YO-YO TAYLER ロンドン発ヘアメイクのお仕事場

2007/05/06(日)00:28

ある日‥貴方はもぅ居ない

YO-YO私事(119)

(。・・)σポチッ ランキング巻き返し狙ってます ある夜、夢を見た。 懐かしい貴方が、人込みの喧騒に紛れて、 遠くから、その鮮やかな桃色の髪をなびかせて。 「あ!●●!」 慌てて、人込みに身をよじり、 貴方に近付いて声をかけようとする。 貴方が居た付近まで到達すると、 貴方の姿はぽっかり消えている。 やるせなく振り向くと、 今度はあちらの彼方の人込みに、 また貴方の姿が! 「●●!」心の中で叫びながら、喧騒の中へと身を走らせる。 貴方が居た場所には、やっぱりもぅ貴方の姿はなかった。 一晩中、同じ現象が続いた。 見付けては追い、姿は消え、振り返り、また見付け‥‥‥ 長い長い夜だった。 朝、目覚めたYO-YOは貴方のことで頭が一杯になった。 「今、どうしてるだろう。元気にしてるかな。まだメイク続けているかな」 色々な思いが脳裏を回送し、 それと共に、二人楽しく過ごした6年間が、ぐるぐると走馬灯のように 眼前に蘇る。 好きなもの、食べ物、場所、人、音楽、映画、本、洋服、髪型、 様々なものの趣味がピッタリ似ていて、 気が合って、二人一緒によく笑い、一晩中話し明かし、 双子の姉妹みたいに、いつも傍に居たね。 貴方がメイクの勉強をすると決めた時から、 YO-YOはメイクの練習台になり、 沢山の時間を有意義に過ごし、 YO-YOを一杯綺麗にしてくれた。 その写真は、今でも大切に残っています。 居ても立っても居られなくなり、 古いダイアリーを引っ張り出し、 見付けたのは、5年前に住んでいたアパートの電話番号。 一縷の希望を持ってダイヤルすると‥ 既に存在しない番号だった。 次は携帯番号。 少し胸が高鳴る。 ダイヤル‥‥‥「もしもし?」男性の声。 咄嗟に考えることが出来ず、がちゃりと電話を切ってしまうYO-YO。 今、貴方は28歳。 もぅ結婚でもして子供も居たりするのかしら。 それとも新しい彼氏が出来たの? それを見つけ出す方法は‥ 実家の電話番号。 古いダイアリーに色褪せた、しかしクッキリと読み取れる番号。 「もしもし」 女性の声。お母さんだ。 「あ、●●さんのお宅ですか」 「‥はい」 「あの、●●さんの古い友人のYO-YOと申します。5年前に渡英した為に、音信が不通になってしまって、今、●●さんが何処にいらっしゃるかと思いまして‥」 「‥‥‥」 「●●さんは、まだ△△にいらっしゃるんでしょうか?」 「●●はぁ、もぅ△△には居ません」 「え、じゃあ、今何処に?」 「‥‥●●は‥‥亡くなりました」 「!!!」 「一体、どうして‥‥‥」 「御免なさい。思い出すから、お話ししたくありません」 「●●さんが病気で通院していた時、私も持病で、一緒に病院に通ったりしてたんです」 「やっぱり‥あのぉ‥病気が原因なんでしょうか?」 「あぁ‥そうかも知れません‥あぁ、でも分かりません!」 「まだ私の中では、あの子は生きているし、話をすると思い出すから誰とも、この話はしないし、もぅ勘弁して下さい」 「そうですか‥そうですね‥御免なさい」 「あのぉお墓参りさせて頂いても良いですか?」 「まだ、お墓つくってないんですよぉ」 ジョンさん、●●、死んじゃったって。お母さんが涙声で。でも、どうしても死因を教えてくれないの‥ 「そりゃあ、お前。明らかだろ」 そうかな‥。そう‥だよね。でも‥ YO-YOが今、此処でこぅしてヘア&メイクとしてお仕事しているのは、 貴方のメイクのお手伝いをして、 ヘア&メイクの知識や技術を盗み見て、 アシスタントしながら色々なことを学んだからなんだよ。 貴方と出会ってなかったら、YO-YOはメイクさんにならなかったかも知れない。 YO-YOの人生を変える分岐点の、キッカケになった元・親友。 手首はリスト・カットの傷跡で覆われていた。 「YO-YOが今、私に死ね、って言ったら、私ホントに死ぬよ」 なに、言ってんの。 そぅはね返して、5年間、貴方の傍で目を光らせてたんだけど。 YO-YOには行く所がありました。 ジョンさんの所。 結婚。勉強。仕事。 だから、サヨナラ言って後ろ髪ひかれる気まずい別れ方をしてしまった。 今でも想っています。 また、一緒に泣き、笑い、怒り、喜怒哀楽を共に楽しい時を過ごしたい。 28歳と言えば、女として花盛りの年。 結婚して、子供を産んで、仕事も軌条に乗って、 燦々と降り注ぐ太陽のように光り輝いて生活している、 そんな姿を想像したかった。 もぅ少しだけ、待っていてくれれば。 YO-YOが、救出に行ったのに。 肩で泣かせてあげて、肩を叩いてあげて、 背中をさすってあげて、背中を押してあげて。 それは驕りかも知れないけど、 ジョンさんは、YO-YOという親友を失った損失は、貴方にとって大きかっただろうと言ってます。 生まれて初めて、親友の大切さや意義を思い知らされました。 親友を失った貴方は逝ってしまった。 親友を失ったYO-YOは、今、孤独。 少なくとも、ジョンさんの言う通り、 貴方が、この世に居た時よりも平安であることを祈ります。 ランキング巻き返し狙ってます 立ち去る前の「ひとぽち」お願いしまっす ←清き一票(*ё_ё*)♪ YO-YOが参加してます♪応援ぽちぽちお願いしまっすっ♪

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