2011/08/03(水)00:08
子どもの笑顔から元気を…」
コマームの渡辺です。
先日、世界最大級とも言われるマグニチュード9.0という大地震が、
東日本を襲いました。
壊滅的な被害を受けた各地からは、哀しいニュースが毎日伝えられています。
私はそれを見るたびに涙がこぼれ、胸が締めつけられる思いがします。
そんな中で、被災者のかたが「子どもたちの笑顔に元気をもらってます」
とインタビューに応えていたのを耳にしました。
私はその言葉を聞いて「子どもの笑顔」の重みを改めて実感しました。
毎日、普通に仕事や家庭で 子どもを目にして生活している私でも、
子どもの笑顔で「元気」だったり「癒し」「勇気」「喜び」など
あらゆる「力(パワー)」をもらっています。
今も各地で余震が頻繁に続き、不安な生活はまだまだ続きますが。
そんな中でも「子どもの力(パワー)」を励みに、
私たちも頑張って行きたいと思う今日この頃です。
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コマームスタッフの大田です。
震災で、本当に日々大変な思いをされていると思います。
一日も早い復興を願うばかりです。
今回、「子ども子育て新システム」の目的を改めて見直してみました。
目的の一番目に上がっているのは「すべての子どもへの良質な成育環境を保障し、
子どもを大切にする社会」です。
そしてその後就労支援に関するものが続いています。
もちろん、子育てに就労支援は欠かせないもので、様々な働き方がある中、
休日保育、早朝夜間保育は必要不可欠といえるでしょう。
ですが、それにより掛かってしまうであろう子どもへの負担をどうするのか。
また何よりも、この新システムで子ども達はどう育つのでしょう。
子ども達をどう育てていきたいのか、一番肝心な部分が抜け落ちている気がします。
私は病院のスタッフとして保育している時、子どもの「生きる力」を感じます。
以前入院している患児の保護者の方が
「この子がこの病気を持って生まれたのは、
乗り越えるだけの力を持ってるからなんだよね」
と話してくださったことがあります。
私自身、大変な思いをしている子ども達が
それでも朝笑顔でおはようと言ってくれたり、
点滴をしていて片手が不自由でも
ブロックや粘土など自分達の好きな遊びをしていたりと、
些細な瞬間にもそれを感じています。
私は保育士として
その子ども達の「生きる力」を育てていくサポートができれば
と思います
そのために基本ではありますが
「受容、傾聴、共感」を意識して関わっています。
子どもと、時には保護者と一緒に楽しい、
嬉しいと思う瞬間が少しでも増えるよう、
できるだけ子どもの気持ちに寄り添い
笑顔になれる瞬間がたくさんあるように。
そしてその一瞬一瞬が
生きていく力に繋がっていけばと願っています。
子ども達をとりまく「成育環境」が
この「生きる力」を育てるものであるよう、
利便性を追求するだけの制度になってしまわないよう、
これからもこのシステムを傍観者ではなく
子どもとかかわる当事者として見つめていきたいと思います。
「すべての子どもへの良質な成育環境を保障し、
子どもを大切にする社会」
を目的とする制度がなくても、
それが当たり前の社会になると良いですね。