松栗学園ブログ

2011/12/24(土)15:18

ピングドラムの時間軸考察?

観た番組とか☆日常(263)

この半年、「輪るピングドラム」を観てきました。 一回しか観ていない回が多いので、かなり見落としや記憶抜け落ちがあるのかもしれない。 そして、妄想やねつ造もかなりあるでしょう。 しかも、難しいことは何もわからない。 でも、私なりに、時間軸から考えてみます。 本来生まれる運命の人。 高倉夫妻。 荻野目夫妻。 タブキ一家。 ユリの一家。 ダブルH。 医師。 林檎、ヒマリ、マリオ、マサコ。 剣山と医師が産まれる時代に、サネトシという悪魔の力を持った存在が産まれる。 そして、剣山と医師にすり寄りながら力を使いつつ、運命をいじくりまわしていった。 その過程で、剣山はよからぬ組織の一員となった。 タブキ母とユリ父は、本来から才能しか愛せない人、美しさしか愛せない人、という偏った人物ではあったと思う。 でも、サネトシ能力で歪みに磨きがかかってしまった可能性もある。 その酷さに堪忍袋の緒が切れた女神様が、桃果という天使の力を持った存在を遣わせた。 おそらく、その当時には結婚していた荻野目家の第一子として。 その時代は、前述のタブキとユリが産まれる時代。 その不幸な子供たちを救えるように、近くに存在するように。 その使命により、タブキとユリを救った。 成長の過程で、ソレ以外も救いつつ、桃果的乗り換えもしちゃっていた。 そして、桃果はサネトシと対決。 剣山たち組織がテロを起こした日も、おそらくサネトシが操作したのだろう。 お互いに譲ることはできず、お互いを消去しようと魔法の言葉(?)を使ったももの、相討ちとなってしまった。 そのとき、サネトシは黒ウサギを作りつつも封印された。 桃果のほうは、ペンギン帽子を作り、それぞれをヒマリとマリオにあてがった。 将来産まれる運命のふたりに。 と同時に、マリオの姉になるマサコの双子の兄として冠葉が産まれるように、ヒマリを救う存在として晶馬を組織内の人間の子として産まれるように運命を改変した。 冠葉は、その二人の帽子継承者同志を結ぶ使命も担っていたんだと思う。 だが、相討ちしてテロの事実が残ってしまったため、タブキの運命を少しいじって消えた。 晶馬の親候補は決まっていた。 ヒマリには決まっておらず、規則を破ったヒマリはサネトシ世界に存在する子供ブロイラーに行くが、晶馬に救い出される。 それにより運命の人と認識するが、その直後に、当時のやりとりや感情の記憶は封印される。 そして、四人家族に。 一方、冠葉は、マサコとは別の養子になることを選んだ。 マサコをマリオの実家に行くように。 だから、爺様はマリオを本来の跡継ぎにしたがった。 おそらく、冠葉とマサコの両親は、その世界での高倉夫妻。 で、その高倉夫妻が養子にしたのは、晶馬。 なので、もしかしたら、夏芽家の娘が剣山みたいな組織の人間とできてしまったので爺様が勘当した可能性も? なので、こっそり会っていたことが許せなかったのかも。 冠葉が養子に行った先で、冠葉は遣えない宣言を今際の際に残した養父。 そこで、冠葉は絶望したが、すでに救われていたヒマリに救われる。 しばらく五人家族として暮らしていた。 ダブルHの二人は、のちのメッセンジャーとして、ヒマリの友人として女神様に選ばれたのかもしれない。 だが、テロ実行犯発覚前に、その二人を事件に巻き込まないように引き離したのも、おそらく女神様。 実行犯だと世間にばれて失踪した高倉夫妻。 もしかしたら、その逃走過程でしっぽ切りとして殺害されていたのかもしれない。 そうして、冠葉と晶馬は、女神様からの試験として、檻と林檎を用意した。 冠葉が晶馬が救った。 三人の兄弟が強く生きようとしていた。 でも、偽り家族である事実は残っている。 晶馬の冠葉の呼び方が「兄貴」「冠葉」と安定しなかったのもソレからくるのだろう。 その世界では養子養女システムや子供ブロイラーは普通に認識されていたから、苹果は三人が寄せ集め家族だとわかっていたのだろう。 一方、帽子の継承者に選ばれたヒマリとマリオは生命力を吸われているのだろうか、不思議な病気になってしまっていた。 そして、ヒマリは一度死亡した。 桃果の魂が早急に正しい世界に戻すべく、帽子の力を発動させた。 女王様にみたいに妙な態度をとっていたのは、ヒマリに眠る「夢主人公妄想」のうちの一人の性格が表面化しただけかもしれない。 もしかしたら、マリオのほうも一度死亡していて、同じようにイリュージョンしていたのかもしれない。 マサコの秘書も一緒に巻き込まれたのだろう。 連雀(れんじゃく)さんという方。 名前から邪推すると、連チャンと麻雀をかけて、養子養女危うい生き方を暗喩している? そうして、二つの帽子の指示によってピングドラムを探すことになる。 ピングドラムを桃果の日記だと思い込まれ、その日記の所有者が、本来第一子として産まれてくるはずだった荻野目苹果。 ユリはその日記の存在と力を知っていたため、当時から探してはいた。 苹果が桃果の残した未来日記のとおりに、十六歳で実行に移すべく外でも開くようになったため、ユリはその日記継承者が苹果だと確信して苹果に近づいた。 タブキは、桃果を事故に巻き込んだ高倉夫妻に複雑な思いを抱えていた。 矛盾してしまうほどに。 ユリがその日記を奪う際、二つに引き裂いてしまった。 そのとき、サネトシの封印が解け、実体化してしまった。 サネトシは、ヒマリにコンタクトをとった。 桃果のコマになりうるヒマリをどうにか奪おうと思ったのかも。 でも、ヒマリは自分を救った運命の人の存在をぼんやり憶えていたため、拒否した。 そこで、サネトシは元の世界に戻した。 サネトシ自身も、ヒマリの主治医の旧友ということでその世界にもぐりこんだ。 冠葉とマサコに金をせびって心をゆさぶったりしながら弄んでいた。 この二人も堕ちて桃果のコマにならなくなるように……。 冠葉が、いつ約束云々を思い出したのかがよくわからないが……。 たぶん、どこかにあったんだろう。 冠葉が堕ちるところまで堕ちて逃亡した際、マサコは説得した。 だが、冠葉は自分を救ってくれたヒマリを運命の人だと認識してしまっていた。 だから、家族ごっこ妹であるヒマリが好きだった。 でも、マサコも冠葉の未来の不幸に巻き込まれずにいた分、救われていたのかもしれない。 幼少期にも心の支えにはなっていたようだし。 そして、銃撃戦のときにお互いを守り合った。 ここで、双子の愛のやり取りは完結一歩前の段階。 最終対決。 言い合いをしながらも、共通の敵はサネトシだということになり……。 冠葉、晶馬、ヒマリの想いが一致して、精神世界へ。 晶馬とヒマリは、お互いの悪印象を敢えて口にし、しかし、愛のある物言いで。 命を返して、同化?した。「少年少女輪になって」 苹果は、ヒマリがダブルHに託したメッセージをまた託された。 その言葉がヒマリに一番効く呪文だと確信して、魔法を発動させた。 冠葉は晶馬に感謝しつつ消滅。ガラスの破片。 そこで、かつて自分を好きだと言ってくれた苹果に告白返しをした晶馬。 ここで、この二人の愛のやり取りは完結。 そして、晶馬も燃え尽きて消滅。 桃果は、サネトシの封印を見届け、自分の場所へ帰って行った。 そのとき、自分の遣いである帽子二つを持って。 そして、サネトシは産まれなかったという、本来の世界に戻した。 タブキとユリの本当の幸せのために、彼らだけにはサネトシ世界の記憶は敢えて残した。 この二人は、桃果の想いをうけとりお互いに愛の言葉を交わした。 本来の世界に戻したことによって、ヒマリとマリオも健康体で成長していた。 マサコは平和に養女になっている世界? それとも、剣山が正式に婿養子になって家族仲もいいのかな? そして、ヒマリは本来の両親の元で産まれ育っている? ダブルHも本来の生活をしてアイドルになってヒマリたちを元気づけている。 だが。 最後に、冠葉と晶馬とペンギンたちは、世界線を乗り越えた魔法を使った。 冠葉はマサコに。 兄たちと3号はヒマリに。 かつて存在していたことをアピールしていたかった。 これから、誰かに愛されていることを感じて強く生きろ、と。 そして、女神様、桃果の遣いとして存在していた冠葉と晶馬は、子供の姿となっていた。 が、この姿はおそらくイメージ。 これから向かう先は、不幸に見舞われるであろう、別の世界線だろう。 愛に恵まれない人たちを救うために。 名前の関する考察。 タブキとユリは、タロとジロは一度見捨てられたけど生き延びた、っていう史実が元になっている? シラセとソウヤは、奇跡の象徴? という、とんでも考察。 宮沢賢治は、文体が合わなくてよく読めていないの。 しかも、宗教観とかイマイチよくわかっていないの。 でも、私の薄い知識ではこんな解釈でした。

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