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2005年10月14日
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カテゴリ:読書
七胴落とし 神林長平 ハヤカワ文庫
アラスジ:“大人”になれない“子供”は、“公立予備校”に通わされている。“子供”―精神感応力を持つ者。脇田三日月は、予備校生。ぎくしゃくした家庭や、感応力をいつ喪失するかに苛立ちながら、日々を過す。予備校生達は、感応力をやり取りする遊びに耽る。そんな不毛な毎日を過す三日月の前に、月子と名乗る不思議な女が現れる。不安を増す三日月。やがて感応力遊びは、命をかけたものにに高じ、互いの感応力を駆使して自殺を強要しあい…


久方ぶりに神林の本が読みたくなって、本棚から適当に引っ張り出したらこの本。
うは。今日も暗いじゃん。
敵は海賊シリーズにすべきだったかな。でも、あんまり好きじゃないし。
ま、いっかと言う事ににして、読む。
…やっぱり暗かった。どよよん
だから、この本は読む回数が少ないんだ。10年ぶりくらいの再読かな。

神林長平は、デジタルとアナログが混在した作家だ。
理系そのものの発想に、言葉が絡みつく。
絡みつくと言っても、べぞべぞとした粘着性はない。
そう、まるでケーブル線が蛇のように捩れて纏わりついているかのよう。
やはり、アナログといえども理系。
意外に饒舌な会話が続くのだが、印象は乾いている。
良く言えば抑制の効いた理知的な、身も蓋もなく言えば素っ気無い文章。
でも、どこか叙情性を秘めているような。
つまりは、文章もデジタルとアナログの混ざったようなものなのかも。

最近の彼の作は、殆ど読んでいない。
難しくって、頭がついていかんのだよ。
拠って、最近の傾向は知らないが、この作品の頃は意志の疎通に拘ったものが多かったように感じた。
人間は他者にその存在を認識された時に、初めて実存する。
そんな現実に対し、彼の作の登場人物達は、「我想う故に我あり」と叫び続けていた。
決して伝わらない声で。
聞く耳を得る事が出来ない叫びは、思念となって、その身の中に渦巻くばかり。
誰もあなたの声を聞かない、誰もあなたを見ない。
どれだけ想っても、あなたは存在していない。
誰もあなたを感じる事が出来ないのだから。
否定された思いは、暴発し、全てを切り裂く。
これは、神林の青春小説だ。。。。

だめだ、眠い。何を言いたいのか、判らんw
明日は超早起きなので、この感想はここで一端終わり。
ってか、こりゃ全面書き直すべきだなぁ。(読んで貰うほどのもんじゃないか)
神林の青い頃の小説って感じで、この『七胴落とし』も面白いですよ。
このでたらめ感想文は捨て置いて。
一寸今の流行りからしたら古臭いかもしれないけれど、若い人に読んで欲しい本。
あんまりSFっぽくないですけどね。(ってこれ、SFで分類して良いのかな)

さて、明日、いや今日は大変そうだ。
宮本輝氏の五千回の生死をお供に、頑張って出かけるっす。フッフッフ






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最終更新日  2005年10月15日 00時52分41秒
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