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悠学日記

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岩本 悠

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2015.12.27
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『外に触れ 内を観る』


年の瀬にブータン王国を訪問した。
ブータンは、経済的にはアジア最貧国の一つであるが、
国づくりの理念としてGNH(国民総幸福量)を掲げ、
持続可能性や伝統文化、自然環境に配慮した
独自の取り組みを進めている国である。

日本は今、経済成長や人口維持、地域創生の先に何をみるのか、
私たちは何のために何を目指して目の前の課題に挑むのか、
私たちが本当に遺していきたい未来とは何なのか、
そんなことを改めて考えてみるために、私的に訪れた。

「どこに在るかあまり知られていないが、小さくてもキラリと輝く場所」
ということで、『日本のブータン』ともいわれる島根県に暮らす身としては、
以前から行ってみたいと思っていた。

空港を出て、山あいに棚田が広がる風景を見ていると、
異国へ来たというより、懐かしい場所に帰ってきたような気がする。

役所は「ゾン」と呼ばれるお城と寺院が併設したような建造物に入っており、
公的施設では民族衣装がスーツや制服のように着られている。
文化的建築物で伝統衣装を着て日常生活を送っている姿だけでも、
ソトの人間には立派な「観光資源」に映る。
ゾン

行政はGNH向上への指針や指標を定め、新たな制度や計画は
GNHの観点からチェックする機能を構築しており、医療費と教育費は無料である。



行く先々で民泊をさせてもらったが、
子どもたちに感心することが多かった。

家を訪問すると、両親不在でも小学生ほどの子どもが、
座布団を敷き、暖炉にまきをくべ、お茶をいれてくれる。
学校教育は基本的に英語で行われているため、たいてい子どもが
家族の中で一番英語が堪能であり、必要に応じて通訳してくれる。

夜、子どもたちから「今日は星がきれいだから」と誘われ、
野外で数多(あまた)の流れ星を一緒に眺めた時間は忘れられない。

うでずもう
*家族で腕相撲


建国記念式典に参加すると、子どもや若者が「ユースポリス」として
警備や誘導を行っている。「警察」として働く経験は、道徳観の育成につながるという。
ユースポリス

たまたま隣に座った中学生ぐらいの子が駄菓子を分けてくれ、
街中では高校生ぐらいの子が買い物を助けてくれる。

なぜ外国人相手にこんなことが自然にできるのかと不思議に思う。
教員に聞いても、親に聞いても、どちらも学校より家庭が大事という。
地域で子どもが役割を持って手伝い、参加しているのも大きいという。


IMG_1198 (2).JPG
*駄菓子をくれた子どもたち


一方、ブータンでも地方の若者は都市部に流出している。
地方で、子どもが「ここには何もない。外に行きたい」と言い、
親も「都市部は教育環境が整っているのに、地方は不利。
子どもがかわいそう」という声を聴いた。

行政や教育関係者に島根での学校魅力化やグローカル教育、
地域づくりの取り組みなどの話をすると、目を丸くして驚かれる。
「学校間の交流をしたい」「若者を研修で送り出したい」という話もあれば、
日本語を学んでいる子たちからは「しまね留学をしたい」という声も。
課題先進地域で積み重ねられてきた課題解決への挑戦とその知見は
海外でも求められており、今後「輸出」もできるのではと思う。


翻って、昨今の「地方創生」においても
人口や出生率といった目標だけでなく、その奥にある
目的や理念を確かめながら地に足をつけて歩んでいきたい。
また「キャリア教育」においても、職業観や仕事観の育成に留まらず、
自分らしい生活観や幸福観、人生観の探究にもつなげていきたい。


まず、この年末年始、
子どもも含めて家族で、自分たちの暮らしと幸せについて
あらためて対話してみることから始めようと思う。


ぶー
*ブブ

IMG_0979 (2).JPG






Last updated  2016.02.09 00:09:35
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