長岡式酵素玄米
2025/12/24/水曜日/寒い雨のイヴ雨上がりの、先々週日曜、朝から川越の太陽の家という所へ出かけた。最近、酵素玄米なるをよく耳にする。それはなんぞや⁈というわけで、その講習会を開催している施設に事前に予約の上、出かけたのだった。以前、私は平和の圧力鍋に陶器のお釜をいれる式の玄米を炊いていた。もっちりと美味しい玄米だったけれど、圧力鍋がダメになり玄米から遠のいているさて、太陽の家は古い大きな昔造りの建物で、これは食養生研究の末に酵素玄米を発案した長岡勝弥博士の山形のご実家を移築したものという。昔ながらの天井の高い、田の字の空間だけれど室内は床暖房が効いていて十分温かい。↑身土不二は聞いたことあるけれど。色心とは?これが実は大切な考えらしいと後で知る。着席していると、会員の方?が酵素玄米膳を運んでくださる。とても美味しい!一口目には塩分をかなり感じるも、いつの間にか甘さともっちり感が増す。しかし、これが味見程度の量なのだ。うーむもっと食べたい、と思わせる演出か?ワカメのお味噌汁もお漬物も頗る旨し。この風景でこの御膳。宮沢賢治の「一日に玄米四号と味噌と少しの野菜」がまさに実感される。食後ややあって、長岡式酵素健康の会代表の新井氏から小一時間ほどの講座を受けた。大まかに以下のように理解した。色心不二ここでいう色とは、色即是空の色、の由。目に見えるモノやコトをいう。心は目に見えないけれども確実に存在するナニかこれらは全てエネルギーであり、電気の現象である。これらは分かち難く、表裏一体のもの。が、現代の暮らしでは目に見える経済活動であるところの+電子に傾き過ぎて、心に代表される−電子が不足しバランスを崩している。これが心身の不調に現れている、と。そのバランスを調整するには、日々摂取する食事が肝要である。少食粗食であること。また日本人にとって大切な食材は米であり、その栄養分は玄米にある。普通に炊いただけではうまく吸収されない栄養部分を幼児も高齢者も病人も消化吸収できるように工夫されたのが長岡式酵素玄米である。まあ、概ねそんなところだと思う。長岡博士は発案の過程で高橋信次氏からの助言もあったらしく、何やら宗教めいて聞こえるが、前面に現れているのは、心身に良い食事を万人に知らしめたい、との一念であることは理解できた。引き続き台所で炊き方指導に移る。これがまぁ、お茶道の心構えが必要かと思われるほどの手続きを経る。白いA全用紙ほどの紙の上で、計量された一升の玄米の選り分けをする←あらもみをとる基本、生の手が楚材に触れないよう心がける。静電気とか雑菌への不審?でも高圧で100°以上で炊き上がるのだから、うーん。再度計量小豆を計る。半分以上表皮あればOK米と小豆をザルに移し、浄水器の流水で、ゆらゆらとホコリなど洗い流す。ザルから内釜に移す。専用泡立て器で、それを茶筅に見立てるかの如く用いて右回転で攪拌する。更に計量したサンナトリウム塩をやはり少しずつ水に溶かすように入れ込んでゆく。目安としてこんな感じの玄米がゆ状態になれば、ようやく火に掛けられるようになる。外釜の水を忘れないように。また鍋の内側は手入れを怠らず。圧力鍋のコマの回転はゆっくり目火力と炊飯時間の微調整をして、蒸らしまで辿り着くと電気窯の方を温め始める。一升の玄米は一人6日分、1日2食がおすすめらしい。つまり、一人分のご飯としてこの作業を6日に一度、日に一度はご飯の天地返しを行い熟成を促すのだとか。玄米は4日目から食べられる。ふつー?の暮らし向きの私には手に負えそうにない!すごーく美味しいのだけれど、すごーく美味しいにはこれだけの手間ひまと精選の食材と道具が必要なのだ、という事実に深々と頭を下げるのみだった。これら講習は無料である。炊き方指導は新井氏のお嬢さん。このお二人が並んで玄関でお見送りをして下さった姿を見て、私は三島由紀夫の『美しい星』の、地球外の星からやって来たと信じて疑わない聖家族のような父親と娘を思い出していた。何とも地上離れして美しいお二人だった。