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2025.02.05
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テーマ:読書(9049)
カテゴリ:本日読了
2025/02/05/水曜日/午後から寒い









〈DATA〉

出版社 青土社
著者  吉田敦彦

2012年1月30日      第1刷印刷
2012年2月10日      第1刷発行





〈私的読書メーター〉大国主に最近とっても惹かれて、手当たり次第に手を伸ばす。いかん。これは私の望む方向の著作ではなかった。著者吉田敦彦さんのような比較神話学及びユング心理学の集合的無意識やフロイトのヒストロをフィルターとする考察はなんか違うというか私の知りたいアプローチではないのだなぁ。大国主と母殺し⁉︎いやいや、むしろ大地母神として感じられるオオクニヌシにあらせられまする。その震源はどこまで遡れるか。が、この度の読書の悦びにして神話も一つのチャンネルならむ。それにしては日本神話の掘り下げがウツロに感じられる。


副題は
出雲神話と弥生時代の祭り

とある。


祭りというものが古来いかなるものであったか。
大国主🟰八千矛🟰広矛
アメノヌボコ🟰男性性陽根


とする国生みは、各地の土地の神格化された女神とのまぐあひによって国土を拡大し、かつ土地を肥沃にして芦原の瑞穂の国に成していく様である。

とのこと。

これは既によく理解されていることでもあり、里神楽などの大らかな身振りは農耕民族中に見出される、豊作祈願にもつながる祈りそのものだ。


その辺りの経緯を宣長が
後の世の心もておしはかる言コトな為そ

と戒めているのも、その方向のみで考察するには、後の世の我々は既にヒトとしてあまりにもカミから離れてしまっている所以。


宣長の言を引用しながらも、その事ばかりに力点が置かれ、果てはニューギニアだったかの少年の通過儀礼と因幡の白兎を横並びにするのは、いささか辟易した。


出雲の人びとの最重要な民間信仰はサイノカミではないだろうか。

クナト神と幸比賣とその児であるサルタヒコの三位一体の、誠に人間らしい幸福。


子どもこそ宝、子種、子宝
そんな歓びが辻々にこだまする、山田には豊かに実った稲穂がこうべを垂れている。

それこそがヒトとカミのよろこひ。





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最終更新日  2025.02.05 16:54:11
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