2006/05/03(水)04:37
気配りと初心~その2
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一昔前のギャル・メイク風。目茶怖ぇ‥。誰もYO-YOだと信じてくれなかった1枚。
YO-YO自分でも怖いです‥。まぁメイクYO-YO作じゃないし‥。
今日の日記は怒りがサブ・テーマなので、ちょい仁王様風‥
前回に引き続きのテーマです。
さて
YO-YOがアシっていたメイクアップアーティストのKは、個人的大親友でもあった訳だが、実はYO-YOより相当年下だった。
モー●学園でメイクをキッチリ勉強し、講師にも気に入られて推薦飛び級の話もあった程のセンスと才能の持ち主だった。
先天性アート脳の持ち主で、物心ついた頃から油絵・水彩・イラスト・漫画・デジタル画像処理云々に長けていて、暇さえあれば芸術と読書三昧してた‥という背景がYO-YOとそっくりだった。
そんな彼女が、
「プロのメイクアップアーティスト目指す」と決意し、学校へ通い、実際の現場に出るまでの全ての過程を、YO-YOは親友として見てきた。
しかし学校を修了した時点でも、いかんせん若干20歳。
当然、人生経験・人間関係・様々な職業経験に欠け、‥そして何より「人としての器」のサイズが、まだまだ小んこかった‥
そこで‥熟年お姉さんYO-YOが、足りない部分をバックアップしましょう‥
という次第で、当初はアシではなく「秘書」と言った方が近い存在だった。
K及び作品の宣伝、売り込み、オファーの打ち合わせ、スケジュール管理や人脈管理、オリジナル・サイト(HP)作成&管理更新、ショーファー(運転手)その他‥
出来る事は諸々何んでもござれの頼もしい秘書YO-YOであった。←自分で言うか
若くて情熱メラメラのKは、常に新しい発想やテクを生み出して、早速それを実際に試したいっというのが日常の生活の一部だった。
しかしメイクにはモデルが要る。
んぁ?あ、私?←YO-YO。別に構わんよ。
どの道メイク学校行く前から、「着せ替え人形」ならぬ「メイクごっこ人形」役してたからに。
(特にお出掛け時には「自分でメイクする必要なくて楽チン~♪」と便利だったし)
だがな。
貴女は既に自称プロのメイクアップアーティストなのです。←Kへの心の指針
故にモデルの立場で、厳しいチェックを入れさせて頂きますよ。
もぅ以前の「お遊び」とは違うのだ。
これは本番の予行演習なのだ。
だから緊張感は同レベルで、な。
‥‥ところが‥‥
若さなのかしら?これも若気の至りと呼んで良いのかしら?
いや、Kは元来頑固な性格のA型蠍座‥だからか?
メイク中、YO-YOを「モデル」ではなく、どーしても「親友」としてしか扱えないのだ。
切り替えが出来んのだ。
●先ず所要時間。
平均4時間。これ大問題。
現場で一人のメイクに4時間もかけたら、確実にその場で代替メイクさん手配して家に帰される。
毎回YO-YOはKの膝枕でメイクされながら爆睡していた。
じゃなきゃ退屈と疲労で死ぬ
しかし実際のモデルは椅子に座り続けなければならない。
4時間も座位で拘束されたら、撮影する前から疲れてダレちゃいます。
●モデルの顔の扱い方
いかに相手がモデルと言えど、練習用のダミー人形と同じに扱ってはいけない。
感情のある人間様なのだということを常に肝に銘じて施術しなければならない。
そこに‥いきなり顎を掴んで顔の向きを変える。
(親指と人差し指で、がっ!ぐるっ!って感じで無造作に)
これ結構、実際にされるとムカつくのだ。
「おぃビックリするじゃあねぇかっ」と言いたくなる。
経験豊富なプロの美容師でも同様の行為をする人が案外多い。
がばっと頭を掴んで、警告なしに「ごっ!」と首の向きを変えられると、筋が違えて首が回らなくなるんじゃないかって位に衝撃を受ける。
(ここは整体院かよっ!‥と言いたくなる)
多分、している方は、されている方に比べて、それがどれ程に衝撃的でビックリするか分かってないのだ。
これじゃあ、相手をリラックスさせるどころか不快にさせてるじゃないの~
●口紅を塗る前に‥
さぁメイクも一通り出来上がり。
後はリップメイクを施して完了~
‥と、その前に。
必ずモデルに、
「喉が渇いてないか」
「煙草が吸いたくないか」
「お腹空いてないか」
‥と確認して、折角塗ったリップが無駄になり、塗り直すハメになるのを防ごう。
必死に施術する若い経験不足のメイクさんは、この辺りの気配りが非常に甘い。
んで、自己の事前の配慮が足りなかったのを棚に上げて、「あぁ~っ!煙草吸わないでっ!口紅がハゲちゃうぅ~!」とか言うのだ。
そりゃないだろ、おい。
あとストロー常備しましょう。常識よ
これでリップメイクがハゲるのを半減出来るのに、常備してないメイクさんの何んと多いこと。
●何があろうともモデルの顔の欠点を指摘しない
YO-YOの顔は化粧映えはするんだけど、実は結構扱い難い箇所が多い。
眉が不対称。目も不対称。唇も不対称。どうりで二重人格‥え、何んか違う?ちょっとトランプマンかジキルとハイドを想像しちゃったよ
故に慣れるまでは、なかなか思い通り上手くバランスの取れたメイクを施すのが困難。
一端コツを掴んでしまえば良いのだが、それには時間と回数がかかる‥
「YO-YOは目が細いから、大きな目の子に成功したアイメイクが出来ない」
おーいちょっと待ったのイエローカード
YO-YOが純正モンゴリアン・フェイスなのは周知の沙汰。
しかしだ、「●●さんは■■だから、▲▲は出来ない」という言い回しは絶~対っに御法度っ
例えソレが事実でも、口に出して言ってしまったらプロのヘア&メイク失格
「●●さんには、■■の方のが似合いますよ」とか、
「●●さんの魅力は■■だから、▲▲よりも▽▽の方が引き立ちますよ」という風に、
言い回しを変えて、けなしを誉め言葉に変換しなければならなぁ~いぃっ
実際このK、結婚式間近で必死にエステ通いし、晴れの日に備えて自分磨きに専念していた女性を傷付けて泣かせ、苦情を勃発させてしまったことがある‥
その女性は過去、眉毛トリムにことごとく失敗し、揚句まばら・薄毛・不恰好な形の眉毛になり果ててしまい、それを凄~く気に病んでいた。
しかも数日後には結婚式。
そこでポツリ‥と、その悩みをKに洩らしたところ‥
(彼女が期待していたのは、挙式当日メイクでなんとかキレイな眉毛に出来ないか、というアドバイスだったろう)
が。
「あちゃあぁ~、これは酷いですねぇ。可哀想~!」がKの第一声だった。
そんな事言われんでも分かっとるわーいっ!だから悩んでるんじゃないのよぉ!だから相談してるんでしょーがーっ!ってか、そんなに酷いの!?挙式目前なのに、一体私どうしたら良いのよぉ~!?
‥というようなパニック状態のショックが、その女性の心の中で旋回したのであろう‥
んで‥号泣し始めた
当然‥Kは先輩に大目玉を喰らい、デリカシーのない言動に対する厳重なお説教を受けた。
‥もちっと続く‥
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