2007/11/23(金)05:59
ファッション・スタイリストの勘違い
(。・・)σポチッ
ランキング巻き返し狙ってます
昨日、久々に作品集更新の為にテスト撮影をしました。
ファッション&ビューティから映像系ヘア&メイクに転向して以来、テスト撮影というものにメッキリ縁がなくなり、新しい写真がなくて困ってました。
という訳で。
当分はテスト撮影をガンガンやるぞっρ(・・。と拳。
そんな中、偶然に土壇場コールでテスト撮影の話が舞い込んだので、土壇場嫌いのYO-YOは一瞬(いや、30分くらい)迷った揚句、引き受けることにしました。
使用する素材がアレクサンダー・マックイーンとヴィヴィアン・ウエストウッドだというので、それなら、さぞかし良い作品が出来るだろう‥と現金な考えが働きました。
ところで。
YO-YOは過去に撮影で多くのファッション・スタイリストと御一緒させて頂きましたが、
ふと。
ある共通点に気付きました。
それは。
ヘア&メイクアップアーティストを差し置いて、ヘア&メイクを仕切りたがる‥‥‥という不思議な現象です。
特に、若い勉強中のスタイリストに如実にソレが窺われます。
撮影開始前から、ハッキリとやりたいヘア&メイクが決まっていて、
ソレは問題なしなのですが、
あまりにもハッキリと自分のスタイリングするファッションと融合させるヘア&メイクのイメージを決め込んでいる為に、肝心のヘア&メイクさんの意見を仰ぐ気がサラサラないのです。
ヘア&メイクさんは、咄嗟の判断を強いられる仕事です。
当日の朝に初めて洋服や小物を見て、その場で素早く、どんなヘア&メイクが合うか考え決断しなければなりません。
しかし。
ファッション・スタイリストは、未然に調査をしまくり、自分の用意したファッションに合う、または合わせたいヘア&メイクを予め決めているケースが殆どです。
それは良いのですが。
問題は、彼等は所詮と言ってはナンですが、あくまでファッション・スタイリストであって、ヘア&メイクさんではありません。
YO-YOの場合、ヘア&メイクと洋服の参考写真を見せられて、
「‥え‥これって、丸々○○のコピーじゃ‥創造性やオリジナリティは何処に‥???」なんてこと、日常茶飯事です。
昨日の撮影が正にソレでした。
スタイリストの女性は、色々なコレクションのヘア&メイクを研究している為に、
自分は「ヘア&メイクのことが分かっている」と勘違いしているケース。
先ず、リクエストされたメイクは、MACとアレクサンダー・マックイーンがコラボしたクレオパトラをテーマにしたメイク。
YO-YOは、作品集の為の撮影ですから、そのメイクをベースにしつつ、自分なりの個性をちょこっとした部分部分に醸し出したかった訳です。
ところが。
スタイリストの希望は、「見本写真と全く同じで」
それじゃあ、YO-YOの作品と言えません。
素人だって出来ますよ。
写真見ながら、全く同じメイクするんなら。
そして。
ヘア~。
スタイリストの要望は、「兎に角ビッグ・ヘアで!ボンバらせて!」でした。
なので。
コシのない西欧人モデルの髪を立ち上げやすくする為に、予めカーラーで巻いて、ある程度仕込みをし、
それから、ひたすら逆毛を立てて立てて立てて、髪にボリュームを出せるだけ出した後に、
髪の表面のみを馴染ませるようにコームをかける‥‥‥
‥‥‥というのがYO-YOの計画だったのですが‥‥‥
何を思ったか、いきなりブラシを手に取って、YO-YOが馴染ませている反対側のモデルの髪を梳き始めるスタイリスト。え?手伝ってるつもり?
ちょっと待って
梳くんぢゃないの
馴染ませるだけなの
‥‥‥んが。‥‥‥
時、既に遅し。
YO-YOが30分かけてカーラーで巻いてドライヤーを当てて仕込み、逆毛を立てた髪を、見事真っ直ぐストレートに戻してくれました‥‥‥
(T▽T)(T▽T)(T▽T)
どーちて、こーなるかな
要は、ファッション・スタイリストのヘア&メイクに関する「知ったかぶり」が招く地獄でございます。
常日頃、色々なヘア&メイクをコレクションで見て、知識は豊富だと思います。
しかし、それを実際に施術する技術がないから、わざわざヘア&メイクを手配するのと違いますか‥‥‥
勿論。
言うまでもなく。
モデルの髪は、ボンバりビッグ・ヘアどころか、サラサラの風になびくストレートになってましたよ‥(ー∀ー;)
もー、ここまでくると、知らねー。
自分のイメージしていた希望を、自分のお節介で墓穴掘ったスタイリストさん‥‥‥
YO-YOは良いんですよ、別に。
ボンバりヘアをしたいと言い出したのはスタイリストで、YO-YOじゃないですから。
YO-YOは、メイクがキレイに出来ていて、ヘアもビッグだろうがストレートだろうが、一枚の作品として雰囲気があって質の良いものであれば構いません。
ただ、あくまで当初の希望と違うイメージになってしまったのは、自分で何やらかしてるのか分かってないスタイリストが余計なお世話を焼いた揚句のことなので、YO-YOを責められても困ります。
それさえなければ、昨日のことは寛大に「楽しかったから良いや」で済ませたいと思います。
この話をジョンさんにしたら、
「なんで、ソノ場で”あんた何やってんの!?”って言わなかったんだ!?」と言うのですが‥‥‥
YO-YOは「場の雰囲気を壊す」のが大嫌いな人です
たかが営利目的を含まないテスト撮影で、気まずくなったり、険悪なムードになるのが嫌なんです。
そんなくらいなら、「まぁ、これはコレであり?」と大らかに(?)物事を受け止めたい人です。
気弱ぁ~‥‥‥_| ̄|○‥‥‥
それにしても。
ファッション・スタイリストのエゴを、改めて痛感した今日この頃のYO-YOであります。
思えば、YO-YOが「もぅファッション業界は嫌だ‥‥‥」とソッコー映像系に転向したのには色々な理由があるのですが、
こういうエゴの塊みたいな人達(しかも盲目)と、関わり合いになるのに飽き飽きした‥というのが最大の事情です。
勿論、スタイリストに限らず、写真家やモデルも全く同様の事が言えます。
彼等は、ネームバリューに凄く弱くて、弱きを挫き、強きを助けるタイプの人種が多いです‥
それでも、ヘア&メイクさんをやっている限り、ある程度の頻度で作品集を更新しないといけないので、
YO-YOの性格丸出し(?)で、せいぜい操られて穏便にテスト撮影をしてゆきたいと思います。
映像系の世界の人達は、人を尊重することの重要さを知っているので、同じようなトラブルは起きません。
だから良いんです。
少なくとも、心のオアシス、映像業界がある限り、YO-YOは幸せなのであります
こうして、エゴを出し過ぎて陰で失敗しているファッション・スタイリストは、いつかツケが回ってきて、
大手の仕事をするようになった時に、自分の思い通りにいかないことを思い知りますよ。
ほっほっほっ。
それまで、せいぜい自分本位でやってるが良いざます。
それでも「ファッション・ヘア&メイクが好き!」という方々も沢山いらっしゃいます。
それはソレで、素晴らしい展望だと思うので、どうか、この話で引かないで下さいね。
要は、何事も人間関係と相互理解のしがらみです。
それはYO-YOも充分承知しているので、ファッション業界を全否定する気は全くありません。
だってYO-YOだって、お洒落好きだもん☆
ただ、「大変よ‥‥‥」という、お話でしたぁ。
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