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★★★ ポートフォリオ・ブックを買う ★★★
作品集に使うのは、皮製または合皮カバー(黒が無難で理想的)で中に透明ファイルのページが既に組み込まれているものが良い。バインダー式は避けましょう。
ガラス加工のファイルは照明の光を反射して写真が見難いので、透明度が高くガラス加工が施していないものがお薦め。ファイルに曇りがあるとメイクの色が鮮明に出ないので気を付けましょう。
専門の画材店に行くと、表紙に名前を彫り込んで貰えます。高級感があって、好んで名前を彫り込む写真家等も多いです。
前述の通り、メイクアップ・アーティストにとって作品集は一生持ち歩く履歴書ですから、安っぽい素材や色のものは避け、人生に一度の投資と思って、品質の高いものを選びましょう。 ストラップが付いているバッグ兼用タイプは、作品集を見る人の邪魔になるので便利そうですが使わないで下さい。その代わりに、専用の取っ手付きポートフォリオ・ケースを一緒に購入するのも一案。 耐久性があり、しっかりと作品集を保護し見た目にもカッコ良いのでYO-YOは使用しています。
サイズはA4~A3が無難。 写真家は写真のクオリティとパノラマ感を強調する為にA3を用いる人も多いのですが、メイク作品集としてはちょっと大き過ぎる気がします。 A4でも写真のクオリティが良ければ充分に魅力をアピール出来ますし、トート・バッグに入れて気軽に持ち歩けるので、A4の方が良いかも知れません。
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★★★ 写真の種類 ★★★
現在はフィルム撮影を焼き回しする写真家とデジタル撮影派が半々を占めています。
フィルム派は、メイクアップ・アーティストの気に入った写真のみを焼き回して、現像代を請求する写真家も居ます。
デジタル派は、抜粋した写真をCDに焼き込んで貰えます。あとは自分が欲しい写真をプリンターで印刷します。
見開き写真もインパクトがあって、雰囲気のある作品に仕上がるので、写真家の好みや判断によって2枚組の見開き写真を作って貰えます。
ファッション写真の場合、ヘア・メイク・ファッションの3大要素のコンビネーションが重要視されますから、たとえ顔がCU(クローズ・アップ)ではなくメイクが細部までハッキリ見えなくても、全体の印象と仕上がりの良し悪しが審査の対象となるので全身像や半身像も良い作品は積極的に作品集に加えましょう。
背景も重要な要素なので、ここでもやはりCUにこだわってはいけません。 良いメイクアップ・アーティストとは、TPOを総合的に見極めてメイク出来る人のことを言うのです。 メイクだけに気を取られていては、良いメイクアップ・アーティストとは言えません。 その代わりに、メイクを主役にした「これぞメイクの力!」と言えるCU写真を他のページにまじえれば良いのです。
特殊メイクやアート・メイクが得意な人は、それをアピールする写真も忘れずに加えましょう。
でもやはり、一枚目は凝り過ぎないナチュラル・メイクで、尚かつ肌の質を重視した写真等がお勧め。
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