022393 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

場末の『Bar』にようこそ

場末の『Bar』にようこそ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

マスター梅

マスター梅

Favorite Blog

『 紫苑の吐息 』… 紫苑(しをん)さん
piled timber 北ちゃん’sさん
華月のかくれ部屋 *華月*さん
アフィリエイト初心… 芝浦淀平さん
みたらし団子 -∞御手洗団子∞-さん

Freepage List

Comments

王様@ 潮 吹 きジェットw サチにバ イ ブ突っ込んだ状態でジェット…
らめ仙人@ 初セッ○ス大成功!! 例のミドリさん、初めて会ったのに、僕の…
もじゃもじゃ君@ 短小ち○こに興奮しすぎ(ワラ 優子ちゃんたら急に人気無い所で車を停め…
まさーしー@ なんぞコレなんぞぉ!! ぬオォォーーー!! w(゜д゜;w(゜д゜)w…
ヒゲメタボ@ クマたんと呼ばれてます(^^; 最近はこれが流行ってるって聞いたので …

Category

2004/11/09
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
バス停でバスが来るのを待っていると、道を挟んだ向こう側のバス停に彼女がいた。同じ場所で同じ目的でお互いにベンチに腰掛けているのに、二人はほんの少し目的が違った。ぼくが行くのは丘の上の駅、彼女はおそらく街に出るのだろう。
例えば恋人同士だから、例えば愛し合ってるから……?

同じときを過ごして同じレストランで一緒に食事をして、同じ話題を語り合い、ホテルに行ったりどちらかの家に泊まったりして、手を繋いで、あるいは肩を抱いて眠りにつく。それで安心感が得られるなら、愛する人を監禁しておけばいい。しかし現実はまったく別のところにあるのだろう。

同時にバスが来た。彼女が乗り込み、ぼくもバスに乗り込んだ。二枚の窓越しに彼女の顔を見た。ほんの少し笑っているような気がした。ぼくもほんの少し笑ってみた。
彼女が何か言ったような気がした。
サヨウナラ……?
じんわりと涙が出てきた。
隔てた二枚のガラス窓。
彼女の声はぼやけていて、ぼくのところまでは届いてこなかった。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2004/11/09 05:55:30 PM
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X