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悠学日記

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岩本 悠

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2011.04.16
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本日の山陰中央新報(山陰のエリア紙)に
以下のようなコラムを掲載して頂きました。


**********************************


今、島根が必要としているモノは何か? 
この問いに、僭越ながら、わたしであればこう答えたい。
「危機意識」と「前向きさ」ではないかと。

危機意識とは、「どうにかせんといけん」という強い問題意識。
また、目の前の問題を自分のこととして捉え、
「今やらねば、いつできる。わしがやらねば、誰がやる」
という気概のことである。

前向きさとは、「あれは、××だからダメだ」という批判で終わるのではなく、
どうすれば良いかという提案までを見据える思考習慣である。これは
「できない理由を探すのではなく、できる方法を考える」習慣
と言えるかもしれない。

今ある良さを生かしながら、この危機意識と前向きさを適切に兼ね備えると、
さらに魅力と活力ある島根になっていくのではないだろうか。


その一つの事例が、地域の文化拠点でもある高校の存続問題である。
この春、島根県内で高校へ入学した生徒は約7千人。
10年前から、2千人以上も減った。今後10年で、さらに1千人が減る。
その中でも、離島や中山間地域の子どもの減り方は尋常ではない。
わたしが住む隠岐島前では、この10年間で中学の卒業生数は半分以下になっている。

もし無為無策のままであれば、生徒数は激減し、学校の教育力は落ち、
離島・中山間地域から高校は消えていく。

もし高校を残したいと思えば、地域内外から生徒が集まるような
魅力的な学校づくりをするしかない。

考えることは定住施策と同じだ。いかに地元生徒の地域外の高校への流出を防ぎ、
逆に地域外からも生徒が入ってくるような魅力をつくるかである。
それには、既存の枠を超え、地域と学校が一つのチームとなる協働体制づくりが欠かせない。

隠岐島前の場合、「学校の存続は地域の存続と直結する」という危機感のもと、
島前高校の教職員と保護者、卒業生、地元の中学校、3町村の行政、住民による組織をつくり、
地域の未来と学校の姿について議論を重ね、改革プランをつくりあげた。

そして、その構想に基づき、
地域づくりを担うリーダー育成を目指す地域創造コースの創設や、
今までの発想ではありえなかった高校連携型の公営塾の設置などが行われた。

学習センターの写真.png

また小規模校の課題と言われる、
固定化された人間関係や価値観の同質化を打破し、多彩な刺激や切磋琢磨を生み出すために、
全国から意欲ある生徒を募集する島留学も始まった。

こうした4年間の取り組みのさなか、この春には卒業生の約3割が国公立大学に合格。
隠岐島前高校の入学志願者は、2008年春に27人だったのに対し、
今春は関東や関西などの県外からも含めて44人となり、定員の40人を上回った。

島前高校の志願者数推移.png


まだまだ課題は山積しているが、地域活性の一翼を担う高校づくりと、
島で必要な人財は島で育てるという人の「自給自足」を目指した
人づくりは少しずつ進んでいる。

島根県はこうした取り組みを離島・中山間地域全体に広げようと、
2011年度から1校あたり3年間で1500万円を予算化し、
高校と地域が一緒になって魅力化を進める事業を開始した。

これに関して
「県がこれだけ支援をして地域と高校にチャンスを与えたにもかかわらず、
もし変われないのであれば、そのような高校は統廃合されても仕方ない」
という声もある。 離島、中山間地域としては、
「高校の存続をかけ、最後のチャンスが与えられた3年間」
と捉え、高校と地域が一体となって前向きに取り組みたい。


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感謝。









Last updated  2011.04.17 13:44:36
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