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★★★ ボディ・メイクとわ ★★★
日本語で一般に言うボディ・メイクとは矯正下着等でボディ・ラインを整えることを言いますが、ここではボディ・メイクアップを指します。
撮影におけるメイクは一般のメイクとは違って、モデルや俳優の体の露出度も高い場合が多く、商業目的や女優の美しさを最大限に引き出す必要のある映画等が多い。
お顔だけでなく彼女達は指先から爪先に至る迄、完璧なお肌でなければならないと意識して下さい。
よく映画や広告を見て「この人、凄くお肌キレイ!毎週エステ行ってるのかなぁ」と思う方も多いと思いますが、現実はそんなに甘くありません。
お顔のメイク同様、撮影現場に登場したモデルや女優の打ち傷、火傷、虫刺され跡、日焼けの色ムラなんかを見て顔面蒼白になることもしばしば。
でも写真家や監督は、それを当日になって本人の自己管理の甘さと責める訳にもいきません。
そこで全てはメイクアップ・アーティストの手に委ねられ、彼女達がレンズ越しに絹のような肌に映るか否かもメイクさんの全責任になる訳です。 ,br>プロの仕事としてのメイクアップとは、顔だけでなく目に見える全ての部分を美しくメイクする事なのだということを常に念頭に置いて下さい。
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★★★ どんな時にボディ・メイクが必要か ★★★
その時々の監督や写真家の好みや判断もあるので、「絶対に必要な場合」とは一概に言えないのですが、下着や裸体シーンはまず確実に全身メイクアップをするのが賢明と考えて下さい。
どんなに肌の綺麗な人でも、肘や膝の黒ずみ、血管や静脈、肌色のムラ、虫刺され等、よぉく観察すると必ずカバーすべき箇所が見付かります。
次に露出度の高い格好。 カクテル・ドレスや夏服等は要注意です。
お顔は陶器のようにスベスベなのに、足首を見たらパンプスの端から黒ずんだかかとが覗いてた‥。 ゲンナリしますよね。
そして、どんな場合でも言えるのがCU(クローズ・アップ)。
特に映画の場合は、普段肉眼で見ないような箇所をCUしたりします。
よく女優の膝から下だけをパンして、パンプスを履いた脚が歩いているシーンとかあるでしょ?
何かをメモしている俳優の手が画面一杯にドーンと映ることもありますよね。
指の関節、色ムラなく綺麗な手かチェックして下さい。
プロのお仕事場におけるメイクは、非現実な部分、極端に言えば肉眼では見えないような箇所にまでレンズが近付くのです。
レンズ越しに映る箇所は全て、メイクアップ対象箇所なのです。
そして映画館スクリーンのサイズを考えて、実際には小さな箇所がいかにでっかく披露(暴露?)されるのかを思慮して下さい。
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