シェフのマルシェノート

2009/06/14(日)12:06

パルメジャーノ・レッジャーノを削りました

パートナー 食材(63)

食材の展示会に使用するので、「料理長、お手数ですがチョット削ってもらえませんか」とパートナーさんから依頼があり、いつもはホテルサイドのお願いを聞いていただいているので、「ヨロコンデ」とお受けしました。 その名も イタリアチーズの王様 「パルメジャーノ・レッジャーノ」 今回は半分だけでしたが、そのkg数は・・・・15.7kg 本当は約31kgですよね。 重い、大きい 「縁から5cm残して、深さ5cm 掘りこんでください」の指示 「まかせろッ・・・てんだ・よ このくらい何でもないぜ」と張り切ってスタート 名前の由来は地名からきており、パルマ、レッジョ・エミリア、モデナなどのエミリア・ロマーニャ地方で作られ、DOPの認定を受けたものだけが刻印を押されて「パルミジャーノ・レッジャーノ」を名乗ることができます、イタリアチーズの王様ですから、その価値の高さからこれを担保に銀行からお金を借りることもできるらしい。 削らずに 銀行にいくことも 頭をよぎりました 卓上用のパルメザン粉チーズありますよね。 「パルメザン」とは「パルミジャーノ」の英訳ですが。パルミジャーノ・レッジャーノ風のチーズ」の意味で違うものですよ。日本ではアメリカ経由で粉チーズの形態で入ってきたので、粉チーズの総称として呼ばれるようになり、ナポリタンやミートソーススパゲッティのトッピングとして普及しました。 パルメザンチーズはアメリカ合衆国や日本、アルゼンチンなどでも生産されていて、パルミジャーノ・レッジャーノのDOP規格からは外れているためEU諸国ではパルメザンチーズを名乗ることはできません。 完成です、見事な職人の仕事 熟成期間も最低18カ月以上と非常に長く、熟成期間が長いチーズほど価値が上っていきます。 4年以上になると最高級品となります 味見をしながら、削りましたが、そこに、パンとワインがあったら、1食出来あがりですね。

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