2009/04/27(月)21:01
長寿企業大国日本に思う。
こんにちは!えみこう@わははネットです
片道5000円した瀬戸大橋の通行料が1000円になったので、なんだか道路が大混雑!
大好きな讃岐うどん屋も長蛇の列で食べられない
さて、先日あるコンサルタントの先生のセミナーによると、日本は創業200年以上の会社が3100社以上ある「長寿企業大国」だそうです。
ドイツには800社、オランダには200社、アメリカには14社、中国には9社、台湾には7社、インドにはたった3社というから驚異的数字なのですね。
長寿企業には4つの共通点があるそうで、「環境の変化に敏感で柔軟」であり「強い結束力があり」「連邦型の経営を行って現場の人々の判断を大切にして」「資金調達に関して保守的で質素倹約を旨としている」んだそうです。
社訓・社是(あるいは企業理念や信条)を大事にし、働く人を大切にしている会社が生き残っているのだとか。
それから大きな共通点として長寿企業は「上場していない」んだそうです。いわゆる中小の企業。
無駄な投資や無駄な拡張して企業の中で始末ができなくなってしまうのではなく効果を考えて限られた資金を大切に使っている企業が長く続いているんだそうです。
決して”本業”をはずれず、しかし社会のニーズに合わせていく。何十年に一度か必ず襲ってくる危機に逃げずに、変革していく。そんな企業が生き残れる企業だそうです。
…これって、別に企業に限ったことではなく、NPOも同じじゃないか、って思いました。
活動するなかで様々な問題点が見えてきて、またネットが広がる一方で、手を広げて組織を大きくするばかりでは、ダメなんですよね。
社是社訓、つまりNPOで言うところのミッションを大事にしてブレずに、足元を大事に、ニーズに柔軟に対応できる規模での運営が本当に必要とされ役に立つNPOの在り方なのだと思います。
たしかに、今、日本の子育てには大きな課題、問題があります。現場が見えているからこそ、現場の声を届け社会をよりよく変えていく力になりたいと思います。
その一方で、体は一つ。時間をそちらに割きすぎて自分の傍にいる子ども達、家庭を大事にしなければ本当の意味で社会から必要とされるNPOではなくなってしまうのだとも思います。
大事なのはバランス。だけど、少し足元に深く軸を置いてバランスを取らなければいけないんだろうな。だからこそ言えることもあるんだよな。って思う今日この頃。