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2025.04.09
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カテゴリ:旅日記
2025/04/09/水曜日/かなり日差しが強い





3/23 高千穂峡


一度は訪ねてみたい場所ながら、そんな人は日本はおろか世界中にいるらしく。



山道はもはや高尾山なみの混雑だった。

それでもこの地の空気が格別気持ちよいため、
それほど気にならなかった。




高千穂神社は後回しにして、先にこちらに来ればよかった、と感じたのは無料駐車場が既に第4まで一杯だったこと。

数字が多くなればなるほど遠い場所になる。



幸運なことに偶然、有料駐車場に入ることができて、午前一杯ゆっくり散策する。



事前予約できないと聞いていたのに、事前予約がないとボートには乗れなかった(T_T)
こういう事に関心のない夫に託したのが∑(゚Д゚)


深い峡谷で舟を漕げば、古代の神々のような心地のすることだろう。




界隈の蕎麦屋でお昼にする予定で、高千穂峡を離れる。目ぼしい蕎麦屋はどこも長蛇の列。

すっかり諦めて、ホテルで貰ったクロワッサンやら
パイやら手持ちのデコポンやらイチゴをぱくつく。


今夜は別府泊まり。
途中休憩で立ち寄った竹田タケタの街が
「街の顔のある」でいい感じ。


ここに瀧廉太郎の旧宅が一般公開されている。
ここがとても素晴らしい場所だった。



廉太郎がここに住んだのは2年ほどだが、最も多感な12歳からのことで、この記念館が当時の少年の耳にどのような音環境を与えたか、をテーマとして作庭も工夫されている。

ここに立たねば決して感じとることはできない。

↑父は小藩ながら家老を務めた家系。なかなかに男前。そんなこともあり、当初長男廉太郎が舞曲のようなものを志す事に反対した。

音楽で成功しなかったらどうするか、という父の言葉に、ならば芸人でもやりましょうと返したそうだ




しかし彼の天分を見抜いた親戚はわざわざ東京から父を説得しにやって来た。

廉太郎は晴れて音楽学校に進み、その才能を認められ3年間のドイツ留学を命じられるも肺結核のため帰国、23歳で帰天した。




官舎であった旧宅は当時は何倍か大きかった様子。

溝川のせせらぎが終始囁くように流れる午後だった。雨の強弱でこの音も様々に変化したろう。


井戸のある辺り、北側?には小山があり竹が植えられている。絶妙な高さの竹林を風が抜けてさやさやと過ぎるのだ。


↑この洞穴では父の勤務用の馬が飼われた。カイバを噛む音も響いたろうか。


家そのものが水と緑の中に籠るようで、おまけに山の地質か、柔らかい凝灰岩が庭に面してくり抜かれ、取り巻く音音をしっとり増幅させるのだ。
飛び石を渡る下駄の音さえも。




床下にキツネの親子が棲みついて、小狐はどんな声で母狐を呼んだろう。
この庭の中でどんな風に響いたろう。



旧宅を出ると程なく廉太郎トンネル
私は音体験を逆さまに味わったような不思議な気持ちがした。


潜り抜けると竹田の街









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最終更新日  2025.04.09 17:00:55
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