バラの花が咲き
今年も母の日に合わせたように
バラが、たくさん花をつけてくれました。
このバラは、30年くらい前に、
息子が、小さな苗木をプレゼントしてくれたものです。
たぶん小さい種類のバラらしくて
何年たっても、背丈は50センチにもなりません。
花も最初は、一重咲きでした。
はじめは15センチもなかった小さなバラの苗木は、少しずつ育ち
年々、花びらが増え、花数も増えています。
その後、プレゼントしてくれたカーネーションの寄せ植えなどは、数年で絶えてしまったけれど
バラは長生きしてくれて、毎年綺麗に咲いています。
じつは、私は母の日が苦手です。
実母と、実母が連れてくる男達に虐待されてきたので、
お母さんありがとう
の文字だけで、体調を崩して
食べる事も眠る事も出来なくなり
若い頃は、4月から一月の間に5〜6キロ体重が減っていました。
鬼のような実母に、感謝しろ!と強制されているような言葉が
嫌で嫌で、吐き気や頭痛がしていました。
けれど
それは、息子が母の日のプレゼントをくれるようになってから
少しずつ軽くなってきました。
母という言葉の鬼や地獄のイメージが
半分に薄まってくれのだと思います。
それでもまだ、
お母さんありがとう
の文字を見て、折れそうになる気持ちが残っています。
そんな時、このバラは目に見える形で
励ましてくれます。
4月から、新芽を伸ばし、蕾をつけていくのを
毎日見ながら、
大丈夫、大丈夫と、自分に言いきかせます。
今年は、新型コロナのせいで
息子たちは帰省しなかったけれど
バラの花が、たくさん咲いてくれました。
私には、とても大切なバラです。