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テーマ:鳥取(とっとり)の風(500)
カテゴリ:旅日記
2025/01/13/月曜日/晴れ
12/28 午後 お昼ご飯を済ませ、羅漢さんの襖絵を見るべく 玄忠寺へとバスに乗る。 今回持参して良かったとしみじみ感じたのは丈夫な折り畳み傘である。 この時節の山陰の気候はアイルランドみたいに 一日の中に荒天と晴天が入り混じる。 ![]() ひゃー立派なお寺さんでございます。 時折雪が降りしきる。 由緒を尋ねれば、 創建1508年、浄土宗のお寺。戦国時代以前からあった元の場所は城の拡張で移転した。その後火事で類焼するなどして、現在の場所に落ち着いた。 広大な敷地を有する時代もあったが、明治の廃仏毀釈では最大の危機に瀕したらしい。 ![]() 寺には荒木又右衛門の墓や遺品や羅漢さんの襖絵などあり、ガイドさんの説明も頂ける。 剣豪ファンには堪らない場所かも ![]() 私なんぞはピンとこないけれど、荒木又右衛門といえば日本三大仇討ちの一つ、伊賀越仇討ち=鍵屋の辻の決闘。他に曽我兄弟、赤穂浪士の討ち入。 そういえばチャンバラごっこなど見かけることがなくなって久しい子どもたちの姿。仇討ちも流行らない訳なんだなあ。 ![]() 剣の立つ心優しいヒーローが生まれないものだろうか。当寺には剣豪モノの映画、歌舞伎、マンガ冊子も展示されている。 ![]() 一部の方に垂涎モノの赤胴鈴之助の漫画は敗戦の翌年にはもう出版されて、食べ物が不足な中で飛ぶように売れたのだとか。 旗本と藩主のプライド、幕府の裁定 寵臣の美男子への横恋慕、ボーイズラブ系 荒木又右衛門という人物への崇敬 柳生新陰流などなど、とにかくまるでドラマな仕立ての歴史的事件なので、瞬く間に芝居になって日本中が沸き返ったという。 ![]() 他に、それはまぁ夥しい数の羅漢さんの襖絵他が見られる。 地元の作家、民藝運動と連動した高木百拙氏 ![]() これらを丁寧に説明くださる。 ![]() どこまで続くお座敷かな ![]() 既に2時間近く経ってしまったような。 見学は私一人でもったいない。 そろそろホテルへ、とお尻がもぞもぞする頃に 障子を開かれると見事な庭園 ![]() そうそう、初夢吉祥の一富士二鷹三茄子は ![]() 嘘かまことか、日本三大仇討ちが元⁈の巻 そういえば柳生新陰流を習っている不思議な女性と知り合った。何が起きるか、旅は不思議。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.13 15:09:12
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