2005/02/03(木)21:30
■腸をきれいにする その3
●便秘の原因
動物の中で便秘をするのは人間だけです。
野生で暮らす動物は便秘はしません。
それも動物の場合は、1日1回食べれば1回ウンチをして、2回食べれば2回します。
そう考えると毎日お通じがあるよ、という人でも動物から見たら、「けっこう便秘ですね」という感じです。
まして、3日出ないとか、1週間も出ないなんてなると動物だったらお腹がはち切れそうになってしまいまよ。
「なんで、動物はそんなにお通じがいいの」って。
それは、なんでも丸ごと食べるからです。
そうすると食べているものの半分以上が皮や筋などの繊維です。
繊維は消化吸収されませんので、食べた量だけ便の量が増えるんです。
それに比べると人間の食べ物は、やわらかいものが多い。
なんでも皮をむいて、さらに食べやすくするために、調理でやわらかくします。
やわらかいものは繊維があまりないものが多いので、便の量も少なくなる。
そうすると便意を感じなくなる。というサイクルです。
さらに大きな原因は忙しい生活とストレスです。
胃腸はゆっくりしているときによく働きます。
それは胃腸の働きが副交感神経に支配されて動いているからです。
ストレスを感じていたり、忙しいときは交感神経が優位になっているので、胃腸の働きは抑制されるのです。
まあ考えてみれば、敵が襲ってきそうなときはウンチなんかしてる場合じゃないですもんね。
便秘で困っているあなた。
毎日バタバタと忙しいんじゃないですか。
ストレスが多くて、緊張することが多いんじゃない。
そうです。
そんな毎日が胃腸の働きを押さえつけて、ウンチをためこんでしまっているのです。
そんなこと言われたって、私だって好きで忙しく働いているわけじゃないのよ。
ストレスのない生活を送りたいのよ。
だけど、毎日会社にいって仕事していたら、そんなのんびりしてもいられないじゃない。
そうですよね。
そんな気持ちよくわかります。
そこで次回は「どうすれば便秘は解消できるのか?」を紹介します。