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2024.08.10
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カテゴリ:映画➕アルファ
2024/08/10/土曜日/朝から熱風




インド独立の史実に即した物語のようではあるけれど、私の知る所はまるで少ない。

ガンディータゴール、ボースを少し本で読んだくらいの私には。


そんな彼らはこの映画のストーリーのどこかには存在していたかもしれないが、この映画の主人公はラーマとビームという少数民族の、二人の男、一人はヒンディでさえない森の住人だ。


圧政者英国の奸智に長けたサディスティックな暴力を戯画的に描きつつも、多民族多言語のインドの国の様子が知識乏しい私にもよく伝わる。


歴史であり、エンタメであり、冒険であり、友情であり、民族自立のプライドであり、不撓不屈の精神であり、プライドであり、恋物語という、極彩色の蕩尽。やれやれインドな。


何やら『πの物語』を思い出すシーンあり
『ギルガメシュ王物語』フルな友情あり


Story Fire Water
に含まれる3つのR、
それが映画のタイトルになっている。ようだ。

これは四大、地水火風の内の火のラーマと水のビームを表している。のではないか。

驚異的を更に超絶する能力で、現地人として異例の出世を遂げて大英帝国軍の奥深くに栄達するラーマ

その立場を利用して、軍から大量の武器弾薬を奪取する使命と誓い帯びている。

それ故に友情で結ばれたビームを裏切るしかないラーマが目にするビームの苦悶の涯ての姿は!

ビームの振り絞るような歌声は大衆の心を震わせ、その振動は大地を揺るがす。だろう予感に満ちる


やはり、ガンディーであるか。
不服従と無抵抗
その魂の兄弟、ラーマとビーム。


「ターバンまこう♬」みたいな歌とダンスがおしまいに出てくるのも、シーク教徒への温かいユーモア
が見える。

ハッピーエンドで、ビームがこれから文字を覚えたい、という返答をするのが印象的。

真心や勇気、共感力、正義感全てを備えている優しいビームが最後に得たいもの、それは知識。

その順番こそ正しいのだ。
核爆発の早まった知識を持つ我々に問いかけるようなエンドでもある。





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最終更新日  2024.08.10 11:54:29
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