2006/06/01(木)03:44
アルバン・ベルク四重奏団
@紀尾井ホール
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
モーツァルト:弦楽四重奏曲第20番ニ長調K.499「ホフマイスター」
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番Sz.114
~アンコール~
モーツァルト:弦楽四重奏曲第14番K.387より第4楽章
ギュンター・ピヒラー (ヴァイオリン)
ゲルハルト・シュルツ (ヴァイオリン)
イザベル・カリシウス (ヴィオラ)
ヴァレンティン・エルベン (チェロ)
***
昨年のヴィオラのカクシュカ氏の訃報より1年、
カクシュカ氏自らのご指名、そして志をついたヴィオラのイザベルさんにて
新生?ABQでの2回目の来日です。
ABQであること、そしてサウンド、スタンスにはまったくかわりはありません。
モーツァルトの15番の後半、20番はいうまでもなくのめりこみ、ところどころのサウンドに
じわっと目頭があつくなり、涙が出そうになります。
バルトークは曲調もあってか冒頭は神経質なくらいなまでの繊細さが感じられました。
アンコールの4楽章は特に感動しました。ぐっときました。
↑この曲大好きなんです。
いえ、正確に言うと、ABQが演奏するこの4楽章だけが大好きなんです。
昨日と今日少しいやな事があって、気分的に少しめげていたりしたのですが、
すっかり忘れてしまいました。よい演奏を聴くとほんと涙が出るくらい
どろどろしたものも洗い流されて、気分が晴れやかでほんわかした気分になります。
そういえば、昨日までの疲れも、
バンベルク響を昨日、前々日に聴いたこともすっかり何処かにいってしまいました。
(バンベルク響とアルバンベルクカルテット紛らわしいくらいにてますよね。)
当分なんの演奏会に行かなくてもよいくらい(そうはいかないけど)、心が満たされています。
私の中では、毎年ヤンソンス公演と同じに絶対はずさず、
来日し続ける限り、聴きに行きたい演奏会です。
アルバンベルクカルテット、CDでももちろんよいですが、
生は200%違います!もっとすごいです。おすすめのコンサートです。