心がけています。音楽の演奏は正直ですから、リズムがピタッと合ってくると演奏していてもある種の快感が自分自身にあります。私達の演奏は、お客さんが良く知っておられる曲を好んで演奏するようにしています。日本語の歌、ラテン、ジャズ、ビートルズナンバーなど色んなジャンルをします。曲の選曲は、私はライブする上では重要な位置を占めると思います。演歌のバックバンドで、その時のプロデューサーの構成で自分の持ち歌が多い歌手がステージで自分の持ち歌以外の歌を多く歌う場合、舞台から見ていたら観客の反応は退屈している場合がありまし、私の知り合いからその手の話は良く聴きます。音楽の仕事もやはりお客さんあっての商売ですから、聴く側の立場も考えて曲の構成などを念入りにすることも大切だと思います。私は、自分自身が客の立場で聞いた時に、知っている曲があると安心します。後は、シンプルに躍動感のあるリズムを前面に打ち出せたらいいと思います。

  May 22, 2005

• ローリング・ストーンズは凄い！

  今朝、テレビでローリング・ストーンズが、今年世界ツアーをする事を言っていました。日本にも来るそうです。平均年齢６０才だそうですが、テレビでライブ映像が流れていましたが、それにしてもミックの身体全体でリズムを取る感じが昔と一緒だとなあと感心しました。日本に来日したら今回は見に行きたいと思っています。素晴らしい音楽は、やはり生のステージを見て感動するのが一番いいと思います。エリック・クラプトンも是非一度見てみたい人です。今年、イギリスで伝説のスーパーロックグループ『クリーム』のライブが行われましたが、そのＤＶＤが今秋に発売されるので是非見たいと思っています。クラプトンのＣＤは私の娘も好きなので１０枚以上ありますが、バックのリズムのシンプルさが凄く気に入っています。今年は、世界で本物と言われている音楽を聴きに行こうと思っています。

  May 11, 2005

• 色々勉強になりました

  先週の土曜日から続いたライブも昨日で終わりました。昨日は昼から２００人位入る市のホールでの個人的なコンサートと夜はイタリアレストランのライブでした。ホールでのコンサートには音響・照明のプロの人がいて、モニタースピーカなども設備されていますから演奏はやりやすかったです。今回は、ピアノトリオでしたから音響を自分達だけでする時は、モニターの音は凄く大切だと思いました。リズムの基本的な事が出来ている者同士でやる場合は、相手の音と自分の音が聞こえやすい状態を作らなければ演奏としてはまとまらないものになると思いました。ライブ会場で自分達だけでステージの設営から音響までやる場合は、人の立ち位置とモニターの必要性は今回痛切に感じました。このピアノトリオとしての仕事は、９月と１１月に大阪でやります。１１月にはこのトリオにプラスして他のメンバーを入れて、市の主催で１５００人位のホールでのライブも決定しています。５月からは茨木市の生涯学習センターの講座も始まり、私事ですが演歌歌手のステージで友情出演の形で歌を歌います。歌に於いては歌詞を覚えるのも一苦労だと思いました。

  Apr 24, 2005

• リズムはスピード感

  昨日は、滋賀県志賀町にあるギャラリー＆カフェでのライブでした。店内は、コーヒーカップ、お皿等は信楽焼きの陶器で統一され、木のぬくもりのする建物は凄く気持ちの落ち着くお店でした。お客さんも年齢層の幅が広い近隣の方で満員でした。演奏はピアノトリオで、曲目自体はジャズ・ラテン・ビートルズナンバーです。今回は東京から私の先輩のベースと一緒にやっていますので、特にリズムに対しては色々勉強になるところがあります。少し早めの４ビートのリズムのスピード感が、私のドラムの技術的な事もあって余程しっかりリズムを体で感じていなければベースのスピードに乗り遅れます。音楽では、始めに人のリズムに合わせるのではなく、自分自身が曲のリズムを強く打ち出さなければアンサンブルとしても合わないと言う事を改めて感じました。一部では、音量をリハーサルの時からお客さんを想定してやっていたのですが、自分が思っていたよりお客さんが満員になると人が音を吸収しますので演奏の音量的にはより下がり、この音量のバランスと言う物は究極的に難しい物だと思います。そう言うこともあって、二部では全体的な音量を上げてやったおかげで凄くまとまった感じが出てお客さんの乗りも良かったです。音楽プロデューサーの仕事の時は、楽器は演奏しませんから全体的な音を客観的に聞けて出来るのですが、演奏と音響を同時にやると言うのも又違った意味で難しいです。今まで、ベースを弾いている時は音響の方、照明の方、演出の方、裏方さん等のプロが専属にいましたのでベースの演奏以外で悩む事もなかったのですが、自分達だけでやる仕事と言う物は何から何までやっていかなければなりません。一つ一つ試行錯誤しながらやって覚えるしかないと思います。

  Apr 21, 2005

• ライブは楽しい

  昨日は、北浜にある老舗日本料理店　花外楼（かがいろう　創業して１６０年）が経営するパーティー会場のアイル・モレコタでのライブでした。ライブ会場は、８階の最上階にあり窓は全面ガラス張りで眼下に中ノ島公園があり、お洒落な雰囲気のお店です。演奏は、ジャズ・ラテン・ビートルズナンバー・オリジナル等をやりました。私達の音楽のモットーは、分かりやすい音楽をさりげなくリズムに乗ってお洒落にする事だと思います。演奏上では、音のバランスがとても大切です。静かに演奏している中にも、張り詰めた緊張感と小気味良いリズムが流れるようにしなければいけません。この前のダイアナ・クラールのライブでもそうでしたが、全体的なバンドの音量はそんなに大きな音では演奏はしません。（特にドラム）しかし、バックのリズムは小気味良いリズムが流れてスイングします。音の大小の音量は、凄く大事です。たまにジャズのライブハウス等を見に行きますと、フロントに関係なくドラムなどが大きな音で演奏している時が多いですが、バンド全体の音楽のバランスとしては台無しですし、長時間聴くには疲れます。音楽では、全体的には音を抑えぎみで、要所にはメリハリのある演奏とスピード感に乗ったスイングする演奏すると言うのは究極的に難しい事です。最後は、その人の音楽的センスで決まると思います。

  Apr 20, 2005

• 子守唄のライブ

  昨日は奈良市奈良町のくるま座での子守唄のライブでした。いにしえの現代が交錯する奈良町に古い町屋を再生して作られたくるま座があります。１２０年前に作られた町屋を改装して、なるべく使える古い柱などは使って昔の趣をそのまま残しつつ改装された町屋です。木のぬくもりのする音の響きが素晴らしい空間でした。私達は、ジャズ・ラテン等のライブ以外にも子守唄のライブも色んな所でやっています。私は、パーカッションと音響を担当しています。日本に昔から伝わる伝承歌の子守唄は、その土地での生活・歴史が刻み込まれています。日本の子守唄は、人間本来の自然な声で歌う様に作られていると思います。子守りをする時に歌う歌ですから大きな声では歌いません。音楽では色んなジャンルから学べる事は多々あります。子守唄はシンプルです。私は、音楽の演奏もシンプルにするのが好きです。

  Apr 18, 2005

• ＮＨＫホールに行ってきました

  昨日は、知り合いの演歌歌手の歌を聴きにＮＨＫホールに行ってきました。沢山のプロの歌い手さんが出演されていました。伴奏は生のフルバンドです。私は、こう言うコンサートで何時も疑問に思っている事で、生のバンドが入っているにもかかわらずカラオケのテープを掛けて歌う歌手がいると言う事です。私も仕事をしていてこう言う経験は何回もしています。音楽を演奏する者にとっては、あまり気持ちのいい事ではないですね。確かに３時間半あまりの長時間の歌のンサートでしたから、バンドの人が疲れると言う意味もあると思いますが、生のバンドとカラオケでやる伴奏では、会場全体の乗りが全然違うと思います。今まではバックバンドでする側でいましたから、お客さんの立場で音楽を聴く事は凄く自分自身の勉強になります。歌に関してはやはり私は、歌い手さんのリズムが気になります。私は、人の心を惹きつける歌とは、歌い手のリズムの要素がかなりのウエートを占めると思います。バックの演奏のリズムより微妙に早く歌が走っている場合は、客席との一体感は大きくは生まれてこないものです。それと、最初から終わりまで同じような大きな音量で歌う方も聞きづらいです。これは、最近カラオケ大会などでよく見られる傾向です。先生からお腹から声を出しなさいと言われて、無理に力が入った大きな声の歌い方は聞くほうは疲れますし、人に心地よい感動はなかなか与えられないと思います。プロの歌手で歌は上手くて当然ですけれども、後何が大事かと言いますとその人の持っている独特の個性だと思います。これは、歌手の場合凄く必要になってきます。プロの歌手は、全国に数え切れない程いると思います。でもその中で世間的に売れている歌手は、ほんの一握りです。私も、仕事柄色んな歌手と仕事をしていますが、ただ単に歌が上手いと言う歌手はいますけれど、プロにはその人しか出せない個性が世間的に売れる売れないの大きな要素です。それに付け加えて、恵まれた歌と人との出会いに会う運も必要になってきます。客席にいて思ったのですが、テレビなどによく出ている歌手は短時間に客席との一体感を作り出すのが上手いと思いました。自分がステージで演奏している側では、普段あまり気に止めない事だと思いました。普段は演歌の歌を客席にいて見ると言う事は殆どないですから、今日は色んなタイプのプロの歌手が見られて勉強になりました。私事ですが、５月から茨木市の講座もいよいよ始まります。今回は、新たにリズムから入るカラオケ教室もやる事になりました。私は、個人的にカラオケも教えているのですが、カラオケの歌に対してもリズムの基本を大事にして教えるようにしています。カラオケの講座では音楽を掛けながら、リズムに合わして口で1，２，３，４を言ったり、手拍子を叩いたりのリズムの基本をベースにして教えていきたいと思っています。今年は、色んな大きなコンサート等の予定も入ってますから音楽に対して充実した時間を過ごせる様に自分の体調の管理などをしっかり注意していきたいと思っています。

  Mar 30, 2005

• リハーサルは念入りに

  昨日は、今年から月一回のペースでやっている通天閣の近くにあるギャラリー再会のライブでした。ピアノ＆ボーカルとPercのデュオで、リハーサルはリズムを主体に合わす事に集中してやります。演奏者は音楽をお客さんに聴いてもらうわけですから、人の心に心地よさが残る音楽を提供しなければならないと思います。私は、演奏者がリズムの躍動感の息をぴったり合わす事が、聴いている人に心地よい気持ちを与えられる事だと思います。リハーサルでは、私が出すワン、ツー、スリー、フォーのカウントと相手のカウントの息が合う事に主眼を置いて、徹底的にやります。リズムはその人が思っているリズムを口でカウントを言ってもらったら、その人が考えているリズムの本質はすぐ分かります。楽器を演奏する前からもうすでに音楽のリズムは始まっています。形だけの演奏を合わしても、リズムに一体感のない演奏は聴衆は飽きてきます。本番のライブでは、私達のオープニングはリズムがはっきり打ち出せる早めのラテンから入る事が多いです。この事もライブする上では凄く大切な事です。まず、躍動感のあるラテンのリズムから入って気持ちをを熱くします。音楽では、最初のリズムの勢いと言うのも大事な要素であると思います。今日は、バラードではカウント無しで、前の曲が終わったらおもむろにピアノを弾いてもらってリズムの決めは１～２小節でテンポをキープして、入ってもらうことにしました。そうする事によって、曲と曲のつなぎがスムーズに運んでいきます。曲が終わる事にＭＣを入れる必要もないと思います。私の師匠は、仕事ではメンバーが慣れてきたらバラードなんかは、この曲をするとかの言葉は一切ありませんから、ベース奏者は曲が始まるまで何の曲かある意味緊張します。リズムのきっかけも、余程注意して聞いていないと入るタイミングを逃します。それは、１小節の時もあり、４拍めからの時もあります。これは集中力を凄く要します。ジャズのスタンダードの曲は、演奏出来る曲はメロディーを歌える事が演奏者は必須条件です。ジャズでは、メロディーが歌える事によって演奏者がアドリブをやっていても曲の流れなどを間違える事はまずないです。人がアドリブをやっている時に、今どこをやっているかが分からないでは音楽としては成り立ちません。曲のメロディーを口ずさむ事が出来ればその事も自ずから解決します。本番でリズムを合わして一体感を作る事は、日頃の練習で基本練習をしっかりとやっていなければ本番ではなかなか合いません。口で言うカウントも練習していれば、本番に必ず成果として出てきます。私は、音楽のリズムはこのカウントの言い方でほぼ決まると思います。音楽のリズムでは、カウントの言い方の基本が出来てない人が、乗りとかの理屈をいくら述べてもリズムは良くならないですから、最初はまず基本的なカウントの言い方などが出来てからの話です。練習の時には、自分自身に恥ずかしがらずにはっきりとお腹から大きな声でカウントを言う練習をする事は必要不可欠です。これは、一種武道の世界に似た所があります。例えば、剣道なんかの試合で相手に打ち込む時に自分の気合とともに竹刀を打ち下ろす事と一緒だと思います。この時の気合は凄まじい物があります。私は、京都の家の近くに武道館がありましたので、剣道日本一の試合なんかを良く見に行っていましたが、試合していて相手の声の気合に負けたらもう勝敗は決まってますね。音楽の本番では、必ずしも何も大きな声でカウントを取る必要はないですが・・しかし、練習の時にはこの事はやっておく必要があります。お腹から出す大きな声で訓練していると、徐々に小さな声でも同じ迫力で言えるようになってきます。リズムは、その人が出す息の迫力が左右します。演奏中は普通に息をしていたらいけません。相手の演奏者と同じ呼吸で音を聴いて演奏しなければならないと思います。

  Mar 27, 2005

• 音楽の楽しさ！

  私自身がプロになってから音楽の楽しさが分かりだしたのは、リズムの事が分かり出した時と比例しています。私の場合、師匠の出会いがなかったらは音楽で生活しているかは分からないと思います。それほど師匠のリズム感は強烈で、音楽のセンスも素晴らしかったです。師匠のトリオでやっている時は、まあ苦痛の連続でしたがこの時は『絶対に人より上手くなってやる』の一心でしたね。師匠の所から離れて仕事をしていて、今からにして思えばトリオでやっている時、師匠の体全体から出るあの強烈なビートの感覚は快感でした。音楽の楽しさは感じるのは人それぞれあると思いますが、私はスイングするリズムが一番だと思います。人に心地よいスイング感を与えるにはどうしたらいいかを考えるのは、演奏者としては音楽の楽しみでもあります。そのリズムを会得するのには、時間も掛かりますし、厳しい訓練も必要だと思います。誰でも楽して分かりたいものですが、現実はそんなに甘くはないです。師匠のバンドからは色々な日本で第一線で活躍されている方も多く輩出されていますが、厳しさに耐え切れずに辞められた方も多くいます。何事にも、土台を仕上げている時は単純で長くて、つらい物です。しかし、ここで諦めては絶対にいけません。今やっている基礎固めが実を結べば、凄く音楽をするのが楽しくなってきます。それは、今まで分からなかった事が暗闇に一筋の光が差し込むように徐々に見えてくるからです。そうなれば締めた物です、数学の公式を解くが事く分かってきます。私は、音楽の名言で『始めにリズムありき』の通り、リズムを深く追求する事によって音楽の楽しさが分かってくると信じています。音楽以外で自分の感性を磨く事も必要だと思います。

  Mar 24, 2005

• ダイアナ・クラール

  昨日は、ダイアナ・クラールのライブでした。最初ＵＰテンポの４ビートから始まりました。う～ん！ダイアナのテンポの取り方がカッコいいなあ！右手の指で２，４を取り、口がワン、ツー～ワン、ツー、スリー、フォー・・・全体の音量は最初の２曲ぐらいは、少し小さめかなと言う感じでした。当然音響のスタッフも一緒に連れてきていますから、ホールの全体の音響を考えて徐々に音量が調節されていました。最初から、音響的には大きな音を出さずに徐々に上げて調節していくのだと思いました。ダイアナの歌は、ハスキーで感性が豊かな上質なジャズって感じ！バラードの曲は、うっとりしますね。リズムに関しては、ＵＰテンポでは右足を４つに踏み、どんな曲でも常にどちらかな足でリズムをしっかり取っています。ピアノのプレイは、基本に忠実なメリハリの効いたスイングするピアノです。サイドメンは、ギター、ベース、ドラムでした。私の印象は、一流のサイドメンは人の音を良く聴いて決して自分自身だけが前には出なくて、音のバランス感覚が素晴らしい人。ギター、ベースは音的には生の音に近い音で演奏していました。サイトメンのサポートプレイはとにかく素晴らしいの一言です。ドラムの音は押さえ気味で、しかしながら、リズム自体はしっかり前に出ていて音のバランスが絶妙です。　　　　『ダイアナ・クラールの音楽は・・　　　　　　　上質な洗練された大人の音楽と言う感じがします』いやー久しぶりに良い音楽が聴けて、凄く満足して帰りました。私自身が、今目指している音楽の方向性を考える上では大変勉強になったライブでした。

  Mar 23, 2005

• ダイアナ・クラールのライブが目前です

  遂に２２日のサンケイホールで、現代ミュージックシーンでもっとも輝いているグラミー受賞のダイアナ・クラールのライブが迫ってきました。ワクワクしますね！最近は、外人のライブを見に行く機会もありませんでした。私が、ダイアナ・クラールを知ったのは丁度３年前に、入院していた時に知り合った人からＣＤを貰い聴きました。その時の印象は、凄いの一言です。歌の感じがスピード感ある鋭い切れ、ダイアナ自信のピアノの演奏もお洒落なスイング感でメンバーのサポート隊のバランス感覚も素晴らしいです。いやーこの時の衝撃は凄かったです。外国には、こんな凄い人がいとも簡単に現れてくるものかと思いました。この時以来、ライブのＤＶＤも見たり、ＣＤを掛けながらリズムの練習を一緒にやるようになりました。この人は、聴けば聴くほど素晴らしさが伝わってきます。リズムに対しての鋭いスピード感は聞く価値ありです。音楽センスも私の大好きなジャンルです。この人の経歴を見ますと、カナダ人の女性で、最初はジャズピアニスト、ある時に歌も歌ってみないかと言う事で歌を歌ったと書いていました。ピアノのプレイは基本に忠実なアドリブをして、スイング感がとても心地よいです。友達が一番良い場所の切符を取ってくれたので、しっかりまじかで見てその時の感想を後日書きます。私の師匠が事あるごとに音楽は何時も本物を聴いたり、生のライブ等に行ってその人の所作等を見る事が音楽の感性を養うためには必要な事だと言っていました。確かにその通りだと思います。

  Mar 18, 2005

• ライブは楽しい

  昨日は、通天閣横のギャラリー再会でのライブでした。ここは、昭和２８年に建てられた二階建てのとてもお洒落な西洋風歴史的建造物で、建物の中の調度品はオーナー自らヨーロッパで買い付けされた物が配置されています。ここは以前、喫茶店でしたが現在はピアノの発表会などで時たま使われているだけです。ここでのライブは、その時々で色んなお客さんが見えてお客さん同士での交流も盛んです。今年からは、オーナーのご好意のより毎月月末にライブをしようという事で開催しております。お客さんの前でライブをすると言う事は、自分自身の勉強の為にも非常に勉強になります。アンサンブルで演奏する上で一番大事なのは、人の音を良く聴くという事ではないでしょうか？人の音が聴けない人は、おそらく自分自身の音も聴けてない。聴くと言う行為の中には、色んな要素が入っています。人の音を集中して聴くという事の大事さが分かれば、自分自身の音もだんだんよく聞こえてきます。もう一つ演奏する上で大切なのは、しっかりとしたリズムをシンプルに表現する事だと思います。アンサンブルでは、リズムが正確にキープしてこその色んな入れごとであったり応用編に移っていきますが、案外演奏者はリズムが正確にキープすら出来ていなのに色んな事をやりたがるものです。基本が正確でない演奏は、ただ上っ面だけのうすっぺらいものに終わってしまいます。音楽では、何が基本かと言う事を突き詰めて考えなければ前には進まないと思います。私事ですが今年は、茨木市の講座も始まり４月からも前回から引き続きリズム講座とリズムから入るカラオケ等も増えてやる事になりました。秋頃には、東京のライブの予定もしています。今年は、ブログを通しての交流も深めて行きたいと思っています。

  Feb 27, 2005

• 音楽はやっぱりリズムだ～

  昨日は、通天閣のすぐ横のギャラリー再会の定期ライブでした。この建物は昭和２８年に建てられた二階建ての歴史的洋風建造物で、中は凄くお洒落で、よく建築家の人も見えます。壁にはオーナーの趣味でさり気なく名画が飾ってあったり、往年の時代劇スターの片岡千恵蔵さんからの寄贈品などもあります。ここでのライブは１年前からやっているのですが、３０人ぐらい入れば満員状態の店です。ライブをする時は何時も満員状態で、楽しくやっています。定期的にするからには、音楽は飽きられたらいけないと思いますます。曲の方は少しぐらいは変えますが、やっぱり音楽はリズムがスイングする事が飽きられないコツだと思います。いくら手を変え品を変えても、リズムがスイングしていなかったらいずれは飽きられると思います。ようやく私達のユニットのリズムも練習の成果があって、しっくり行くようになりました。練習とかリハーサルではお互い意見を良く出し合います。私は、ただセッション的にやる音楽はあまり好きじゃないです。その演奏者とリズムの感じ方・考え方が合えば楽しいですけれども、リズムの受け止め方が違う人とやるのは苦痛です。プロの場合でも、リズムの感じ方が色々な人がいますので、やはりリズムの対しての考え方が甘い人とは、私はなるべくやらないようにしてきました。まあ仕事ですから仕方ない場合もありますが、誰でもそうですが上手いバンドでやるのが自分の腕も磨けます。アマチュアから見たらプロのリズム感は同じような物と思っている方もいますが、それは全然違います。この世界は実力主義ですから、当たり前ですけれども上手い人同士で固まる傾向があります。ジャズだけの演奏者の場合、一部の人を除いてはレベルの高い人でも生活は楽じゃないと言うのが現実です。オールマイティー（色んなジャンルの音楽の仕事）の演奏者は、他の人より上手い腕さえあれば生活は十分していけるだけの仕事はあります。この時に一番要求されるのは、リズム隊では正確なリズムをキープできる事と音のバランス感覚です。やたら音を大きくする人とリズムが不安定な人はまず使わない。当然ですけれども譜面の初見は出来ると言う前提です。音楽では基礎トレーニングをしっかり時間かけて積む事によってからでないと、次のステップの道は良い物にはなりません。アメリカの有名な音楽院のメソッドの始めには、足でリズムをしっかり感じて踏む事とか口でカウントを取って弾く事の大切さが載っています。リズムとは、普通は持って生まれただけの才能だけでは分からないと思います。音楽は正しい基礎練習をする事から、スイングするリズムは出来てくると思います。

  Jan 30, 2005

• ライブが終わりました

  昨日、今年最後ライブが終わりました。今年から、リズムに付いてのブログを始めて色んな方面から質問やコメント頂き有難うございました。私は、今まで学んできたリズムの練習方法などを少しでも多くの人に伝えたいと思いました。私も、プロのバンドをやり始めた頃はどういう練習方法が正しいのかまったく分かりませんでした。最初は、音楽の専門書を買ったり、ジャズの音楽教室に習いに行ったりしていました。今から思えばその方法で自分の身に付いた事はなかったです。プロでやり始めて３年後ぐらいに、当時の大阪では有名な大塚千枝子（ピアノ）トリオのベースが辞めたのでオーディションをやっていると言われて受けに行きました。色んな方が受けに来ていましたが、私は面接でやる気だけで受かりました。ここでのリズムに対しての教えが音楽をする上で後になって凄く役に立ちました。一つ一つ教えられる事が目新しい事ばかりでした。この大塚さんのリズムは本物でした。このピアノトリオには、色んなプレーヤーがやってきました。アメリカのジャズのミュージシャンも日本公演の合間にやってきて演奏しました。始めは黒人のミュージシャンとかとやるのは正直言って、自分が一緒に出来るのかと思っていましたが、一緒に演奏した時に日頃の大塚さんのリズムの教え方が正しいと確信しました。外人のリズムも大塚さんのリズムも同じだと気付きました。改めて大塚さんの素晴らしさが分かりました。音楽の練習はどこにいても、正しい練習方法でやっていれば何時でも優れたミュージシャンとは一緒に出来ると言う事です。この大塚さん所で学んだ練習方法は、自分の口で１，２，３，４を発して自分の体にリズムを植え付ける事です。ジャズの場合など、私も音楽教室なんかで教えられた事は２拍４拍にアクセントを置いてとよく言われました。この事自体は間違ってはいないのですが、１，２，３，４があっての２拍４拍のアクセントなのです。この口で１，２、・・を言う練習は、演奏中もベースを弾きながら言っていましたし、言っていないとよく怒られました。最初のうち二、三年はは演奏中も含めて毎日言っていました。１，２，３，４を言う事が習慣的になると、リズムが安定してきました。この１，２、・・を言う事によって演奏はもちろん歌を歌う事でもハッキリとと効果が出ます。プロの歌手のレッスンなどを見ていたら、お腹からリズムを感じて声を出しなさいとよく言われていますが、この１，２、・・を正しくやっていればそれもそんなに難しい事ではありません。私も、プロの歌手のレッスンもしていますが、教える事は１，２、・・を言って発声をさせています。この事が音楽の土台を作り上げて行く過程で非常に重要です。来年からは色んな所に出かけて、この１，２・・の大事さを伝えていきたいと思っています。

  Dec 30, 2004

• リズムが合ってくると・・

  昨日は、通天閣のギャラリー再会でのライブでした。店内は、師走にもかかわらず満員のお客さんで溢れていました。今のライブユニットを組み出して、約一年やって二人でようやく思い通りにリズムが合いだして来たなあと言う実感でした。私は来ているお客さんの演奏に対する反応が、真剣に聴いていてくれてると言う事がお客さんの息遣いで手に取るように分かります。演奏のリズムがお腹から出て来ると、それを聴いている人も体が揺さぶられて心地良くなります。ライブの演奏に於いて一番注意している事は・・まず口で言うカウントです。音楽のカウントは、ワン、ツー、スリー、フォーで言います。リズムの命はここで決まると言っても過言じゃないです。カウントは大きな声では言いませんが、お腹から声を出して言います。（カウントを言っている時は、お腹が動きます）カウントの取り方がお腹より上で言った場合は、リズムもどっしりした物にはなりません。（一拍の幅が短い）舶来のＣＤなんかで、演奏者のカウントが入っているライブ版なんかは凄く参考になります。カウントの言い方がスイングしています。人は、当然音楽の演奏にどちらかと言ったら興味を示しますが、本当に大事なのは音楽のカウントから音楽は始まっていると言う事に築かなければなりません。ここをおろそかにするとリズムは何時までたってもよくならない。リズムの土台がしっかりしてくると、次は音のメリハリに注意点を持っていけばいいと思います。基本的な歌の演奏の場合、ラテンなんかだとイントロの導入部分ははっきりと強めにリズムを出して演奏します～歌に入ると演奏の音は音量を結構下げます～サビの部分は音量をクレシェッンドします～間奏ははっきりとリズムと音を出す～歌に戻れば又音量を下げます（音量は下げてもリズムはより強く感じてます）～エンディングは曲の締めくくりですので、決まり事の音符でしっかりと終わります。音楽の練習では、楽器を持たなくても音楽に合わせて口のカウントの言い方が上手くなったとか手拍子が上手く叩けるようになっただけでも凄い進歩です。基本はじっくりあせらずしっかりと身につけましょう。今の音楽の仕事も色んな人に支えられて、ここまで来た事を感謝しています。

  Dec 29, 2004

• 踊りたくなるライブ

  昨日は八尾のシュガーベイブライブでした。クリスマスでのコンサートでお客さんもラテンを演奏すると、みんなで踊っていました。この１２月は忙しく仕事をさせてもらっています。今年は、韓流ブームで私たちも、冬のソナタの主題歌のリクエストも良く聴きます。私も、最初の雪のシーンで流れるメロディーの旋律は、心にジーンと来るものがあります。演奏している時も、あの雪のシーンを思い浮かべながら演奏しています。音楽はイマジネーションの世界ですから、一つの音楽に対する熱い気持ちとかは凄く何時も大切にしています。ある時、師匠の大塚千枝子トリオで演奏している時に、ジャズのスローな曲で師匠が最初のイントロ部分の情景は川端康成の「雪国」の始めの書き出しを思い浮かべて演奏するようにと言われた事があります。師匠は、何時もいい音楽をするのには普段から音楽の練習以外でも文学を読んだり、美術館に足を運んだり、自然を雄大さを見て感動する感性を養わなければ、人には感動を与える演奏は出来ないと言っておられました。その通りだと思います。よく歌を歌ったらその人の性格が出るといいますけれど、音楽の演奏もそうだと思います。音楽は練習だけやればいいものではありません。必要最低限の技術は必要ですけれども、一つ一つの音に対して自分がどれだけの感性を乗せて人に訴える事ができるかということが一番大切なことだと思います。演奏に於いて超技巧的な技術を見せるのも確かにプロとしては見せ場かもしれませんが、私は自分自身の今まで養ってきた音楽に対しての感性を一つ一つの音に対して大事に伝えていけたら良いと思います。

  Dec 26, 2004

• 演奏の音量について

  昨日は、関空にある全日空ゲートタワーホテルのラウンジ（５４階）でのピアノトリオでした。窓から見える関空の夜景が素晴らしかったです。最近ではホテルのラウンジの演奏でピアノトリオとかあまりやらなくなりました。殆ど、生演奏があってもソロピアノぐらいですね。バンドの需要がなくなった事情は、バブルがはじけたのが大きいですが、ホテルでよく言われることの一つにドラムの音は小さくして下さい。演奏者には音を必要以上に大きくする人は結構います。私は、演奏する場所によって、人には心地よい音の音量と言うものが存在するものと思います。たとえ小さい音で演奏してもリズムがしっかりしてれば、人には心地よさが伝わります。私は演奏の時、要所でお腹から小さい声で１，２，３，４、を言っています。人間の感覚とはいいかげんな物ですから、いつも自分自身を確かめるために演奏中は習慣的にカウントを言うようにしています。姿勢もあまり前かがみにならないように注意します。前かがみになると全体のバランスが聴きにくくなります。演奏されている音量に対して、自分の音のバランスはいつも心がけるようにした方がいいです。音のバランスコントロールは、音楽するものにとっては非常に大切な事です。私は、歌手のプロデューサーもしていますからバンドの音のバランスと音響には人一倍気を使います。歌手がメインでの仕事に於いて、歌の音量よりもバンドの音量が大きくなる時がよくあります。これは凄く大切な事なのですが、分かっている人が少ないです。私は、歌手のバックバンドがメインの仕事でしたから、音のバランスには凄く勉強させられました。歌手のバックバンドは、いかに歌手の歌のよさが引き出される事が腕の見せ所です。音的にはイントロと間奏とサビの盛り上がりぐらしか音量を大きくする所はあまりないです。歌に入ったらバックの音は自分が思っているより音量を下げます。音楽は音のメリハリが決め手になります。

  Dec 24, 2004

• 曲目の編成は大事です

  私はプロデューサー業もしますので、よく色んなコンサートにも行きます。そこで感じる事は、歌のコンサートー（演歌・歌謡曲）での曲目の選び方が上手くないなあと言う印象です。テレビなんかでよく出る歌手の場合、当然自分の持ち歌が沢山あります。しかし、舞台では他人の歌を半分以上歌います。私は、この曲の選び方にいつも疑問を持っています。こう言う場合は、本人の意思もありますが、プロデューサーの権限が大きくウエートを占めます。音楽に携わる人は、お客さんの立場で考える視点をもっと持たなければいけないと思います。コンサートに来てくれるお客さんが何を望んでいるか言う事も大切な要素だと思います。もう一つ、音楽の仕事をしていて感じるのは、仕事が忙しすぎて自分の練習が出来ない人も多く見られます。私も、そういう時期がありました。朝早くからリハーサルをして、本番、その仕事が終わればスタジオで録音、それからすぐ帰ればいいのに飲み会に行く・・当たり前ですけれども体がおかしくなりました。（自業自得です）現在は、あまり無理なく仕事をしているので生活は充実しています。空いている時間はコンサート、美術館、旅行等に行っています。人間は時間の余裕は大事ですね。来年は海外のアーティストのコンサートを見て、勉強したいと思っています。私の超お勧めは、来年３月に来日する「ジャズのダイアナ・クラール」です。東京、名古屋、大阪でやります。音楽はもちろん素晴らしいですが、リズムの感性が素晴らしい！！

  Dec 15, 2004

• ライブは楽しい！

  昨日は、東大阪の鴻池リージョンセンターでのライブでした。お客さんも満員で１５０名ぐらい入っていました。朝からリハーサルをしましたが、ここのスタッフはみんなとても感じが良かったです。去年からちょうど１年、ピアノ＆ボーカルとパーカッションをやってるデュオですが、リズムを主体に今まで練習した成果が出てきたと思います。私は、本来ベースでしたが、３年前に左手を手術したので左手の握力が極端に落ちましたのでベースは弾けなくなりました。リハビリのつもりでやったパーカッションが今では曲がりなりにも人前で叩けるようになりました。私のやっているパーカッションは、基本的なリズムをシンプルに叩くだけの演奏です。色んなテクニックがあるわけではないですから、正確なスイングするリズムを演奏する事に集中しています。二人だけの演奏でもリズムがしっかりと合えば相当の迫力が出てきます。音楽は大きな音を出せば迫力があるとは限りません。全員のリズムが本当に合っていなければいくら沢山の人数がいても意味がありません。私は、このリズムの事をずっと書いていますが、正確な一拍のリズムの取り方と言うものは、「自分はある程度出来ている」と思われている方が多いです。リズムが分かってくると、その人の手拍子一つ取っても、今のは早い、遅いとかが即座に分かってきます。リズムとはそういうものです。なんとなくリズムが違うと言う言葉は、まだ分かってない事です。自分のリズムが、「早いのか・遅れているのか・スピードがないのか」と言う事が、自分の耳で聞き分けなければなりません。間違いが分かってきたら、次はどうすればいいかと言う問題に直面します。ここまで分かるだけでも時間は掛かります。私は、四六時中リズムの事ばかり考えています。だから、周りから音楽以外のことを話し掛けられても、人の話を聞いてない事が多いと注意をよく受けます。自分自身がその事に対して直そうとしていないから、直らないのでしょう。リズムの事と一緒だなあと思います。周りのスタッフは、山ちゃんはそれでもしょがないなあと諦めています。夜からは、ホテルへプロデューサーとしてディナーショーの仕事の手伝いに行ってきました。バンドの人は、殆ど昔の仲間で懐かしかったです。仕事の内容は、音のバランスを考えると言う事がメインです。イントロの音量、歌中の伴奏の音量、間奏の音量、エンディングの決め方等を指示します。音楽はこのプロデューサーの仕事も、凄く大切です。まず客観的になれるという事と、自分がステージに上がった時に注意することが、又分かってきます。大きなホールでの仕事なんかは、このプロデューサーの腕の見せ所です。そのステージが良くも悪くもなる根幹を、任されています。芝居で言う演出家と一緒です。色んなことで音楽に携わる事は楽しい事です。

  Dec 13, 2004

• 音楽はメリハリが大切！

  １２月に入るとパーティーの仕事などで忙しくなってきます。昨日は、西梅田のリッツカールトンホテルでのパーティーでの演奏でした。音楽はつくづく音のメリハリが大切だと痛感しました。音の強弱は自分が思っているより、強弱が付いていないのが現状です。オーバー気味にやっていても丁度ぐらいです。人に心地よさが伝わる時の音は、音楽全体の音のバランスが時には、強く押したり、弱く引いたりして上手い具合に流れている時だと思います。音楽に於いて弱の音を、ハッキリリズムを感じて出すのは非常に訓練を必要とします。演奏も歌の場合でも押したら必ず引かなければなりません。音楽の決め手になるのは、音のメリハリです。

  Dec 10, 2004

• ライブが始まりました。

  昨日から１２月のライブの仕事が始まりました。イタリア料理「トランキーロ」のライブは超満員でした。生のお店のライブは身近にお客さんの反応が見えて楽しいです。私は、今まで大きなホールの仕事が多かったのであまり直接お客さんの反応が分からなかったのですが、今年は色んなお店でやらしてもらって終わった後など直接感想が聞けるのは有難い事です。私のライブでの注意点は・・まずリズムをお腹で感じる（下半身で感じる）、相手の音を良く聞く、自分の音と相手の音のバランスに注意する、余分なところに力が入らないように注意する、自分自身だけで陶酔しない、ETC・・・今の音楽をやっている環境は楽しいですね！休憩時間も練習の話などで盛り上がっています。最近は、ブログのおかげでリズムの事を質問される方も多く、私のわかる限りの事は答えています。一人でも音楽をやっている多くの方が、より正しい練習方法を知っていただいたら良いと思います。何時もブログで書いていますように音楽は一拍の音符の感じ方が大切です。スイングするリズムは、正しい一拍の音符からしか生まれません。音楽に合わせて手拍子などを叩く事・・尚且つ人が聞いてカッコよくなければなりません。こう言う初歩的な事を、深く真剣に追求しなければ本当にスイング感のあるリズムは作れません。（一流の外人のリズムには到底太刀打ちできません）自分自身で基本的なリズムが打ち出せると、どんな楽器でも土台は出来てきます。音楽はやたら難しいテクニックなどはあまり必要ないです。それよりもリズムに心地よく乗って演奏できるほうが優先します。音楽もこれからは韓国、中国の台頭が著しくなってきます。何故かと申しますと中国などはアメリカに専門の音楽のトレーナーを出してリズムの事などを学ばして、母国での音楽教育に力を入れています。中村紘子さんも、これからの音楽は中国から目を離せないと言っておられました。音楽の基本でもあるリズムを理論的に学ぶ事が、これから優れた人材を排出すると思われます。

  Dec 4, 2004

• ティナ・ターナーのDVD

  ティナ・ターナーのライブをDVDで見ました。本人のリズムの乗りはもちろん素晴らしいですけど、バックのミュージシャンのリズムがこれまたノリノリです。ギター・サックスなんかも演奏している時は、下半身が沈み、足でリズムをきっちりキープしていました。私は、外人のライブなんかを見るときは、リズムをどこでキープしているかがまず気になります。今まで多くの一流の外人プレーヤーを見てきましたが、みんなに共通している事はリズムは当然、体全体で取っていますが「足が要チェックポイント」です。足の上げ下ろしがスイングするリズムになっています。私も、若い時足の踏み方だけの練習を何ヶ月も毎日嫌と言うほどやらされました。今になって思えば、凄く役に立っています。足で正確にリズムを刻むのはやって見ると結構難しいものです。一曲中ずっと足を踏み続けるだけの訓練は大事です。音楽の練習は、こういう基本的なことに時間を取らなければしっかりした演奏は出来ません。世の中で上手いと言われる人は、基本が出来ています。スイングするリズムを習得するのは根気が要ることですから、あせらず確実にやっていきましょう！

  Dec 2, 2004

• ライブに行きました

  昨日は、厚生年金会館に知り合いの演歌歌手を見に行きました。演目は舞踊と歌のステージでした。舞踊に於いてもリズムが大切だと感じました。やはり踊りの場合も音楽と一体感がない時は、音楽のリズムより踊りの振りが早く行ってしまう傾向があると思いました。私は、舞踊に関しては素人ですけれども、小さい時から京都で姉が踊りの修行をしていたお陰で、人間国宝で先代の井上八千代さんや南座の歌舞伎を何度も見る機会がありましたので、今から思うと張り詰めた緊張感と一体感を感じ、吸い込まれるように見ていたのを覚えています。どの分野でも言える事ですが、世の中で一流と言われる人のステージとか作品なんかは見る機会があれば是非見に行きましょう！本物を見ていると自然に良い感性が養われていきます。余談ですが・・昨日は知り合いの演歌歌手の着付けに来ている方が私の前からの知り合いでビックリしました。帯の結び方を自分のオリジナルで結ぶ方で、着物のツボを心得ている方だなあと前々から感心していました。着物の着せ方が「粋に決まっている」と言う感じです。人が何か一つの事に対して真剣に取り組んでおられる方は、オーラーを感じます。

  Dec 1, 2004

• ダイアナ・クラール公演

  ジャズのダイアナ・クラールが来年の３月２２日に大阪サンケイホールに来演。昨日、友人に早速チケットを取ってもらいました。私も、３年ぐらい前に知ったのですが、はじめて聞いたときの感動は忘れません。この人は、あらゆる面で本物だ！！・・と思いました。それから、現在でもCDと一緒に練習したり、聞いたりしています。この人は、音楽をしていく上で大変勉強になります。音楽を勉強している人は、この人の音楽に耳を傾けて研究・分析するだけのエッセンスは充分にあると思います。ジャズ界では女性版のフランク・シナトラと言われてます。私も、今回始めてライブに行きます。

  Nov 19, 2004

• 中村紘子さんを見ました！

  昨日、久さしぶりにテレビで中村紘子さんの演奏を見ました。第一印象は、ピアノが鳴り響いている！凄く鳴っている！ピアノが揺れている！とにかく凄い！この人のピアノの音は、地面の底まで鳴っていると言う感じ。スピード感のタッチ、音に対しての集中力どれをとっても一流であると思われます。音符の正確さも素晴らしい。本物の音楽を聞けば本当に何が素晴らしいかが身につまされます。ピアノの音って、こんな音がするのだと改めて感じました。音楽の演奏は理屈はいらないですね、その音を聞けば何もかもが答えなのだから。やはり日頃のしっかりした練習が、いかに大切かを思い知らされました。この人の目は凄い集中力を感じます。昨日は、一日中感動に浸っていました。

  Nov 15, 2004

• ラテンは元気！

  昨日は、老人ホームにライブをしてきました。ここの苑長は女性で、実に決め細かな配慮がなされていました。一週間の日程で音楽に関した催し物や音楽療法など音楽に関したものが一杯です。音楽は人の心を癒す力があると思います。子守唄やなつかしの歌謡曲などを披露しました。そして、ベッサメムーチョ・キエンサラなどを演奏すると、男の方から「いいぞ」と掛け声が気持ちよく掛かりました。ラテンのリズムは、小気味よく流れると、老若男女問わずウキウキして手拍子も自然に上手に叩いておられました。音楽は聴く人、演奏する人すべてに対して、勇気づけられ、癒される効果があります。私事ですが、３年前に入院している時に、音楽のあるフレーズ聴いた時に、今までの色んな事を思い出して涙が止まらなかったのを思い出します。　　　名言で「歌は語りのように、語りは歌のように」

  Nov 12, 2004

• 踊りだしたくなるリズム

  昨日は、東大阪市の主催のドリーム２１で、ライブをしました。２００名の客席が主に親子連れでほぼ満員で、みんなで「かえるのうた」「おもちゃのチャチャチャ」等を歌ったり、後は「子守唄」、リズムをはっきりと打ち出した「聖者の行進」、ラテンの曲をみなさんに手拍子を叩いてもらって演奏しました。この子供達の中から、将来に子供のときにこの演奏を聴いて音楽の道に進んだと言う子供が育ったら嬉しく思います。小さなお子さんもたくさんおられたのですが、結構音楽を真剣に耳を傾けて聞いていました。後で、主催者の方もあまりにも静かだから驚いていました。私は、音楽のリズムが人に心地よく演奏されている時は、人間はその事に耳を傾ける習性があると言いました。これからも機会があれば、どんどんこういう演奏会をしていきたいと思います。今の子供達には、心が癒される音楽を聞かしてあげることも必要だとつくづく感じました。

  Nov 4, 2004

• ライブのお礼・・

  昨日のアイルモレコタのライブは超満員で有難うございました。今日は、通天閣のすぐ近くのギャラリー再会（昭和２８年に建てられた歴史的建造物で、洋風のお洒落なギャラリーです）で昼夜２回のライブをしました。音楽をしていて、お客さんに喜んでもらえる事は、この仕事をしていて良かったとつくづく思います。そして、自分の好きなことで生活が出来るのは非常に恵まれていると感謝しています。ライブの演奏で感じる事は、自分の集中力を増して周りの音を良く聴く事と、余分なところには力を入れない事。

  Oct 30, 2004

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