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よたよたあひる’S HOME PAGE

2008.07.03
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 さて、杉並区立第十小学校の事故に関して、私自身が考えていることを
<杉並区立第十小学校の児童転落事故について>6月28日付けの記事と
<教職員の心のケアと「同僚性」>6月29日付けの記事
にまとめました。
 そして、いよいよ、この痛ましい事故をめぐっての日本ブログ村教育ブログ関係でかなり混乱した議論が展開されたことについての意見を書いていこうと思います。
 まず、「混乱」はすでにほぼ終息、関係ブログの書き手のみなさん、それぞれ相互理解が深まった後であることをご報告しておきます。詳しくは、私が下手な解説をするよりも実際のやりとりをごらんいただいた方がいいと思いますので、以下に関連の記事をご紹介します。

<おさわがせしてすみません>すずめ@おばちゃん教師さんのブログ6月30日記事
<一連のコメントに関して>すずめ@おばちゃん教師さんのブログ6月30日記事
の、コメント欄でのやりとりでほぼ終息してきました。
さらに、上記記事へのコメントに書ききれなかったkurazohさんの振り返りが、
<反響の大きかった記事のコメントについて>kurazohさんのブログ6月30日記事
に記されています。
また、まずろさんも、
<メッセージ>まずろさんブログ6月30日記事
を発表しておられ、これもこの間の行き違いや誤解を振り返って、さらにご自身の様々な思いをつづられたものであろうと私は推測しております。

 混乱が収まっているところにまだこの記事を書こうとしている理由は、これが、インターネット上で意見交換をするときに何をどう注意しなくてはいけないか、そしてネットマナーをわかっているはず人同士であっても、気をつけないと時には誤解から大混乱の状態に陥ってしまう、という事例だと考えるからです。つまり、この記事は、私自身の中では、
<ブログでの意見交換って楽しいけど難しいよね・・>6月25日記事
の続きということです。

 不幸な痛ましい事故を題材にしたブログ記事を、そういう文脈で使うことの倫理性についても考えてはみたのですが、やはりそういうテーマだからこその混乱、このような事故を起してはいけない、という強い思いを持つ者同士だからこその行き違いという側面があったのだと考えますので、やはりきちんと予定していた「三部作」のまとめとして書いていこうと考えました。ただし、カテゴリーは「メディア・リテラシー&ネチケット」に分類しておきます。


 さて、本題です。
 発端は、<なんか救われないはなしだなぁ>すずめ@おばちゃん教師さん(以下、すずめ先生とします)のブログ6月19日記事、でした。
 当初の記事のタイトルが「救われない」ではなく、「報われない」という言葉が使われており、さらに今の記事よりも強い言葉で書かれていたということもあり、コメント欄で、すずめ@おばちゃん教師さんの事故に対する姿勢に問題あり、という指摘とそのコメントに対する反論や意見の応酬、そこから派生して、
<他ブログ内での批判に応えて>kurazohさんのブログ6月22日の記事
<モンスターティーチャー>Psycheさんの6月22日の記事
<子供の「想像力と勘」と大人の「危機管理」>
が書かれました。三人の方、それぞれその後も関連記事を書かれています。


 それぞれのブロガーの方からのすずめ先生に対しての批判は、それぞれ少しづつポイントが異なりますが、
「現場の教員であり、このような事故を予防するために自分の現場で危険防止策を考えていかなくてはならない立場の人が、事故の原因を子どもの危険察知能力が不足していることに求め、保護者に責任転嫁している(かのように読める)発言を一般公開されているインターネット上で行うのはおかしい、問題である。」
ということだと思います。
問題意識をしっかりともっておられる方、教育という仕事に熱意と持っている方たちだからこその、すずめ@おばちゃん教師さんの記事への憤りが強い語調となって書かれています。それぞれの記事を引用するには議論があまりにも多くの記事におよびますので、申し訳ありませんが、興味のある方は、すずめ先生の記事へのトラックバックや上記リンクとそのあとの関連記事をご参照になってください。
 いずれも事故そのものへの強いショックと、なんとかしなければ、という危機感から書かれていると思います。すずめ@おばちゃん教師さんの記事の本文の引用を含んだ各記事を読むと、それぞれもっともだとお考えになる方も多いことでしょう。確かに、すずめ@おばちゃん教師さんの記事に書かれた文章そのもの、コメント欄での応答の言葉そのものを切り取っていくと、「なんて無責任な先生だ」ということになりそうです。
 
 これに対して、すずめ先生のブログのご常連の方たちから、すずめ先生の擁護の意見がでてきます。論点は、「そうは言ってもやはり保護者の過保護過干渉にも問題がある」というものと、「ここのブログは言葉の断片を切り取って議論をするには適さない」という感じでしょうね。でもって、私自身がこのすずめ先生の記事に対して感じるものは、この擁護する意見に近いと思うのですが

・・・私らしく表現するならば、
「んもう!おばちゃん先生、ちょっとウカツなんじゃない?もうちょっと気をつけないとだめじゃない・・いいたいことはわかるけどさぁ!」
(突然、この部分だけ文体が変わってもうしわけありません)
ということに尽きます。

Psycheさんの記事にある
--------------
しかし今回の記事を見ればわかるように
子どもの危機への直感を事故の原因とし
ひいては親に責任を転嫁する態度をとっている。
---------------
という評価も、
まずろさんの記事
------------
当たり前すぎるほど当たり前の配慮欠落を
子どもや親のせいにする姿勢が悲しい。
これが現役の中堅教諭であるならなおさら。
------------

 という評価も、当初公開されたすずめ先生の記事の文章そのものからの読み取りとしては、出てきておかしくないものではあります。

 そして、そう読み取る人がいて、部分的に引用されることもまた、当然なのがインターネットで発言することにはついてまわると考えなくてはならないでしょう。ただ、これらの評価は、私がこれまですずめ先生のブログを読みながら、「こういう先生だろうな」と思い描いている人物像とはかなり異なっているので、この評価は、いくらすずめ先生がうかつだったからといっても、ちょっと気の毒だと思うのです。

 すずめ先生は、仕事熱心できっと子ども達の把握がお上手で・・ちょっと口やかましいけど、子ども達を叱り付けても子どもたちがなんだか納得できてしまうくタイプ・・フットワークが軽くてちょっとおっちょこちょいで、ときどきドジをしたり、仕事を抱え込みすぎて愚痴をいったりする、オバサンらしいオバサンのところがある先生のような気がしています。
 きっと、すずめ先生にとって、危険な遊びをしている子どもを見たら、学校の内外に関わらず、「なにやってんのよ!」と声をかけるのは当たり前、事故防止策の職員会議では真剣に学校として今やらなくてはならないこと、できることを真剣に議論なさるのじゃないかしら・・と。

 そのような人物像を描いてすずめ先生のブログを読んでいる私にとって、問題になった記事を読んだ時も、上のような感想が真っ先にでてきたのです。

 どうして読み取り方が異なってしまうのか、それは、すずめ先生のブログ記事の性質からくるのではないでしょうか。
 すずめ先生のブログは、「現役おばちゃん教師 日教組の何が悪いのよ」というタイトルで、「教師」「日教組」という立場が明記されているのですが、ブログの記事は議論のための言葉ではなくて「日常の言葉」「おしゃべりの言葉」でつづられています。
 「議論の言葉」がより良くて、「おしゃべりの言葉」が悪い、ということを言いたいわけではないのです。ブログには様々な性格のものがあり、おしゃべり言葉のブログは結構多いですからね。ただ、「おしゃべりの言葉」は、おしゃべりをする場、相手によって、同じ言葉を使っていても意味・・ニュアンスが変わりやすい・・議論の言葉でも違って受け止められることはままありますが、「おしゃべりの言葉」の方が相手によって異なる文脈で受け止められる可能性が高い、だから、ネット上に書くときはより慎重にしないと思わぬトラブルを呼び込むことになる、と思います。

 この記事で三部作を終りにしようと思っていたのですが、長くなりましたので、続きはまた別の記事に書いていくつもりです。


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2008年7月6日 この記事の続編にあたる、
<「伝わる言葉」を語るために・・「議論」と「おしゃべり」 その2> をUPしました。







Last updated  2008.07.06 20:15:19
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本当に・・・@ Re:TOSS代表 向山洋一氏という方(06/05) あなたのような人がいるから日本は良くな…
ABC@ Re:私が「道徳(徳育)の教科化」に反対する理由(05/17) 昨日、集団的自衛権行使容認の法案が…
ABC@ Re:私が「道徳(徳育)の教科化」に反対する理由(05/17) 昨日、集団的自衛権行使容認の法案が…
ABC@ Re:私が「道徳(徳育)の教科化」に反対する理由(05/17) 昨日、集団的自衛権行使容認の法案が…
ABC@ Re:私が「道徳(徳育)の教科化」に反対する理由(05/17) 昨日、集団的自衛権行使容認の法案が…

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