悠学日記

2004/09/05(日)22:09

卒業

家を出てから初めて 実家に行く。 帰り際におかんが  「お父さん、先月仕事辞めちゃった」と言う  しかも  『50歳になって、人生の折り返しだから   もう仕事はしない』と言っているらしい こっちが親心働かせて 「これから生活どうするつもりなの」と聞くと 『生活費は毎月払う』と言っているらしい そんなお金を稼いできたようには到底見えないのに と心配になってくると おかんが一言  「よくわからないけど、  おもしろいでしょ。」 このおかんの一言も よくわからんがおもしろい。 自由と愉しさを人生に求める血は この子にしてこの親ありだな。 などと思ってみるが 後で  親父はまた一人の男に戻ったのかも とふと思う。 学生時代に子どもをつくって 大学を辞めて工場で働き始めてから 今年、ようやく僕を家から社会に送り出し 人生の半分を生きた「親」という役割を 完了させたのかもしれない。 そして また一人の男として残りの人生を 生きることを選んだのかもしれない。 そう考えると 一人の男として 少しかっこよく観えてくる。 卒業 そして 次へ。

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