Uo・ェ・oUくりんだよぉ~ん。爺じぃだよぉ~ん。

191:最後の決断

どじ丸物語(其の191)最後の決断

色々な事が頭の中でグルグル回って、眠れない日々が続いています。

先日、安楽死を考えてからと言うもの、
どじ丸の気持ちをどう理解して良いのか迷っているのです。

「どうする事に決めた・・?」
「うん・・・??このまま看病するよ、、。」
「大丈夫なの??」
「何が・・?」
「どじ丸、、何も言わないけど辛いんじゃないのかなぁ~」
「でもなぁ~・・・」
「もうね、、、苦しませたくないの、、。」
「俺だって、そう思っているんだけど・・」
「このままでもいいよ。でも、苦しむのは可哀想過ぎるよ。」
「この前の目がね・・・・何を言いたかったんだろうね。」
「生かしてあげてもねぇ~・・・・・」
「うん、、」

考えてはいるものの結果なんて出るはずはありません。

どじ丸の容態といえば、
食も細くなり寝ている(目を瞑っている)時間が殆どになっています。

散歩の時間も無理矢理起こして連れて行く始末。

“寝かせたままにしておいたら・・?”と言う妻の言葉に、
17年間のサイクルを崩したくない私は耳を貸しませんでした。

抱っこして行く川までも目を開かない事もしばしば。
腕に重さも感じなくなっています。

その日の夜、また妻と話をしました。

「明日、先生に話してみるよ、、。」
「何を??」
「何をじゃないよ!!例のことだよ。」
「ふぅ~ん・・・。」
「なにがふぅ~んだよ。。お前が言い始めた事だろ!!」
「私は何も言ってないよ。。」
「どじ丸が可哀想だから“どうするの?”って言っただけだよ。」
「逃げるなよぉ~・・・。」
「逃げてないよ!!最後はあなたが決めてねって言ってるだけ!」

安楽死は考えているものの、その言葉を口にしたくはないんです。

自分が口に出したら最後まで後悔してしまうんではないかと、
同じような事を二人して考えているから、
先に言ってもらうのを待っている、、、

二人の心の駆け引きです。

私にしても、先生に電話して先生の言葉を助けにしたいのです。
自分が決めたんじゃないって理由付けがしたかったんでしょう。
また今日も眠れそうもありません。

追伸:

明日の日記「どじ丸物語(其の192)」から
「どじ丸が星になった日」と題して、3話に分けて書き綴ります。
一度に書くには余りにも長すぎる一日で、
色々な思いと出来事があって、
1回では終わりそうもないので分けさせて頂きました。


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