全て
| カテゴリ未分類
| 前世探査で魂のルーツを知り人生の道標に!
| 運命周期律(占術鑑定ノートより)
| 秘伝・折り紙によるダビデの星開運法とは
| パール・やまぐちの運命占術私見
| パール・山口運命占術研究室
| やまんち日記
カテゴリ:カテゴリ未分類
昔、占い塾の元に、一人の冴えない風采の青年が訪れ、これからの運命がどうなるのか占って欲しい」と言う。生年月日と姓名を聞き、筮竹を持って占ったらところ、先天的運命因子と後天的運命因子が良好な命式で、易も良い卦が出て、先生は「長年多くの相談者を占ってきたが、今日は久しぶりに良い命式を見させてもらった。もう少しいろいろと語りあいたい」と引きとめ、暫くの間、身の上話を聞いたり雑談に花を咲かせていたが、青年が何気なく、此の塾に来る途中で見かけた小さなせせらぎのことを口にした。で、その青年は、「そのせせらぎ見て最初は不安を感じた。水を自分に譬えると、水の上に降り注いで流れを覆うのは、先行き何らかの障害が待ち受けているのではないかと思ったが、考えてみれば小さなせせらぎで木の葉っぱに覆われても、いつかは広い海に辿りつくのだと考え直おした。それを漢文調のような一つの詩にしてほしい」と頼んだ。占いの先生は書や漢詩のほうも名が聞こえていて、即座に筆を執り、半紙に墨痕鮮やかに書き上げて青年に渡した。それにはこう書かれてあった。
「白雲紅葉の下、清冽たり一渓流、他日公海に注ぎ、洋々として八州を巡らん」と。「末遂に大海となる渓水も しばし木の葉の下潜るかな」がその意である。後年、其の青年は艱難辛苦して見事大企業の社長になり長寿を全うしたのであった。 此れは、私が昭和37年に神戸のいた折に、三の宮の本通商店街の古書店で見つけた占術家の著書で、「姓名の真理」という本に紹介されていたものである。青年に書いて渡した書は、勿論、此の著者である。以来、私にとって好きな漢詩となり、今でも時々口ずさむ。そうそう、数年前のことだが、中曽根康弘元総理が、これを色紙に書いていたのをテレビで見たことがあるが、中曽根さんは作者不詳とか言っておられたが、作者は姓名判断や四柱推命家で運命塾を開講していた、「ナガモリ ヨウヨウ氏」である。前半は哲学論、運命論で、後半が推命の命式の出し方と姓名術で構成された優れた書物である。関心のあるお方は根気よくあちこちの古書店(特に占術関係の古書店)に問い合わせてみると、手に入るかも知れない。とにかく、一読の価値はある本である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年01月24日 01時38分25秒
コメント(0) | コメントを書く |
|