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2026.02.07
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テーマ:読書(9893)
カテゴリ:本日読了
2026/02/07/土曜日/はつゆき





出版社 角川書店

著者  脇田晴子


平成十三年十月三十一日   初版発行


角選書326



〈私的読書メーター〉〈学術にかぶいた資料本にて読むに難し。浅学の妾は中世芸能にさんざめく花園の、あの花、この花にふらふらと遊びたはぶれるのでありますよ。天鈿女のストリップショーに河原がどうとどよめく笑い。笑う門の福は予祝なり、ナニ、何事も天土まるく収まりゆく運び。の地点から出雲阿国の近世渡し、女子が小さく硬く萎びてゆく先の最期の徒花か。傀儡に見る山暮らしの、租税戸籍から自由な民と山窩の繋がり仄めかし。国を譲った末裔の声なき抵抗でもあったか能。更級日記読みたいナ、闇きより闇き道にぞ入りぬべき 遙かに照らせ山の端の月、和泉式部



非常に魅力的エピソードが満載だ。


特に菅原孝標女『更級日記』に記す、足柄山の遊女の歌に対する批評が、この少女の才能を刻印している。

菅原一族が任地から京に登る際、山奥の足柄山のふもとに宿を得た。

月も星もない暗闇の夜、何処からともなくあそびがやって来て、唐傘を打ち据え歌をうたった。

五十、二十、十四、五ばかりのおなご、色白く汚れなき姿と比類なき声が空に澄み渡りめでたく歌った

人びとは感動し、「西国の遊女はこうはいかない」と褒めちぎると、すかさず「難波わたりにくらぶれば」と歌で返す。

歌い終わると彼女らは、おそろしいまでの山の暗闇に帰って行った。

更級日記著者は、幼いながら心に感動を覚え、後にこの事を綴った。


それが後段で、能の『山姥』へと華麗に繋がりゆくお筆先、天晴れ。


思えば金時山の麓神社では、側の木にヤマガラ
人を恐れず泊まって、盛んに歌っていた所に遭遇した事があった。

社務の方が言うには、昔はこのヤマガラがおみくじを引いて、占う人の手元にポトリと落としてくれたのだという。

中世のあそび女の生まれ変わりか。


キツネに騙されることの無くなった我らには
中世も神代の昔の如くなり


他にも承久の乱が、傀儡から出た白拍子が因縁であったとは!後鳥羽法王が偏愛した伊賀局亀菊。

そういえば、小説で読んだ。タイトル忘れ!

義経の静御前


白拍子の装束が男性装だったのは、そもそもが古代の遊部あそびべ、の系譜を引くという。

つまり水干、袴は神事の礼装であって、男女差はない、ということ。
神に使える巫女と巫男、二つがあった。


昨年の講書始めの儀では、確かこれを裏付ける講義があったと記憶する。



これがいつの間にか刀や鉾を持つのは、女に向かない、夫が変わるの風が増え、男装なる言葉が出回る頃には女は神事から遠ざかってしまった。


イザイホーは既に失われたが、久高島ノロに古代の日本の神事を見る思いがする。


カミは女の口によりまし、男がサニワする。
よりましられた女の舞は神事である、と。


痩せ細り枯渇しそうな現代にその力を再び黄泉がえさせるもの、汝の名、猿女





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最終更新日  2026.02.07 13:56:12
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