アメリカではこの不況にもかかわらず、消費者が市場で大きなパワーを発揮しているといいます。しかし、そのお金の使い道はこれまでとは少し様子が違うようで、お金を「よりよい経験」、「よりよい社会」そして、「よりよい世界」を買うために使うようになっているのだとか。
つまり、ただ節約するだけではなく、知恵をめぐらせて消費するようになったということでしょうか。
ジョン・ガーズマらの調査によると、アメリカ人の大半がすでに「ライフスタイルや消費行動を改めた」という回答が集まりました。
たとえば、「自分を飾るより、自分を賢くするためにお金を使う」、「ただ安く買うより、地域が潤うようにお金を使う」、「モノを手に入れるより、絆を強めるためにお金を使う」、「有名企業でなくても、信頼できる企業から買う」、「消費するだけでなく、自ら創造する人になる」など。
「宣伝に踊らされてお金を落とす」移り気で受身のかつての消費者ではなく、「自分の意思で目的をもって対価を払う」能動的で思慮深い新しい消費者へと姿を変えつつあるのです。
価格基準だけでなく、モノの質や世界観など様々な基準で選択し、消費行動を選ぶ最近の消費者。その磨かれた審美眼にいかに対応するか、商業施設にも注目が集まります。
「宣伝に踊らされてお金を落とす」移り気で受身の消費者にはならないように気をつけていきたいと思います。
と、いいつつ、魅力的なCMや広告を見ると、心が動いてしまう私であります。
心が動いても衝動買いをしないようにしなくては(^^)
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