本日、私の住んでいる町では、
旧正月行事の「火振りかまくら」が行われました。

昨年四月にここに移り住んできたため、
実はこのお祭り見るの初めてなんですね。

今日はたまたま高校の時の友達が帰省していて、
来週火曜日までいるとはいえ、
実は私に暇がなく、実家のほうには帰られないってことで、
こっちにきてもらうことにしたわけです。
（わざわざ）

町のいたるところに雪灯篭や、堤燈が設置されており、
武家屋敷の通りは幻想的なムード。
人通りも少なく、雰囲気をたっぷり堪能できました。

会場に着くと、餅をまいており、
取った！と思ったら、なぜか「コーヒーピー」…
なんでこんなものまいているのだろう。



会場の片側には雪灯篭の大群。
反対側には堤燈が転々と並んでいましたが、
こちらのほうが圧巻、といったところ。

しかしやっぱりろうそくの炎でも融けちゃうのよね。
帰りには大半が消えておりました。


さて。
「火振りかまくら」ですが。
火のついた俵をぐるぐる回す、というもの。

ニュースなどでは見たことありましたが、
至近距離で見たのは初。
案外熱いのね、というのと、
案外素人さんみたいな人がやっているのね、というか。

それもそのはず、かまくらを回すのは、
誰でもできる。
地元以外の人間だろうがお構いなし。
半纏を貸してくれて、すぐに回すことができる。

早速やってみました。



実は、二回やったのですが。
一度目は、ほっかぶり用の手ぬぐいも貸してもらって、
万全の体制で臨んだわけですが、
二度目は、歩いていたら「やってみないか」という
観光協会のおじさん（？）の声に誘われたため、
半纏を羽織った程度。

しかし、この二回目が私にとって鬼門でした！
風下にいたからなのかなんなのか、
火がやたらと大きくなる。
ぼぉ～じぅ～という音が耳元でよく聞こえる。
一度目より熱い。


…その迫力と楽しさにおされ、
友達と二人きゃっきゃとはしゃいでおりましたが。


後ほど。
飲みに行った先で、
「火振りかまくらいったんですか？」
と聞かれてしまう私。
よっぽど観光客っぽいいでたちだったんだろうと思ったところ。

「髪の毛になんかついてますよ」とのこと。
よく見ると、髪の毛についているのではなく、
髪の毛がこげているのです！！

毛先がちりちりしていて、明らかにおかしい。
あ～こりゃ行ったって言わなくてもわかるわなぁ。


そんなこんなで、
今月末にはなぜか旅行でスリランカにふらっと行ってしまう友人と、
火振りかまくらを体験した後、
ゆっくり語り合って、いい感じに気持ちよくなったわけです。

しっかし、髪の毛。
ちゃんとつるつるになるかなぁ。