場末の『Ｂａｒ』にようこそ

師走はやはり早い。街も慌ただしく、よく言えば活気があって、悪く言えば落ち着きがない。早足の大阪人はこの季節、逃げ惑うコソ泥の如く、目の前をびゅんびゅんと行き交う。鬱陶しいったらありゃしない。

ちょっと離れた郵便局まで歩いて年賀状を買いに行った。あるある、あるではないか。メールが主流なのか、年々年賀状が余ってきているらしい。それでもぼくはやっぱり年始の挨拶は年賀状がよい。
「二百枚下さいな！」
一万円で一年を締めくくれるのならばそれもよいではないか。
一年間の『プチ悪さ』を洗い流す年賀状、また新しい年が始まる。

今年（正確には来年）はどんな年賀状にしようかな。
来年はどんな一年になるのかな。