ゴットハンド記
私は、妹が出産してすぐ同級生の結婚式に出席するために東京に行っていた。そして帰宅して赤ちゃんに会いに行った。「あら~かわいいお手々♪」生まれたばかりでまだ大きい肌着の袖の中に隠れたお手々を出してあげようとした。「・・・んん?・・・」「1,2,3,4,5,6・・・。 1,2,3,4,5,6・・・。 1,2,3,4,5,6・・・。」3回、数えたところだった。妹が「いや~、五体満足すぎて多いのよ~。親指が(笑)。」私が指に釘づけになっているのに気が付いて言ったのだと思っていたが妹も必死で全く気が付いていなかったらしい。そんな言われた私。動揺しながらも「あらそう~。少ないよりマシよ~。」でも、心臓は動揺を悟られまいとドッキドキ!!この返事に妹は、私が動揺してるなんて思いもよらず「あ、あれ?こんなにあっさりなの?ビックリしないの?」と反対にビックリしたそうだ。数日後に私が白状してお互いの状況を笑いながら話したんだけど(爆)それからは、子供達にどう話すかや合併症の心配、お出かけの時手袋するかとか話したなぁ~。合併症は、まだわかんないけど今のところ大丈夫そう。子供達も説明しなくても「そんなもん」と受け入れてくれた。隠してたわけじゃないけど必要以上に人をビックリさせないために手袋してお出かけした。彼の産まれた姿を大切に思い切るのも悩んだらしい。でも、もう5本指。妹は、生まれたときは6本だった事を大切に思い記念にもらったそうだ。妹らしい。