増富温泉 源泉掛け流し
2024/09/22/日曜日/能登で大雨災害噂の、世界一ラジウム温泉郷増富温泉で湯に浸かる。◼️金泉閣の案内よりラジウム温泉とは放射能泉のこと、日本には約500ものラジウム温泉があるという。中でも有名なのが島根、池田ラジウム鉱泉、玉造温泉、鳥取三朝温泉、兵庫有馬温泉、岐阜恵那ラジウム鉱泉など。増富温泉は信玄公の時代、金山平が金山千軒といわれた戦国時代に遡る。傷病兵や金山鉱夫が利用したそうで信玄公隠し湯とも言われる。明治以降に始まった温泉成分調査の流れの中、大正13年、金峰山登山の際に増富温泉に立ち寄った東大木村博士が温泉に関心をもち、ラジウム温泉調査が始まった。昭和14年からの継続分析調査で、ラドン及びラジウム含有測定値は12,300マッヘと解析された。ドイツの放射能泉で13,500マッヘが得られたが一度だけの測定のため、増富温泉が世界一の名誉を得ている。ラドンとはラジウムから放出されるガス気体のことで、初めはラジウムエマナチオンと呼ばれた。この放射能は医学的に身体によいとされ、神経痛、リウマチ、内臓疾患に効能があるとされる。宿泊した金泉閣は、旅アプリやJTBには加盟がなく、宿に直接連絡して予約する。古くからの営業で、40年前に改装したままとのこと。屋内外共に古さは否めないが、利用する所は清掃が行き届いている。食事も私には余るくらい。夜には鯉の洗いが付いた。値段の割に立派なものである。やはり長年通う湯治客の方が殆どで、月に一度3泊し、日に4度お湯につかる、というのがどうやら定型のようである。私のような一泊組は聞く限り一人もいない。すっぴん裸のお付き合いは、全くもって赤子の交わりだ。話したくない人も静かに目を閉じて聞くともなく会話に身を委ねる心地がよい。湯は34度。マックス30分の注意書きがあるが常連の人はもっと長く浸かって、上がり湯と交互にしている人もあった。黄土色のクレイ質で、初め、焼き物の後に手を洗う質感を覚えた。2日目には皮膚に則した印象が生まれた。匂いはわずかな硫黄に鉄分を覚える。味は塩分濃度高くガスを含む苦味で、かなり不味い。身体のために250ccを飲み干す人もいるとか⁉︎まじすかマジック。↑朝ごはん普段、朝は果物かポリッジらしきものか甘酒+牛乳、ヨーグルト蜂蜜、みたいなものしかとらない。早朝にお湯につかると、何と全部平らげてしまった。