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テーマ:縄文文化(101)
カテゴリ:open to public
2024/08/23/金曜日/高温多湿、ツラシ
八ヶ岳西南麓の縄文コレクションといえば、尖石考古館が高名だ。随分前に私もそこで縄文ビーナスを見学し、土偶ガチャでゲットしたのだった。 滞在中の最寄りは井戸尻考古館であるが、山に通い出して30年、ついぞ訪れたことがなかった。 いやいや。 八ヶ岳美術館も北杜市考古館も初めてだった。 というか。今まではせいぜい二泊三日に終始した滞在である。何しろ慌ただしいだけである。 昨年辺りからようやく、ぐるりのことに関心を寄せる塩梅になった。 縄文ど真ん中の催しの3館共催の3館目、 最後の井戸尻考古館へ 訪ねてみると、8月始めの土日は、館設立50周年記念とかで入場料無料であった。 閉館1時間前の到着、民族資料館も見たい。 なので、実は翌日曜日も訪れた。 ↓水煙渦巻深鉢/濱田庄司とバーナード・リーチ 深鉢というより造形の深淵を覗き込むような二人の芸術家の沈黙の姿をよく捉えている。 こんなお宝がぞろぞろ展示されている井戸尻は、聞くところによると異端の博物館であるそうな。 考古学のみならず民俗学、神話学、宗教学、人間学も同時進行する展示スタイルなのだ。 実証的であることとカタチにひそむ、或いは発掘された状態から想像される人間の営み、実存に迫りたい、そんな強い思い、信念、憧れが汲み取れる。 如実に表れているのが展示物の表記だ。 以下説明❶〜❸が付された展示は撮影禁止のため、手によって記録した。
❷人面香炉土器/記紀の神名 伊邪那美命 裏面の神名 黄泉津大神ヨモツオオカミ ❸人首を象った香炉形土器 記紀の神名 ヒノカグツチノカミ、非産霊ヒムスヒ 裏面の神名 大山祇オオヤマツミ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.23 16:05:16
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