☆ スズメバチの「毒のカクテル」2019.09.04スズメバチ類は強力な毒を持つ、攻撃性も高く非常に危険な蜂である。毒針、毒嚢、毒腺は生殖器が変化した物で、刺すのは「雌」だけである。 女王蜂も毒針を持つが攻撃性は低く刺すことはほとんどない。「雄」は毒針を持たないので刺すことは無いが、威嚇のため刺す姿勢だけは取る。 毒液は様々な微量の生理活性物質の複雑な混合物であり、別名「毒のカクテル」と呼ばれる。 ・ヒスタミン・・炎症作用を持つ ・神経毒(セロトニン、アセチルコリン)・・量が多いと呼吸不全や心肺停止の原因となる ・ペプチド(ホーネットキニン、マストパラン、マンダラトキシン、ベスパキニン)・・アナフィラキシーショックの原因となる ・タンパク質(細胞膜を分解するホスホリパーゼ、タンパク質を分解するプロテアーゼ)・・アナフィラキシーショックの原因となる。 これらの毒物質の多くは動物の免疫系や神経系に関係した情報伝達物質でもあり、毒液は動物組織の構成物質を分解する酵素によって消化、破壊された組織を通じて速やかに皮下組織に拡散、さらに血管系を通じ全身を巡り、免疫系や神経系を攪乱。それにより激しい痛みや急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)などを引き起こす。 ーウィキペディアより抜粋ー 刺すのは「雌」だけって初めて知りました・・・・なんか怖いな~~ 毒成分のタンパク質っていうのは酵素ですねぇ ペプチドもタンパク質だし・・・これらがアレルギー反応の抗原になるわけで、一度刺されて感作されればニ度目に刺されるとアナフィラキシーを起こす免疫反応というわけですね。 「毒のカクテル」・・・なんとなくわかるような気がします。 2019.09.04 |