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よたよたあひる’S HOME PAGE

2008.06.29
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 前回記事の続きです。
 実は、前の記事に続いてもう一つ記事を書き上げていたのですが、UPしようとした時に、楽天がメンテナンスの時間に入り・・・消えてしまいました(泣)・・・

 杉並区立第十小学校での、児童転落死亡事故に関して、「危機管理」という視点以外に、もう一つどうしても書いておかなくては、と私が考えるのは、当該校の教職員に対する心のケアが絶対に必要だということです。

 児童の心のケアはもちろん最優先課題ですが、その児童たちの心のケアを第一線で担わなくてはならないのが、第十小学校の教職員の方々ですし、その教職員の方々も強いショックを受けておられるはずです。しかも、報道記事から見ていても「人災」「防ぐことができた事故」という色彩が濃厚ですから、保護者、区民からも、マスメディアからも、私が現に今書いているこうしたネット記事からも、そして、教職員それぞれの方の内面からも、「加害者」という立場の責めを受けつつ、それでも、目の前にいる児童たちを守りケアしなくてはならない、さらに付け加えれば、通常のカリキュラムもこなして行かなくてはならないのです。杉並区という地域を考えると、3、4年生くらいから中学受験を控えてがんばって勉強している子も相当数いることでしょう。ましてや亡くなった子は6年生です。同じ学年の子ども達にとって、これから受験勉強本番、という時期になります。保護者からみれば、そのような時期にショックから不調になることも辛いことですが、学校内がざわついて授業が滞ることも公立学校への不審を助長することになります。

 学校内で、しかも一時間目が終了した休み時間に起こった事故で、屋上から吹き抜けの1階ホールまで転落したのですから、これは、亡くなった児童と一緒に授業を受けていた子や偶然目撃してしまった子、クラスメイトや親しかった子たちにとどまらず、全校の児童に何かしらのショックがあったと考えなければいけない事態です。

 事故当日に保護者会が開かれていますが、ショックを受けた子どもたちに何かしらの反応がでてくるのはこれからでしょう。特に強いショックを受けた子に関しては、数ヶ月以上先になってからのPTSDも心配です。

 そろそろ事務的な混乱は一段落して、授業そのものは通常の体制に(おそらくは先生方の渾身の努力で)戻っているのではないかとも考えるのですが、子どもたちの不調の観察をしつつ、保護者からの相談に応え、なおかつ授業準備をしていかなくてはならない先生方をはじめ、学校教職員の方々のご負担は相当のものだと思います。
 
 杉並区の「お知らせ」でも、「今後も一定期間スクールカウンセラーを3名体制で派遣し、当該校の児童の心のケア等を支援していきます。」とありますが、子どもたちや保護者がまず相談するのは、そして、子どもたちのちょっとした変化に気づくことができるのは、臨時に派遣されたスクールカウンセラーではなく、やはり担任やクラブ指導などで「子どものことをよくわかっている先生」ということになります。

 先生方、教職員の方々は、今なお、ご自身のショックや精神的な疲労を省みるゆとりさえない中で、がんばっておられることでしょう。


 よく知っている人、親しい人が突然の事故で亡くなるというのは、それだけでも相当なショックですが、それが自分の職場で仕事中に、自分が関与する中で起こってしまった時に受けるショックは、並大抵のものではありません。関与が大きかったら再起不能になりかねないダメージをうけます。

・・・・・というのは、私自身が仕事関係で利用者の方がお亡くなりになったり、救急車を呼んで搬送する必要がでたりする場面に出会っているので・・・もっとも私が一番強く関与した大きな事故では幸い命に別状なく、ご回復してお元気になられたので、事故当初の混乱状態にしっかり指示をだしてくれた上司や、その後の不調な時期にフォローしてくれた同僚たちの支えの中、なんとか仕事を続けることができています・・でも、ダメージを受けている時って、ちょっとしたことでも判断に戸惑ったり、ケアレスミスが増えたり、計画がうまくたてられなくなったりしていました。これって、一人だけで何とかしようとしていたら、さらなる事故へつながりかねない事態なんです。

 第十小学校の教職員の方々は、そのダメージをお互いにカバーしあいながら、目の前の子どもたちのために奮闘していらっしゃるのでしょう。けれども、一人一人の教職員だけでなく、今回の事故では学校全体の「危機管理体制」も問われますから、組織自体も、それこそ「危機」にあるのではないかと思います。うまく歯車がかみ合って行かないと、原因の分析が「犯人さがし」にすり替わり、お互いの支えあいではなくて、「責任のなすりあい」が発生しかねないくらいの危機なのではないでしょうか。

 こういう時こそ、管理者サイド、組合サイドを問わず、それぞれのポジションから、教職員の過重負担の軽減と心のケアがきちんと保証でき、子どもたちへのケアや指導に支障をきたさないように、取り組んでいく必要があるのではないでしょうか。


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Last updated  2008.06.29 19:48:19
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本当に・・・@ Re:TOSS代表 向山洋一氏という方(06/05) あなたのような人がいるから日本は良くな…
ABC@ Re:私が「道徳(徳育)の教科化」に反対する理由(05/17) 昨日、集団的自衛権行使容認の法案が…
ABC@ Re:私が「道徳(徳育)の教科化」に反対する理由(05/17) 昨日、集団的自衛権行使容認の法案が…
ABC@ Re:私が「道徳(徳育)の教科化」に反対する理由(05/17) 昨日、集団的自衛権行使容認の法案が…
ABC@ Re:私が「道徳(徳育)の教科化」に反対する理由(05/17) 昨日、集団的自衛権行使容認の法案が…

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