華氏マイナス320°
2026/05/26/火曜日/曇りやまゆり園事件については、正直、事件の経緯を当時追うことが出来なかった。犯人の顔が恐ろし過ぎて。それだけでこの事件の禍々しさが予想され、とても正視に絶えないと思った。いわば自己防衛。何からの?何が恐ろしいといって、犯人も私も同じ人間である。根っこを共有する同胞なのだ。それが、こんな事さえしでかす。人間が怖い。同一線上に生きる自分の存在がぐらりと歪むような恐ろしさ。世界がフェイドアウトするような脳貧血手前で何とか堪える。必死に足場を足の裏で掴む。舞台はそんな展開へと、時代と登場人物と空間を多層的に巡らしながら極点に向かわせ溶解させた。全てを肯定し受容する、深津絵里のゆりかごの腕は優しい。発掘された遺跡の骨ではなく、生きた、湿った、温度のある、輝かしい腕は。異天使=遺伝子? あくまで天使広瀬すずの、つややかな丸い膝小僧と双璧を成す。生まれる、生きているそれはとてつもなく◯◯◯。骨伝導、聴こえないという障害ハミコ、ヒミコ、フミコ女を生めという強要遺伝子操作の創薬で巨万の富を得ようと利権を掌中に目論む姉弟はいつの間にか卑弥呼とその血を分けた審神者に?卑弥呼さまーの大衆の声が舞台の奥から舞台中央ではタスケテ わからな、あい、AI あい、 AIあいこさまーに、なぜか聴こえてしまったのよ