約束の海

沈まぬ太陽、華麗なる一族、白い巨塔、不毛地帯・・・など名作を手掛けた山崎豊子さんの遺作。作品は未完成で中途、構想メモにより大まかなストーリーがチームスタッフにより綴られている。この作品は潜水事故を起こした自衛官の苦悩と平和とは何かを模索しているが作者の答えはたどり着かない。この作品が完成していれば長編となり筆者の代表作となり集団的自衛権の論争にも一役かってくれたのでは・・・と思いますが残念。長野時代に沈まぬ太陽を読んで涙し、リアルな内容と取材力の凄さに圧巻。長編は読むのが大変ですが読み終わると達成感がありますね。現代社会の問題を訴えかけ私たちに考えさせ最後は私たちが結論を出すことを求めているように思います。 天童荒太さんのドラマ、始まりましたね～相変わらず重いです。あとはヘテロの葬列を見ようと思う。小泉孝太郎は好かんがね～。